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GとDの何でもありな学園モノパラレル
今度はみんなのターン!!
「ぎゃー!!」
昼休み開始直後に相棒は叫んだ。
†お昼のじかん†
「どうしたんだ相棒!!」
相棒の机に駆け寄る。
「どうしようもう一人の僕…」
オレは相棒に何か起きたのかと凄く心配になった。
「ど…どうしたんだ?」
「お財布……忘れちゃったみたい」
「ああ…」
なんだそんな事か。
それ位なら普通に奢るぜ相棒。
オレは財布から160円を出して相棒に渡す。
「ほら、これでハンバーガー買えるだろ」
「もう一人の僕…!!!!!」
ありがとうありがとうと何度もお礼を言われる。後で返すからとも。
だが相棒。この後からが大変だぜ
基本的にこの学園では学食が昼食だ。
マメな女子は弁当なんか作るがそれも一握り位だろう。
学食は種類が豊富過ぎるくらい豊富で豪華だ。寿司やらピザやらハンバーガーまで有るんだからな。
「相棒。早く行こうぜ」
席が無くなる。
そう付け足すと相棒は慌てて
「あっ、うん。行こう!!」
と返事をした。教室には既に半分位人数が減っている。
「あーなんで財布忘れちゃったのかなぁ」
「鞄に入れ忘れただけだろ?」
「あー…ぅうぅ~」
ごめんねもう一人の僕。後で返すからね。なんて相棒は言うがきっとそれは叶わないぜ相棒。
食堂に着いて城之内くんに会う。
「おーっす!!」
「あれ?城之内くんまだ買ってないの?」
「ん、ああ。なぁ遊戯、今日財布忘れたんだろ?」
「えっ!!う、うん。」
俯いて何か考えている相棒から目を離して城之内くんがオレに目配せをする。
「オレが160円貸したんだぜ」
そう言うと城之内くんはニシシと笑って
「遊戯、手ぇ出せよ」
と相棒に言うと相棒は素直に手を出す。
チャリン
「え?」
「160なんかじゃ少し足らないだろ?ビッグ行けよビッグ!」
と言って城之内くんは相棒の手に40円を落とした。
「あ、ありがとう城之内くん!!」
相棒は叫んでお礼を言う。
3人で列に並ぶと前の団体はカイザーと天上院だった。
「おや遊君たち。」
「丸藤くん!吹雪くん!」
「相棒。一緒に頼ませて貰おうぜ。」
「君ねぇ…」
「構わない。」
「じゃあ注文を聞くよ。席は一応優介が取ってあるよ」
「オレはBランチとウーロン茶」
「俺はん~カレーうどん!!と日本茶!!」
「僕はビッグバーガー」
次々に注文をしていると不意に相棒は
「珍しいね。もう一人の僕が飲み物頼むなんて」
と言うものだから
「ああ。お前と2人で飲めるだろ?」
なんて返して天上院たちとはじゃあな。と言って列から離れた。
藤原を見つけて3人で腰掛ける。
「今日は随分大人数だ」
藤原は楽しそうに笑う。
午後の授業について話していると2人が来た。…十代君とヨハンだ。
「せーんぱい!!」
「俺たちも良いですか?」
そんな後輩の態度に
「勿論」
と相棒と城之内くんと藤原の3人は頷いた。
「おやー?随分な人数になったねぇ」
「あ、丸藤くん吹雪くん」
2人で6つのお盆を持って大変そうな丸藤と天上院が来た。誰か残った方が良かったかもな。と少し思ったがすぐ打ち消した。
「ありがとう2人とも。」
「まあ一気に頼んだ方が時間短縮ではあるから」
ガタガタとお盆を置いて席に座る2人。
チャリチャリと2人に金を渡すと
「あれ?」
「ん?どうした?相棒」
「僕のお盆に飲み物とサラダがあるんだけど誰の?」
ビッグバーガー分の200円ぴったりしか持ってない相棒が怪訝な顔をする。
その言葉に天上院はケラケラ笑った。
「飲み物は僕が遊君に買ったのさ。サラダは亮が栄養ない。とか言って買ったの」
「え?」
成る程な。これで相棒は更に細かい額の借金をした事になった。
「ちょっ、レシート見せてよっ」
それに気付いた相棒がすかさず2人に借りた額を返さなければとレシートを見せてなんて言うが
「レシート貰わない派なんだよねー」
なんて天上院は言った。
「お金返せないよ!!」
「100円と210円だよ」
天上院はきっぱり言う。
「財布が無いんだろう。明日でいい」
丸藤がそう宥めると
「財布無いんですか!?お、オレアイスあげます!!」
十代君がアイスを相棒のハンバーガーが乗っている皿に置く。
「オレもあげます!」
ヨハンがゴマ団子を乗せる。
この時点で相棒は誰に何円の借金をしたのかもう分からないだろう。
「別に良いのに…」
困った顔でそう言う相棒に十代君とヨハンは腹が減っているのより空しい事は無いですからね。そう返した。
「じゃあ食べようか。」
藤原がやはり笑いながら言う。
「いただきます。」
みんなでハモって笑いながら食べる。
隣りで相棒が
「こんなに細かいお金有ったかなぁ。」
と小声で呟いたのが聞こえて
「別にオレのは奢りでも構わないんだぜ」
と思いながらも食事を進めた。
なあ相棒。きっと他の奴らだってそう思ってるぜ?
