忍者ブログ
ADMINWRITE
只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
[7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

古代編パロのユウギと違って、学ランを着ている武藤さんが古代エジプトに行っちゃったどうしよう。な話。
ノリで書いてます。(笑)
AIBOのキャラが途中で変わります。読んでたらわかるけどね。気を付けて!!\(^0^)/
暴君ファラオっぽい

長すぎな話なので注意!!


気がついたら砂漠の中で僕は倒れていた。

 †えぇいこうなりゃヤケクソだ!!†


「何で砂漠?世界崩壊?」
ボーっと砂に埋もれながら空を見る。
もう一人の僕。
と語りかけて気付く。
千年錘がない。

盗られた!?慌てて立ち上がり少し歩く。
でもこれって夢かな。と思い直してまたぺたりと座る。
「もう一人の僕…」
じりじりと自分を照らす太陽が暑い。
きっと夢だ。暑いと思っても夢だ。バサリと学ランの上着を脱いで立ち上がり、直感でまた歩き出す。

歩いて居ると砂に捕らわれる足にどうしようも無く苛立ちがつのり、僕は上着を敷いてその上倒れ込んだ。


目が覚めると砂の感覚は無く、柔らかいベッドのシーツの感触を感じた。
「やっぱり夢かぁ。」
景色が違う。
ガバッと起き上がって辺りを見ようとすると
「動くな!!」
と男の人の声がした。
「…」
声のする方を見ると褐色の肌に白い服を着た人が立っていた。
その人は僕に近づいて先程とは全然違う声色で
「私の言ってる事が分かりますか?」
と聞いてきたのでこくりと頷いた。
「あなたは今砂漠の上で気絶していたため少し火傷をしています。だから余り激しく動かないように。」
「僕は…ゴホッゴホッ!!」
この人が言ってる事が分かるから僕の言葉も通じると思って聞こうとしたら喉がカラカラで上手く言葉が話せない。
「あぁ水をどうぞ」
渡された水をゆっくり飲む。
「ハッ…すいません。僕はどうして…ここはどこですか?」
「砂漠で発見されたあなたは王宮で保護しているのです」
「王宮?保護?」
「ええ。」
何で夢なのに覚めないのだ。そう思いながらもまた、何故僕みたいな異色の者を保護してるのかを聞こうとしたら

「マハード、ソイツ起きたのか?」

凛とした声が部屋に響いた。
「ファラオ…」
「ファラオ?」
ファラオってエジプトの王様だよね。王宮って本当に王宮なんだ。
そんな事を感心しているとファラオと呼ばれた人がこっちに向かってきた。
顔が見える所まで来て、顔を見て僕は驚いた。
「もう一人の…僕?」
肌は褐色だけど、もう一人の僕そっくりだ。小さく小さく思わず言ってしまったけど。
「ほぅ…随分可愛い顔をしているな」
なんて顎を掬われて至近距離で言われてしまって僕は少しカチンときた。
「何か話してみろ」
うわ、何この命令口調。しかも何か話してみろって困るよね。何話せばいいんだよ!!
「……」
「マハード、コイツは話せぬのか?」
「いえ…」
「話せ。」
いや、あのね。だから何話せばいいんだよ!!
「ハジメマシテ。」
僕は固くそう言った。間違ってはないし。
「ふむ。固いな。どれ、これから余の質問に答えろ。普通にな。」
こくりと頷く。
「まず名前は」
「遊戯」
「年齢」
「17」
「余と同じ年か。そうには見えぬが」
「君は失礼だなぁっ!!」
気にしてる事をズバッと言うなんて酷い!!そう続けて言うとファラオはクツリと笑って人差し指でまた僕の顎を掬った
「失礼なのはどっちだ?一般庶民が王に敬語も使わずに話すとは。」
「ぐ…」
「まぁいい。性別は?」
「男です!!」
「ははっ…敬語でなくとも良い。ユウギ。着替えて貰おう」
パンパンとファラオが手を叩く。
「ファラオ!この者はまだ火傷が…」
女の人が数人入って来て僕をベッドから引きずり出す。腕が少しヒリヒリする。
「あぁ。薬湯を後でやる。そこまで酷い火傷ではないのだろうマハード?」
「まぁ…酷くは無いのですが」
「よし、連れていけ」
「ちょっちょっと…」

