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クラエアです。
もしもエアリスが復活したら~みたいな感じで更に未来設定になっております。よろしければ、どうぞ





「ねえ、クラウド」

部屋に入った時からなにやらそわそわとするエアリス。
「どうしたんだ。らしくない」
首を傾げればあのね、と視線を合わせて真剣な表情で


「私、クラウドと外に行きたい」

等と言う。

「ふっ……どうしたんだ」
「うーんとね、なんていうのかな。デートまで行かなくてもいいの。ただクラウドと一緒に外に行きたいなぁって思って。」
「……そうか。……体の調子はいいのか?」
この前風邪で倒れたばかりだろう。
するとエアリスはふくれて、大丈夫だよ、治りました。
と子供っぽくいうものだから笑ってしまう。

「なら、外出するか。どこがいいんだ?」
「………どこでもいいよ。って言いたいところだけどそれだとクラウド、困るよね?」
「…そうだな。」
「うーんと、じゃあ前一緒にケーキ食べたところ、覚えてる?」
「……ああ、あそこか。」
確か前にエアリスが食べたいと言って行ったカフェ。
あそこをエアリスは大層気に入っていた。

エアリスの誕生日である明日は休日だ。

ああ、そうだ。エアリスの誕生日だ。


「なら、今日は早く寝るんだな。」
「はーい、早く寝ます」


さらさらと巻きの取れた髪に手を差し込んで額に口づけるとエアリスははにかんだ。

「「おやすみ」」

 

 

天気は珍しく快晴。雪も無いし雲もない。
本当に、良い天気だ。

「エアリス、まだか?」
「ん~!もうちょっと、待って。すぐ行くから…」

ヘルメットを持って玄関で待つ。
なんだか緊張するな。
いやに落ち着かない。二人で出かけるなんてよくある事なのにも関わらずだ。

「お待たせ」

と言って姿を見せたエアリスに俺は息をのむ。

うっすらと化粧を施して、髪型もいつもと違う結い方で服も随分可愛らしいものだった。
「おめかししてたの。ごめんね遅くなって。さ、行こ?」
「あ、ああ。行こう」

靴を履いたエアリスの手を引く。
「エスコート、するか?」
「……えへへ、ありがとう」
けれど、そんな可愛らしい服を着たエアリスをバイクに乗せるのには少し抵抗があった。

………車の免許も取るか真剣に悩んだくらいには。

店につくと店員に奥の方へ案内され、エアリスがくすくすと笑う。
「なんだか、私緊張してる。」
「……俺もだ」
「え?クラウドも?……ふふ、変だね、私たち。」
「そうかもな」
メニューを見て、注文をし、二人でランチが来るのを待つ。
「やっぱり。素敵だなぁ」
「ここがか?」
「うん、そう。何かほっとするの」
氷水の入ったグラスをカランコロと音を立たせながらエアリスはふふ、と笑う。
「どうしよう、私にやにやしてる」
「そうだな」
予想外の言葉に苦笑するしかなかった。
彼女も自分と同じようにこの状況を楽しんでいるのかと思うと、よかったと心の底から思う。
頼んだものが届いてぽつりぽつりとエアリスと話す。


「私ね、幸せなんだ」
「?」
「クラウドと、一緒に居て、一緒にご飯食べて、喋って。幸せ」
「…いきなりどうしたんだ」
「一緒に居てくれて、ありがとう」
って言いたかっただけ。とエアリスは最後の一口を口に入れる。

…………先を越されたような気がする。
俺が、言う事なのに。俺が言うべきことなのに。

 

「エアリス」

「ん?なあに?」

ポーチから小箱を取り出してエアリスの前に差し出す

「誕生日、おめでとう」

「……あ、ありがとう」

壊れ物を持つかのように、そろそろと小箱を持つエアリス。
「開けても、いい?」
「あんたにあげたプレゼントだ。好きにしてくれ」
じゃあ、遠慮なく。と言ってするすると細い指が包装を解いていく。

「綺麗なイヤリング」
「………あんたに、似合うと思ったんだ。」

「………ありがとうクラウド」

微笑んで、イヤリングを右耳につけて、ふふ、とエアリスがまた笑う
「似合うかな?」
「……ああ、似合ってる」
「あのねクラウド」
「…何だ。」

「幸せだなって、すごく思うの。本当にありがとう」

ぽろりと一粒涙が落ちて。

彼女は今までで一番綺麗に微笑んだ。


************
「実は、指輪かなって期待してたの」
「欲しいのか?」
「うん、ちょっとだけ」
「欲しいなら、やる」
「ほんと?」
「ああ。来年の誕生日にでも。」
「嬉しい。待っちゃう!」
「あーあ」
「どうした」
「幸せすぎて困っちゃうって事、あるんだね」

*******************

HAPPY BIRTHDAY!エアリス!

って事でおめでとうエアリス!!!!!!!!!!1
多分本編で復活したら、彼女は毎日幸せをかみしめて生きていくんじゃないかと。
そう思って書きました。
私の中では生きてますがね…!!!
 

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