****************
お昼の風景。
タッグの話の後の時間軸なのは確か←
本当はばくらずがポテトを半分ずつくれたりするんですが、そこまで書けなかった…。
王様がヨハンの事敵視してたりしてます。最近相棒と仲良いから←
カイザーと天上院は相棒と王様が2人で一つの物飲まれるの嫌だったので飲み物買いました(何その設定)
藤原君は傍観者に近い。城之内と一緒にみんなを見てます。^^^^^^^^
そんな学園モノ
今度はみんなのターン!!
「ぎゃー!!」
昼休み開始直後に相棒は叫んだ。
†お昼のじかん†
「どうしたんだ相棒!!」
相棒の机に駆け寄る。
「どうしようもう一人の僕…」
オレは相棒に何か起きたのかと凄く心配になった。
「ど…どうしたんだ?」
「お財布……忘れちゃったみたい」
「ああ…」
なんだそんな事か。
それ位なら普通に奢るぜ相棒。
オレは財布から160円を出して相棒に渡す。
「ほら、これでハンバーガー買えるだろ」
「もう一人の僕…!!!!!」
ありがとうありがとうと何度もお礼を言われる。後で返すからとも。
だが相棒。この後からが大変だぜ
基本的にこの学園では学食が昼食だ。
マメな女子は弁当なんか作るがそれも一握り位だろう。
学食は種類が豊富過ぎるくらい豊富で豪華だ。寿司やらピザやらハンバーガーまで有るんだからな。
「相棒。早く行こうぜ」
席が無くなる。
そう付け足すと相棒は慌てて
「あっ、うん。行こう!!」
と返事をした。教室には既に半分位人数が減っている。
「あーなんで財布忘れちゃったのかなぁ」
「鞄に入れ忘れただけだろ?」
「あー…ぅうぅ~」
ごめんねもう一人の僕。後で返すからね。なんて相棒は言うがきっとそれは叶わないぜ相棒。
食堂に着いて城之内くんに会う。
「おーっす!!」
「あれ?城之内くんまだ買ってないの?」
「ん、ああ。なぁ遊戯、今日財布忘れたんだろ?」
「えっ!!う、うん。」
俯いて何か考えている相棒から目を離して城之内くんがオレに目配せをする。
「オレが160円貸したんだぜ」
そう言うと城之内くんはニシシと笑って
「遊戯、手ぇ出せよ」
と相棒に言うと相棒は素直に手を出す。
チャリン
「え?」
「160なんかじゃ少し足らないだろ?ビッグ行けよビッグ!」
と言って城之内くんは相棒の手に40円を落とした。
「あ、ありがとう城之内くん!!」
相棒は叫んでお礼を言う。
3人で列に並ぶと前の団体はカイザーと天上院だった。
「おや遊君たち。」
「丸藤くん!吹雪くん!」
「相棒。一緒に頼ませて貰おうぜ。」
「君ねぇ…」
「構わない。」
「じゃあ注文を聞くよ。席は一応優介が取ってあるよ」
「オレはBランチとウーロン茶」
「俺はん~カレーうどん!!と日本茶!!」
「僕はビッグバーガー」
次々に注文をしていると不意に相棒は
「珍しいね。もう一人の僕が飲み物頼むなんて」
と言うものだから
「ああ。お前と2人で飲めるだろ?」
なんて返して天上院たちとはじゃあな。と言って列から離れた。
藤原を見つけて3人で腰掛ける。
「今日は随分大人数だ」
藤原は楽しそうに笑う。
午後の授業について話していると2人が来た。…十代君とヨハンだ。
「せーんぱい!!」
「俺たちも良いですか?」
そんな後輩の態度に
「勿論」
と相棒と城之内くんと藤原の3人は頷いた。
「おやー?随分な人数になったねぇ」
「あ、丸藤くん吹雪くん」
2人で6つのお盆を持って大変そうな丸藤と天上院が来た。誰か残った方が良かったかもな。と少し思ったがすぐ打ち消した。
「ありがとう2人とも。」
「まあ一気に頼んだ方が時間短縮ではあるから」
ガタガタとお盆を置いて席に座る2人。
チャリチャリと2人に金を渡すと
「あれ?」
「ん?どうした?相棒」
「僕のお盆に飲み物とサラダがあるんだけど誰の?」
ビッグバーガー分の200円ぴったりしか持ってない相棒が怪訝な顔をする。
その言葉に天上院はケラケラ笑った。