浴室に連れて行かれて
体を洗われそうになって必死で止めて貰って浴室から出たらまた女の人に囲まれて着替え方が複雑なものですからなどと言われて
着替えさせて貰って……絶句した。

どうみても可笑しいでしょうこの服。

薄い薄い布地で作られたワンピースみたいな服はどうみても男ものじゃない。
よくお似合いですよなんて言われてまた引っ張られて違う所に連れて行かれる。
「ファラオ。支度が整いました」
女の人がそう言うとファラオは何か言って僕はまた引っ張られた。
しゃらしゃらと装飾が鳴る。
豪華な椅子の上に腰掛けているファラオと目が合う。
「ユウギ。来い」
「…っ」
そう言われて歩むと同時にファラオの周りに居た女の人達が退く。
ファラオは絶対に変な僕の服装には突っ込まず
「似合うな」
と笑うだけであった。畜生。
「僕男だって言った。」
「でも男の服装よりは似合っている」
「嬉しくない」
「可愛いな」
「……嬉しくない」

「まぁ座れ。」
そう膝を指差して言う。僕がファラオの目の前に座ろうとすると
「違う。こっちだ」
ぐいっと腕を引っ張られてファラオの膝の上に乗せられる。
「ちょっと…何なのさっ!!」
「気に入った。お前は余の側仕えだ」
「はぁっ!?」
「まあ、余がお前を気に入らなくなったら即刻首を跳ねる」
「…気に入らなくなったら僕は元の服に戻れるって事?」
「飽きたらそうだな。気に入らなくなったら首を切る」
「ファラオ。キライなものは?」
「…ほぅ…まぁ教えてやろう。薬湯と神官共の説教と媚びる女だな」
「分かりました。」
僕はニッコリ笑ってやった。よし、嫌われるようにしよう。こんなスケスケの服着ていなきゃいけないんだったら死んだ方がいい。
「笑うと可愛いな」
「そうですか?」
笑顔を貼り付けながら僕は自分のキャラを作ろうと頭の中で必死に考えた。
「あぁ。凄く、な」
「嬉しいなぁ。もしかしてファラ、んっ」
え、なにコレ。
何で僕キスなんかされちゃってるの。
「んっんー、ふっ」
ちょっと待ってよ。あの、僕男なんだけど。やだ。やだ。なんか口ぬるぬるする。うわぁぁ…べろちゅーだ。僕ファーストキスなのに。男と。しかもべろちゅー。最悪。

「はぁっ…」
ようやく開放されて眉間にシワを寄せてファラオを見るとファラオは嬉しそうに笑った。
「まるで処女だな」
カッチーン!!
ああでも此処で怒ったら僕がしようとしているキャラ作りが台無しだ。媚びる女の人になりきれ僕。
「ん、ファラオ…もっと…」
ふふん。媚びる人が嫌いって事はこういうもっと望むという態度が嫌いなんでしょ。分かってるんだからね。さぁ、早くこんな僕を王宮から追い出してよ!!
「ほー。随分嬉しい事をするな」
え?
「ん…!」
まさかの!!まさかのカウンタートラップなのファラオ!!
「ふっんぅ…はっ、あ…んん」
うえー…失敗しちゃったんだぜー…気持ち悪い。くちゅくちゅと音が鳴って頭がボォッとする。
「ふっ…ん!」
ビクリと体が震えた。なにこれぇ!?
ちゅ、と軽い音が鳴ってファラオはやっと離れた。
「はぁっ。はっ…」
「上顎が弱いのか」
知らないよそんなの!!
つぅ…と顎から垂れている唾液を舌で拭われてクスリと笑われまた顎を掬われる。