「飲み物は僕が遊君に買ったのさ。サラダは亮が栄養ない。とか言って買ったの」
「え?」
成る程な。これで相棒は更に細かい額の借金をした事になった。
「ちょっ、レシート見せてよっ」
それに気付いた相棒がすかさず2人に借りた額を返さなければとレシートを見せてなんて言うが
「レシート貰わない派なんだよねー」
なんて天上院は言った。
「お金返せないよ!!」
「100円と210円だよ」
天上院はきっぱり言う。
「財布が無いんだろう。明日でいい」
丸藤がそう宥めると
「財布無いんですか!?お、オレアイスあげます!!」
十代君がアイスを相棒のハンバーガーが乗っている皿に置く。
「オレもあげます!」
ヨハンがゴマ団子を乗せる。
この時点で相棒は誰に何円の借金をしたのかもう分からないだろう。
「別に良いのに…」
困った顔でそう言う相棒に十代君とヨハンは腹が減っているのより空しい事は無いですからね。そう返した。
「じゃあ食べようか。」
藤原がやはり笑いながら言う。
「いただきます。」
みんなでハモって笑いながら食べる。
隣りで相棒が
「こんなに細かいお金有ったかなぁ。」
と小声で呟いたのが聞こえて
「別にオレのは奢りでも構わないんだぜ」
と思いながらも食事を進めた。
なあ相棒。きっと他の奴らだってそう思ってるぜ?
****************
お昼の風景。
タッグの話の後の時間軸なのは確か←
本当はばくらずがポテトを半分ずつくれたりするんですが、そこまで書けなかった…。
王様がヨハンの事敵視してたりしてます。最近相棒と仲良いから←
カイザーと天上院は相棒と王様が2人で一つの物飲まれるの嫌だったので飲み物買いました(何その設定)
藤原君は傍観者に近い。城之内と一緒にみんなを見てます。^^^^^^^^
そんな学園モノ
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ファブ☆リーズ。
サテライト組のみんなは一緒にご飯を食べてると言う設定。
遊星とジャックがアホの子。←
†討論と闘論†
「遊星!ジャック!飯が出来たぞ!!」
友に言われて食卓にジャックと共に向かう。
「今日は天ぷらか」
「お前は本当に天ぷらが好きだな遊星。」
ジャックに呆れ顔で言われるがそんな事はどうでもいい。
「俺は、この天ぷらが好きだ。」
箸でエビの天ぷらを摘むとジャックはガタリと椅子から荒々しく立ち上がった。
「どうしたんだ?ジャック?」
「お前天ぷら嫌いだったか?」
「食事中に立ち上がるな。煩い。」
天ぷらに埃が付くだろう。という言葉は飲み込んだ。
「俺はこの天ぷらは余り好きでは無い!!」
椅子から立ち上がったままジャックは叫ぶ。
「お前、忙しい中作ってくれたのに失礼だろう。ならお前の分は俺が食べる」
箸でジャックの皿の上にあるエビ天を掴もうとするとジャックに皿を遠ざけられた。
「俺のだ!!触るな遊星!!」
「要らないんじゃないのか?」
「俺のだ!!」
「好きじゃないんだろ?」
「遊星!!お前はこの天ぷらのどこに惚れた?!」
ジャックは大声で言う。煩いが答えないと貰えそうにないから言う
「衣の厚さだ!!」
そう言うとジャックは机をバンと叩いた。本気で煩いぞ、静かにしろジャック。
「そうだ!!この天ぷらの衣ははかなり厚い!!俺はそれが気に食わないのだ!!!」
「衣の無い天ぷらは素揚げ同然だ。」
「にしても厚すぎるだろう!!」
お前のテンションが熱いんだろジャック。
「この位の方が衣が味わえて良い。」
「太るだろう!!!!!」
「そんな事を気にしているのか。」
「そんな事では無い!!重要な事だ!!」
「…ジャック。」
衣の薄い天ぷらは天ぷらに失礼だ。俺の怒りは沸々と沸いてきた。
「お前の天ぷら、寄越せよ」
「なに…?」
「其処まで薄い衣が良いって言うお前にこの天ぷらを食べる資格は無い!!」
「!!」
「おい遊星…」
「衣の厚さが気に食わない?けれどな、この衣の厚みだからこそ、外はパリッと、中はしっとり、エビはふんわりな食感が生まれるんだ!薄い衣ではこの食感を味わう事は不可能だ!!この大切さが分からないなら天ぷらを食べるな!!」
「薄い衣だからこそエビの表面がさっくりするのだろう!薄い衣の方が重く無い分沢山食べられる!!お前こそ薄い衣の良さが分かっていないようだな!!」
何だと!?と言い返そうと口を開くと
「あのさ。」
とジャックじゃない声が聞こえたからジャックとそっちに視線を向けると
「とりあえず冷えた天ぷら程不味い天ぷらはないから食べてくれないか?」
と、友の溜め息混じりの正論に俺とジャックは大人しく席に着いて箸を持った。
***********
サテライト組。の名前が分からない\(^O^)/ 苦しく友。
これ位仲良いバカ達が良いなぁと。←
クールなようですぐ熱くなる遊星を書きたかった。
それにしてもこの2人お馬鹿すぎる^^^^^^^
サテライト組のみんなは一緒にご飯を食べてると言う設定。
遊星とジャックがアホの子。←
†討論と闘論†
「遊星!ジャック!飯が出来たぞ!!」
友に言われて食卓にジャックと共に向かう。
「今日は天ぷらか」
「お前は本当に天ぷらが好きだな遊星。」
ジャックに呆れ顔で言われるがそんな事はどうでもいい。
「俺は、この天ぷらが好きだ。」
箸でエビの天ぷらを摘むとジャックはガタリと椅子から荒々しく立ち上がった。
「どうしたんだ?ジャック?」
「お前天ぷら嫌いだったか?」
「食事中に立ち上がるな。煩い。」
天ぷらに埃が付くだろう。という言葉は飲み込んだ。
「俺はこの天ぷらは余り好きでは無い!!」
椅子から立ち上がったままジャックは叫ぶ。
「お前、忙しい中作ってくれたのに失礼だろう。ならお前の分は俺が食べる」
箸でジャックの皿の上にあるエビ天を掴もうとするとジャックに皿を遠ざけられた。
「俺のだ!!触るな遊星!!」
「要らないんじゃないのか?」
「俺のだ!!」
「好きじゃないんだろ?」
「遊星!!お前はこの天ぷらのどこに惚れた?!」
ジャックは大声で言う。煩いが答えないと貰えそうにないから言う
「衣の厚さだ!!」
そう言うとジャックは机をバンと叩いた。本気で煩いぞ、静かにしろジャック。
「そうだ!!この天ぷらの衣ははかなり厚い!!俺はそれが気に食わないのだ!!!」
「衣の無い天ぷらは素揚げ同然だ。」
「にしても厚すぎるだろう!!」
お前のテンションが熱いんだろジャック。
「この位の方が衣が味わえて良い。」
「太るだろう!!!!!」
「そんな事を気にしているのか。」
「そんな事では無い!!重要な事だ!!」
「…ジャック。」
衣の薄い天ぷらは天ぷらに失礼だ。俺の怒りは沸々と沸いてきた。
「お前の天ぷら、寄越せよ」
「なに…?」
「其処まで薄い衣が良いって言うお前にこの天ぷらを食べる資格は無い!!」
「!!」
「おい遊星…」
「衣の厚さが気に食わない?けれどな、この衣の厚みだからこそ、外はパリッと、中はしっとり、エビはふんわりな食感が生まれるんだ!薄い衣ではこの食感を味わう事は不可能だ!!この大切さが分からないなら天ぷらを食べるな!!」
「薄い衣だからこそエビの表面がさっくりするのだろう!薄い衣の方が重く無い分沢山食べられる!!お前こそ薄い衣の良さが分かっていないようだな!!」
何だと!?と言い返そうと口を開くと
「あのさ。」
とジャックじゃない声が聞こえたからジャックとそっちに視線を向けると
「とりあえず冷えた天ぷら程不味い天ぷらはないから食べてくれないか?」
と、友の溜め息混じりの正論に俺とジャックは大人しく席に着いて箸を持った。
***********
サテライト組。の名前が分からない\(^O^)/ 苦しく友。
これ位仲良いバカ達が良いなぁと。←
クールなようですぐ熱くなる遊星を書きたかった。
それにしてもこの2人お馬鹿すぎる^^^^^^^
GとDの合同何でもありパラレル\(^O^)/ 3天才と相棒と王様のターン!!!!!