「もっ、や!」
僕は顔を背けて否定する。
「もっと、なのだろ?」
「やっ…もう結構です」
またされたら…たまったもんじゃない!!
「遠慮するな」
「してない!!」
腰をガッチリ固定されて動けない。
考えろ考えるんだ僕!!最強のデュエリストの名にかけて!!(本当の最強デュエリストはもう一人の僕だけど)
「ふぁ、ファラオ!」
「ん?なんだ」
「薬湯っ、くれるって言った!」
「ああ。」
そういえば。と言って僕の肩をベロリと舐める。
「いたっ…」
ジリジリと舐められた肩が痛む。
「苦いのと痛いの、どっちがいいか?」
「苦いほう!」
痛いのはゴメンだ。僕マゾじゃないし。
チリンチリン。
ファラオが鈴を鳴らすとマハードさんが走って出てきた。
「ファラオ!」
「あぁ良い。分かっている。それより薬湯を頼む。飲む方な」
手をヒラヒラと振ってマハードさんの話を聞こうとしない所を見ると本当にお説教が嫌いなんだ。と納得する。
しばらくして薬湯が来た。
来てしまった。
「飲まないのか?」
膝に乗せられたまま聞かれる。いや、うん。
どうみても不味そう。飲みたくない。
舌を一度薬湯にくっつけてみた。
飲んだら死ぬかも。そんな苦さ。
「……!」
僕は閃いた。ファラオは薬湯が嫌いなのだ。流石のファラオもこの薬湯なら大嫌いだろう。
「ねぇファラオ~」
後ろのファラオの胸板に体重を少しかける。
「ん?なんだ」
「僕薬湯飲みたくないなぁー」
「火傷が綺麗に治らないぞ?」
ええい。うん。迷うな僕。僕は女の人。ファラオにウザがられる女の人の仮面を被るんだ!!
「僕、口移しじゃないと飲めないなぁ。ね、だめぇ?」
わざわざ変な言い方までしての魔法カード「おねだり」これは好きでもない奴にやられるのはウザいでしょ。早く断ってよ。僕はファラオを見つめる。
ファラオは僕の体をまた反転させて向かい合って、
僕の手から器をヒョイと持ち上げて薬湯を飲んで僕にまたキスをした。
「!!」
酷すぎる。
魔法カードの効力を消さずにそのまま受けるだなんて!!
「っ!!!!」
僕はゴクリと唾液と薬湯が混ざった液体を飲んでしまった。
「あと3回か」
器を見てファラオはそんな事を言う。ショックだ。嫌いな物じゃないのか!?
「う゛…ファラオ…苦い…」
「そうだな。だから余は嫌いだ」
くそー!!嫌いなのに何で了承するんだ!!

その後3回苦い苦いキスをされて最後に口直し。
などと言ってまたキスされた。

「それよりさっきからお前は余を誘うのが巧いな。余の嫌いな物を克服させてくれようとしているのか?」
「……」
全っ然違うんですけどねー!!!!
むしろノリノリなファラオが可笑しい。嫌いな物とかどうせ全部嘘なんだろ!?
「ユウギ。お前の部屋は余の部屋だ」
「はい?!」
「なんだ。」
「いっ…いいえっ、嬉しいなぁーファラオと一緒の部屋だなんてぇ。」
僕は頭をファラオの胸になすりつけて必死で媚びる。
「今宵は、初夜だな」
「……え?」