「許せないぜ…」
「でも仕方ないよ」
「どこが仕方ないんだ相棒!!」
だって、ねぇ?
†ニュー・パートナァア?†
「もう1人の僕、しょうがないよ。僕達いっつもタッグ組んでさ、優勝してたんだもん。みんなだって「どうせ」とか思ってやる気無く参加しちゃうんだろうね」
「だが相棒!!相棒はオレのパートナーだから相棒なので有って、その相棒を他の奴と組ませるだと!?冗談じゃないぜ!!」
もう1人の僕はずっとこんな感じだ。
「でもさ、仕方ないよ。クロノス教諭がそう仰ってるんだから」
そう。このタッグのペアを制限してきたのはデュエル実技担当のクロノス教諭なのだ。
実技の授業が終わると僕はこっそり手招きされてクロノス教諭に
「君達がとても仲良いのは分かってーるけど、ちょっとお願いなノーネ。今度のタッグデュエルは2人でペアを組まないで欲しいノーネ」
と言ってきたのだ。
僕はまあ仕方ないか。で納得して他の人と組めるけど、もう1人の僕は未だに納得していないみたいだ。
「相棒以外と組んで楽しめる自信がない」
「またそんな事言って!!城之内くんは?」
「城之内くんはもう組む相手決まってるんだそうだ」
「へぇー。でも君城之内くんに聞けたんじゃない。偉いね」
もう1人の僕の頭をポスポス叩く。もう1人の僕は相棒と組めないならもう参加しない。ボソボソとそう言った。
「全員参加だから参加しなきゃダメでしょ!?」
「じゃあ、休む」
「もう1人の僕!!」
そんなに他の人と組むのが嫌なのか!!
ていうか君が休んで困るのは君と組んだ子だよ。迷惑かけたらダメだよ!!
「もう1人の僕。もしタッグデュエルを休んだら僕、君と口聞かない。」
「え?」
僕にしては珍しい拒絶の言葉にもう1人の僕は信じられない。とばかりに目を見開いている。
「あい、ぼう?」
「分かった?」
もう1人の僕はパクパクと口を開いたり閉じたりしている。金魚みたいだよ…。
「分かったの?分かってないの?」
僕は今までもう1人の僕を甘やかし過ぎたのかもしれない。だから此処で少し距離を取らなきゃね。
…なんかもの凄く可哀想に見えるんだけどね。
「わ…分かっ…分かったぜ……」
わぁ、何か凄い罪悪感。
よし、もう1人の僕が納得した今日にパートナーを見つけなきゃ。締め切りというのが一応あるしね。
「じゃ、お互い頑張ろうね!もう1人の僕!」
ニコッと笑ってそう言うともう1人の僕は机に突っ伏して、あぁ…とどんよりした声で言った。
もう1人の僕が机に突っ伏したままなので僕は1人廊下に出る。何かずっと罪悪感に巻かれちゃうもん。
「どうしようかなぁ…パートナー。」
僕も決まってない。まぁ誰でもいいんだけどね。
「あ」
廊下の窓側に3人の人影が見えた。
「丸藤くん、天上院くん、藤原くん!」
3人が珍しく話していたので近寄ってしまった。
「武藤。」
「やあ遊戯君!」
「武藤君」
「何の話してたの?珍しいよね、3人で話してるの」
そう話すと天上院くんは笑って答えた
「タッグデュエルの話だよ。亮が少し煩くてね。」
「?」
僕はよく意味が分からず頭に?を沢山浮かべていた。
「亮が、パートナーにするのは自分が勝つ確率を高くするパートナーが良いって言って僕と吹雪、どっちがパートナーになるか話してたんだよ。」