その夜僕はファラオにがっつり食べられてしまったのであった。


**********
助けてもう一人の僕!!
頑張っても逆効果になるバカ相棒も好きです。
ファラオが面白いキャラになりすぎてる^^^^^^^^^

長すぎだこれ

拍手

PR

†人間磁石論†

「人間ってさ、大きく分けて2種類だよね。」
昼飯の時間、いきなり獏良はそんな事を言う。
「あぁ?男と女じゃないのか?」
「違うよ。NとS」
「MとSじゃねぇの?」
そうオレが笑って言うと獏良は僕どっちでもないよソレ。なんて言ってまた言った。
「だからね。N極とS極って事。」
獏良がそう言うと
「磁石のNSか?」
と本田が聞く。そうそう。獏良は頷く。
「でも、どういう判断でそうなったの?」
と遊戯。
「グループとかクラスの中での交友関係見てて何となく分けてみたんだ」
「へぇ…」
要は暇だったから人間観察してたんだろ。オレは内心毒づいた。
「で、僕が考えるに、」
「遊戯くんはN極。で、僕と本田くんと城之内くんともう一人の遊戯くんがS極。」
「S極多くね?」
「でも合ってると思うよ。遊戯くんを中心に僕らは動いてるんだから」
獏良は笑う。
「あ、ねぇねぇ…杏子は?」
遊戯が焦ったように聞く。獏良は、んーと少し考えて
「僕的には真崎さんはN極だなぁ」
そう言われて遊戯は少し落ち込んだ声でそっか。なんて言った。
遊戯と杏子は反発はしてないけど引き寄あう事も無い。あぁそうか、もう一人の遊戯には杏子引き寄せられてるか。

あながち間違ってないかもしれない。

「なぁ獏良、お前って凄いよな。よくそんな事思いつくもんだ。」

オレはちっと冷たく、そう言った。


「海馬くんは?」
遊戯がまた聞く。
「え?完璧にS極じゃない。」
獏良はコロコロ笑って言った。

あぁ成る程な。オレは大きく頷いた。


***************
変な獏良^^^^^^^^
こういうネタも好きです。

拍手

パラレルパラレル。
十表。表さんちょっと年上かなって感じ。
2人は一緒に住んでるかもしれない←


  †ホット・コールドトゥミー†

「あれ?」
遊戯は洗濯物を干しながら、ふと気付く。
「君、出掛けるんじゃなかったっけ?」
雑誌を読んでいた十代は顔を上げて
「そうでしたっけぇ?」
と驚いた顔で返す。
「じゃ、今日出掛けないの?」
最後の一枚を干して振り返る。
「出掛けませんけど」
遊戯をまっすぐに見つめて十代は言う。
「あれ~?」
可笑しいなぁ。と呟きながら外へ洗濯バサミに挟んだ洗濯物を出す。
振り返って十代の座っているソファーに腰掛けようと歩いていると十代の目が自分をまだ捕らえていることに気付く。

「なぁに?僕に何かついてる?」
「いいや。別に…ただ…本物の方がいいなぁって」
「本物?」

訝しげに十代を見ると手には雑誌。
「いきなり何なのさ」
と言いながら十代の手から雑誌を抜き取る。
「あっ!!」
わたわたと手を動かす十代を無視して遊戯は十代の読んでいた雑誌を見る。
「…十代くぅん?」
「わー!!わー!!」
遊戯の手にした雑誌の今開いているページは、『武藤遊戯さんに特別インタビュー!!』と自分のインタビュー記事が載っているページだった。
「君ねぇ!!せめて僕の居ない所で読んでよ!あぁもう恥ずかしいったら…!」
ギャーギャー一人騒ぐ遊戯の腰に十代はそっと腕を回して引き寄せた。
「!…」
「でも、さ」
「でも?」
「やっぱり本物がいい。」
そう言われて遊戯は雑誌に載っている自分の写真を見る。
「…本物のどこがいい?」
ポツリと呟くと十代も

「あったかくて、生きてる所。」

と小さく返して遊戯はふわりと笑い十代の髪をくしゃりと撫でたのだった。


だって写真のあなたはこんなに優しくオレに触れないでしょう?

************
ついに十代と相棒\(^0^)/
十代は1期が一番書きやすい筈なんだが…な…
キャラの視点じゃないと本当に書きにくい。なぁにこれぇ

最初はもっと薄気味悪いお話だったのを無理やり修正。



題名はローマ字にすると2種類できるし、どっちもやりたかったからカタカナ。
To me ってトゥミーでいいのかな←

拍手

魔王様体乗っ取り計画


気付いてしまった。

「遊戯。オレにはお前が必要だ」
めの前にいる自分に似ている姿の男の子が深紅の目で僕を見つめる。
心の中まで見透かされて居るようで僕はその目が少し怖いとおもった。

「もう一人の僕…」
いつものようにそう呼ぶ。名前を知らないから、こんな呼び方で彼を呼んでいる。
「僕は、君に…必要とされたかった。……うん、いいよ。君が望むなら。」
僕は深紅の目を見つめ返す。
「本当に、いいのか?」
「うん。嬉しいんだ。僕は。必要とされて。」
もう一人の僕の両手を握る。
いじめられっこな僕は誰にも必要とされない。だから、初めて必要とされて、嬉しいのだ。しかも自分を必要としてくれたのは今まで何度もお世話になったもう一人の僕。
そんなもう一人の僕が望んでいるんだ。
僕が叶えてあげられる事は叶えなくては。
「もう一人の僕。」
もう一人の僕はぎゅっと僕を抱き締めた。初めての感触に少し戸惑う。
「遊戯。もう一人の…オレよ。」
あったかい。そんな事をぼんやり思いながら僕は目を閉じる
「…すきだよ」

僕の意識はそのまま薄れていった。

その時もう一人の遊戯が喉をクツリと鳴らして笑っていた事を遊戯は知らない。


その後、いつもの武藤遊戯は居なくなったと聞く。

あぁ。気付いてしまったんだ。

体を渡してもいいやって位君が好きだって事をさ!!




***************
乗っ取り魔王様ネタ。
絶対みんな考えるよね!!←
魔王様は基本相棒の事好きすぎるか、物扱い。
ええいこのドSがっ!!みたいの書いてみたいようなみたくないような。

拍手

なんでもありパラレルその3


教室に人が集まり、始業チャイムがあと10分位で鳴る。そんな時間に

ガラガラ
「うっぜーんだよテメェは!!」
「そんな照れる事ないだろう?僕には分かるよ。君のその熱い思いが!!」
「ちげぇっつってんだろ!!」
バクラ君と天上院くんだ。
二人はこっちに近付いてきた。
「お、おはよう2人とも」
「お前ら…相棒が困ってるだろう、近寄らないでくれるか?大体何故バクラがオレのクラスにいるんだ」
「おはよう武藤くんズ。ファラオ、実はね、バクラはちょっと遊戯くんに用があるのさ。だから席を外して貰えると…」
ちょっと傍観してた僕に天上院くんが目を向けてきた
「えっ、僕に?」
僕はバクラ君を見る。バクラ君は天上院くんに向かって口を開きかけたその時、

「相棒に用?席を外さなければならない程言いにくい用なのか?バクラ」

もう一人の僕は鋭い声で言った。
言われたバクラ君は慌てて反論する。
「ちげぇよ!!別に誰が居ようが居まいが関係ない伝言だ!!」
「またまた、僕には分かっているよ。君は遊戯くんに告白するんだろう?」
天上院くんがバクラ君の肩をポンポン叩くとバクラ君は手を払う。
「告白?」
僕は何を告白されるのかさっぱりなので聞き返す
もう一人の僕は珍しい位重低音で
「バクラ…久しぶりに闇ゲーしようぜ。勿論デュエルだ。」
なんて言うから焦ってしまった。やめてよもう一人の僕!!と言ってもう一人の僕の肩を押さえる。
「ば、バクラ君は結局何の用なの!?」
そう言うとバクラ君はオレ様には意味が分かんなかったけど、と溜め息まじりに言い、
「宿主が明日まで待って。だとよ。ついでに今日宿主は来ねぇ。そんだけだぜ?分かったか王様よぉ?!別に告白とかじゃねぇからウジャト閉まってくれねぇか?」
「…ふん」
「え、それだけなのかい?」
「うっぜーよテメェは!!これ以上は何もねぇ!!じゃあな遊戯!!オレ様は確かに伝えたからな!!」
バッと身を翻して教室から出て行くバクラ君に天上院くんは
「勇気ないねぇ」
と溜め息まじりに言っていたけど、どういう意味で言ったのかは残念ながら僕には分からなかった。