ふふ。と笑いながら詳しく教えてくれた藤原くん。藤原くんってさりげない優しさをくれるよね。良い人だ。
「僕達2人ともパートナーが決まって無かったからできた相談だよねぇ。もうすぐ締め切りだっていうのに。」
あははと笑う天上院くん。
え。コレってチャンスだよね!?僕は心の中で叫んだ。
「そっ、それでどっちが丸藤くんと組むの?」
「藤原だ」
丸藤くんが答える。
「天上院くん!!今パートナー決まってないって事?」
「うん、そうだよ」
にこやかに天上院くんが答える
「武藤、心配しなくても吹雪は1年の女子辺りを回ればパートナーはすぐ見つかる」
丸藤くんは溜め息混じりにそう言った。
やった!!そういう理由で僕は聞いて無いんだよ丸藤くん。
「じゃあ天上院くん!僕とタッグ組んでくださいっ!!」
天上院くんの顔を見る
「なっ…!!」
「えぇっ…!!」
今までもう1人の僕と組んでたから当然丸藤くんと藤原くんは驚いた声をあげた。
「いいよ。」
天上院くんの返事はあっさり出た。
「本当?」
「うん。大歓迎さ遊君!!」
僕の手を取って天上院くんはオーバーな言い方をした。
「ありがとう天上院くん!!遊君って何?」
そう尋ねると天上院くんはうんうんと頷いた。
「僕達は今からパートナーだからね!今までより少し親密な関係になる為のあだ名さ!!」
僕は成る程。そういう考えも有るんだ。と納得した。
「だから遊君も吹雪んって呼んでくれると良いなぁ」
えー。僕相手の名前って呼ぶの苦手なのに…
「武藤、相手にしなくていいと思うぞ」
「そうそう。吹雪の相手なんかしてたら武藤君がストレスで倒れちゃうよ」
丸藤くんと藤原くんが交互に言う。仲良しなんだね君達。
「吹雪んは無理かなぁ…」
そう呟くと天上院くんは少し考えて
「じゃあせめて名前で呼んでくれないかな」
「吹雪くんって?」
「うんうん。」
にっこり笑って天上院くんは頷く。
「じゃあ、改めて宜しく遊君」
「うん!宜しくね。天…吹雪くん」
握手をする。うーん、もう1人の僕以外と組むと本当に新鮮な感じだ。
「ところで武藤君。アテム君とは組まないのかい?」
藤原くんが、もっともな事を聞く。
「もう1人の僕とは…ちょっとね」
流石に教諭に言われたって言うのは駄目かなぁと思って濁した。
「珍しいな。喧嘩か」
丸藤くんは教室を見て言う。
「けっ喧嘩じゃないよ!!」
「「「じゃあ何故」」」
3人に言われて詰まってしまう。
「…あまり大きな声では言えないんだけど…」
ボソボソと3人に顔を近づけて言うと3人は黙って聞いてた。
「うーん。成る程ねぇ」
「クロノス教諭も考えたな」
「でもアテム君可哀想だなぁ」
口々にそう言われると僕は何とも言えない感じだった。
「まぁでも、そのおかげで僕は遊君と組めた訳か」
「…ふん」
「楽しみだね、今回のタッグデュエル。」
キーンコーン
「あ、予鈴だ!」
次の授業は世界史だから移動はしないけど
「じゃあ教室戻ろうか」
「そうだな」
「後で申し込み書貰わなきゃね」
藤原くんの一言で僕はハッとした。
「あっ!本当だ。放課後みんなで取りに行こうね」
4人で教室に入るとぼけーっとしてる、もう1人の僕が居た。
「うーん、重症かもね」
と吹雪くん
「あんな状態でタッグデュエルなんてできるのか?」
と丸藤くん。
「気の毒に見えてくるね」
と藤原くん。
「もう1人の僕……」
大丈夫かな?