「あ、もうチャイムなるよ2人とも。席に着かなきゃ。」
「おや、本当だね。じゃあ。」
と手を振って自分の席に戻った天上院くん。
「君も!!早く自分の席行きなよ。藤原くんの迷惑!!」
「オレはもう一度席替えを希望するぜ…」
「城之内くん居るからいいでしょ」
「……まあ、な」
「ほら!!早く戻る!!」
「…」
カタリと音を立てて椅子から立ち上がり、もう一人の僕は僕をまた見て
「次こそ隣か前になれるといいな」
なんて言ってきた。
うーん、出席番号順だと君の後ろなんだけどね。
そう口には出さずバイバイ。と手を振るだけにした。


まだまだ今日はこれからである。


************
吹雪さんにちょっかいかけてほしい。(相棒を)
アテムのあだながファラオ。バクラとマリク達がつけたあだな^^^^^^^
藤原くんはGに出てきた藤原くん。
多分←

拍手

前回の続き。DとG混合の何でもアリなパラレル\(^0^)/


「うん、やっぱり僕たちが一番だね」
ガラリと開いたドアを閉める。
「その方がいいけどな」
「そう?」
もう一人の僕が自分の席に行くのを見て
僕も自分の席に向かう。
ノートを数冊机に入れて筆箱を机の上に置くと、机の上にカバンを置いただけのもう一人の僕がこっちに来た。
「相棒」
「なに?」
「………お前」
もう一人の僕が焦ったような顔をしてる。どうしたんだろう。
「オレと組むの、嫌になったのか?」
僕の手を包んで、そんな事を大真面目な顔で言った。

「はい?」

どういう意味なのかさっぱりだ。
「ちょ、ちょっともう一人の僕?」
「オレよりヨハンと組みたいのか?」
ぎゅうっともう一人の僕の手の力が強まる。
「何でそんな話…」
「さっき話してただろ?」
「え?……あ、あぁ、タッグの話?」
「ヨハンと組みたいと言ってたな」
「う、うん…まぁ」
「オレとは組みたくないのか?」

……何でそうなるのさ。

「さぁ、はっきり言ってくれ、相棒!!」
じっと見つめてくる深紅の瞳はぎらついているようにも見える。
「…アテム。」
静かにそう言うともう一人の僕はピクリと反応した。
僕がアテムと呼ぶのはとても少ない。それも怒った時が多いからだろう。
「あのね、確かに僕はヨハンと組んでみたいよ。でも、何も君と組むのを止めるとは言ってないじゃない」
目の前にある深紅の瞳を見詰める。
「君とはずっと組むよお互いに望んだ時に、ね。なんてったって僕は君の相棒だし?」
あ、今深紅の瞳が潤んだ気がする。
そう思った瞬間ガバァッともう一人の僕が僕を抱きしめる
「相棒ォォォォォっ!!」
「んっ、ちょ、苦しいよ…もう一人の僕。」
グリグリと頭を振って僕の頭になすりつく。少し痛い。
ピタリと頭を振るのを止めるともう一人の僕は僕の目を見て
「相棒、キスしたい」
なんて言うからさ、僕ビックリしちゃうよもう。キスしたいってそんな子供みたいな事
言わないのって、えぇ?
キスゥ!?
キスってあれだよね?!唇をどっかに押し付けるやつ。
え?この状況で何言ってるのもう一人の僕!?
「相棒…」
「もう一人の…僕…」
顔近い。
もう一人の僕が はぁ…と熱い吐息を僕の口元にかけてくる。
睫長いなぁ…いやいやいやだから顔近いって!!
ぎゃー!!もう一人の僕の深紅の瞳が更に近付いてくる。
体を強ばらせてももう一人の僕の体を押してももう一人の僕は止まりそうにない。
まずいって。や、ちょっと…

ガラガラッ

ガクリともう一人の僕は僕の肩にうなだれた。
「あ…丸藤くん。おはよう。」
助かった。丸藤くん有難う。今度君が同性の人にキスされそうになったらその時は僕が助けてあげるね。
「ああ、おはよう」
「丸藤…お前」
「何だファラオ。」
「ちっ、何でもないぜ」
ちっじゃないよもう一人の僕。
「ところでお前たちは何をしてるんだ」
もう一人の僕が僕に抱きついてる状態。うん、クラスメートらしからぬ場面だよね。
「丸藤…お前が来なければ…」
もう一人の僕がぎろりと丸藤くんを見るけど丸藤くんは溜め息をついて自分の机に行った。
もう一人の僕は僕の前の席の人の席に座った。

ガラガラ
「ゆーぎー!!アテムゥゥゥゥ!!」
扉が開いたと思ったらいきなりご指名とは思わなかった。
「城之内くんおはよう!!どうしたの?」
「おはよう城之内くん」
「はよう!!2人ともノート見せてくれよ!!」
「えぇ?」
「数学のノート!!」
「いきなり何で数学のノートなんだ城之内くん?」
「昨日宿題を珍しくオレがやろうとしたら数学のノートが真っ白すぎて問題どころの話じゃなくってよぉ!!」
「城之内くん授業中寝てるもんね」
朝バイトして疲れてるからだよね。きっと。
「で、いつノート提出が起こるか分かんねーから、今日ぱはっと写しちまおうかと」
「なるほど」
「感心するところじゃないぜ相棒。」
「あ!!」
「なんだよ遊戯!いきなりデカい声出して」
「僕昨日の理科ノートに何も書いてない!!もう一人の僕のせいで!!」
「なっ…何でオレのせいなんだ相棒!!」
「だって君が昨日新しいコンボ考えたとか言って理科の授業中ずっと話してたじゃんか!!」
そう言うともう一人の僕は自分の机に向かいノートを見る
「……オレも、途中までしか書いてないぜ…」
「ほら!!君授業中にデュエルの話するの禁止!!」
「そう心がけるぜ…」
「獏良くん今日早く来ないかなぁ…獏良くん変な箇条書きあるけど」
思いがけない問題に僕がぐるぐるしていると目の前にスッとノートが出てきた。
「ん?」
不思議に思って顔を上げると
「丸藤くん。」
「使え。」
「カイザーお前…」
城之内くんは目をかっぴらいて凄く驚いている。いや、僕も驚いてるけどそこまで驚く?って位驚いてる。
「いいの?」
「良いからこうやって渡してるんだ」
「そっか。そうだよね有難う!!」
僕はにっこり笑って感謝の言葉を言うと丸藤くんはフ、と笑って席に戻った。
「やっぱり遊戯ってすげぇ…」
「……やはりアイツもか…」
がっくりとうなだれる2人。

「どうしたの2人とも?」

とりあえずノート写させてもらおう。
丸藤くん字綺麗だなぁ。ハネと払いが男らしい。


**********
第二。
前回の続き。
カイザーの口調分からない^^^^^^^
社長に近いかな。どうかな。
次吹雪書きたいな。
学食とか。
どこまでも続く相棒総受けのロード!!(死んでこい)

拍手

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アバウトリンク
当サイトは二次創作サイト様に限り、リンク・アンリンクフリーです。
アドレス: http://memame.blog.shinobi.jp/
最新コメント
[06/08 7スター]
[03/28 乙夜]
[02/11 終夜]
[01/19 終夜]
[01/09 終夜]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
聖めまめ
性別:
女性
趣味:
絵を描く・妄想…?
自己紹介:
ついったのIDは[hijirimemame]です。日常とオタク話中心ですが(笑)
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(10/25)
(10/26)
(10/26)
(10/26)
(10/26)
カウンター
フリーエリア

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ 感情交差点 ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]