あと少ししたら本鈴が鳴ってしまうから教科の準備をしなきゃ駄目な僕は、もう1人の僕に話しかけられずに自分の席に行った。
****
「残念だったね亮。もう少し決めるの遅かったら武藤君と組めたのにね」
「……うるさい」
「まぁ、こればっかりは分からなかったしね」
「藤原。お前が説明しなければ」
「あれ、僕のせい?武藤君に解説しただけなんだけど」
「亮、男の嫉妬は醜いよ」
「吹雪…」
あぁ本当にあんな早く決めるのでは無かった!!!!
***************
吹表!!と闇表と亮表!!!!!(多すぎ)
どんどんズブズブマイナーに走ってます^^^^^^^^^^^
軽いお馬鹿なノリで良いと思うよ吹雪と相棒は。
藤原くんの下の名前と性格が分からない…分からないの私…!!!!!
明日遊戯王だよー寝ます。
ニタごめんメール気付かなかった←
「許せないぜ…」
「でも仕方ないよ」
「どこが仕方ないんだ相棒!!」
だって、ねぇ?
†ニュー・パートナァア?†
「もう1人の僕、しょうがないよ。僕達いっつもタッグ組んでさ、優勝してたんだもん。みんなだって「どうせ」とか思ってやる気無く参加しちゃうんだろうね」
「だが相棒!!相棒はオレのパートナーだから相棒なので有って、その相棒を他の奴と組ませるだと!?冗談じゃないぜ!!」
もう1人の僕はずっとこんな感じだ。
「でもさ、仕方ないよ。クロノス教諭がそう仰ってるんだから」
そう。このタッグのペアを制限してきたのはデュエル実技担当のクロノス教諭なのだ。
実技の授業が終わると僕はこっそり手招きされてクロノス教諭に
「君達がとても仲良いのは分かってーるけど、ちょっとお願いなノーネ。今度のタッグデュエルは2人でペアを組まないで欲しいノーネ」
と言ってきたのだ。
僕はまあ仕方ないか。で納得して他の人と組めるけど、もう1人の僕は未だに納得していないみたいだ。
「相棒以外と組んで楽しめる自信がない」
「またそんな事言って!!城之内くんは?」
「城之内くんはもう組む相手決まってるんだそうだ」
「へぇー。でも君城之内くんに聞けたんじゃない。偉いね」
もう1人の僕の頭をポスポス叩く。もう1人の僕は相棒と組めないならもう参加しない。ボソボソとそう言った。
「全員参加だから参加しなきゃダメでしょ!?」
「じゃあ、休む」
「もう1人の僕!!」
そんなに他の人と組むのが嫌なのか!!
ていうか君が休んで困るのは君と組んだ子だよ。迷惑かけたらダメだよ!!
「もう1人の僕。もしタッグデュエルを休んだら僕、君と口聞かない。」
「え?」
僕にしては珍しい拒絶の言葉にもう1人の僕は信じられない。とばかりに目を見開いている。
「あい、ぼう?」
「分かった?」
もう1人の僕はパクパクと口を開いたり閉じたりしている。金魚みたいだよ…。
「分かったの?分かってないの?」
僕は今までもう1人の僕を甘やかし過ぎたのかもしれない。だから此処で少し距離を取らなきゃね。
…なんかもの凄く可哀想に見えるんだけどね。
「わ…分かっ…分かったぜ……」
わぁ、何か凄い罪悪感。
よし、もう1人の僕が納得した今日にパートナーを見つけなきゃ。締め切りというのが一応あるしね。
「じゃ、お互い頑張ろうね!もう1人の僕!」
ニコッと笑ってそう言うともう1人の僕は机に突っ伏して、あぁ…とどんよりした声で言った。
もう1人の僕が机に突っ伏したままなので僕は1人廊下に出る。何かずっと罪悪感に巻かれちゃうもん。
「どうしようかなぁ…パートナー。」
僕も決まってない。まぁ誰でもいいんだけどね。
「あ」
廊下の窓側に3人の人影が見えた。
「丸藤くん、天上院くん、藤原くん!」
3人が珍しく話していたので近寄ってしまった。
「武藤。」
「やあ遊戯君!」
「武藤君」
「何の話してたの?珍しいよね、3人で話してるの」
そう話すと天上院くんは笑って答えた
「タッグデュエルの話だよ。亮が少し煩くてね。」
「?」
僕はよく意味が分からず頭に?を沢山浮かべていた。
「亮が、パートナーにするのは自分が勝つ確率を高くするパートナーが良いって言って僕と吹雪、どっちがパートナーになるか話してたんだよ。」
ふふ。と笑いながら詳しく教えてくれた藤原くん。藤原くんってさりげない優しさをくれるよね。良い人だ。
「僕達2人ともパートナーが決まって無かったからできた相談だよねぇ。もうすぐ締め切りだっていうのに。」
あははと笑う天上院くん。
え。コレってチャンスだよね!?僕は心の中で叫んだ。
「そっ、それでどっちが丸藤くんと組むの?」
「藤原だ」
丸藤くんが答える。
「天上院くん!!今パートナー決まってないって事?」
「うん、そうだよ」
にこやかに天上院くんが答える
「武藤、心配しなくても吹雪は1年の女子辺りを回ればパートナーはすぐ見つかる」
丸藤くんは溜め息混じりにそう言った。
やった!!そういう理由で僕は聞いて無いんだよ丸藤くん。
「じゃあ天上院くん!僕とタッグ組んでくださいっ!!」
天上院くんの顔を見る
「なっ…!!」
「えぇっ…!!」
今までもう1人の僕と組んでたから当然丸藤くんと藤原くんは驚いた声をあげた。
「いいよ。」
天上院くんの返事はあっさり出た。
「本当?」
「うん。大歓迎さ遊君!!」
僕の手を取って天上院くんはオーバーな言い方をした。
「ありがとう天上院くん!!遊君って何?」
そう尋ねると天上院くんはうんうんと頷いた。
「僕達は今からパートナーだからね!今までより少し親密な関係になる為のあだ名さ!!」
僕は成る程。そういう考えも有るんだ。と納得した。
「だから遊君も吹雪んって呼んでくれると良いなぁ」
えー。僕相手の名前って呼ぶの苦手なのに…
「武藤、相手にしなくていいと思うぞ」
「そうそう。吹雪の相手なんかしてたら武藤君がストレスで倒れちゃうよ」
丸藤くんと藤原くんが交互に言う。仲良しなんだね君達。
「吹雪んは無理かなぁ…」
そう呟くと天上院くんは少し考えて
「じゃあせめて名前で呼んでくれないかな」
「吹雪くんって?」
「うんうん。」
にっこり笑って天上院くんは頷く。
「じゃあ、改めて宜しく遊君」
「うん!宜しくね。天…吹雪くん」
握手をする。うーん、もう1人の僕以外と組むと本当に新鮮な感じだ。
「ところで武藤君。アテム君とは組まないのかい?」
藤原くんが、もっともな事を聞く。
「もう1人の僕とは…ちょっとね」
流石に教諭に言われたって言うのは駄目かなぁと思って濁した。
「珍しいな。喧嘩か」
丸藤くんは教室を見て言う。
「けっ喧嘩じゃないよ!!」
「「「じゃあ何故」」」
3人に言われて詰まってしまう。
「…あまり大きな声では言えないんだけど…」
ボソボソと3人に顔を近づけて言うと3人は黙って聞いてた。
「うーん。成る程ねぇ」
「クロノス教諭も考えたな」
「でもアテム君可哀想だなぁ」
口々にそう言われると僕は何とも言えない感じだった。
「まぁでも、そのおかげで僕は遊君と組めた訳か」
「…ふん」
「楽しみだね、今回のタッグデュエル。」
キーンコーン
「あ、予鈴だ!」
次の授業は世界史だから移動はしないけど
「じゃあ教室戻ろうか」
「そうだな」
「後で申し込み書貰わなきゃね」
藤原くんの一言で僕はハッとした。
「あっ!本当だ。放課後みんなで取りに行こうね」
4人で教室に入るとぼけーっとしてる、もう1人の僕が居た。
「うーん、重症かもね」
と吹雪くん
「あんな状態でタッグデュエルなんてできるのか?」
と丸藤くん。
「気の毒に見えてくるね」
と藤原くん。
「もう1人の僕……」
大丈夫かな?
あと少ししたら本鈴が鳴ってしまうから教科の準備をしなきゃ駄目な僕は、もう1人の僕に話しかけられずに自分の席に行った。
****
「残念だったね亮。もう少し決めるの遅かったら武藤君と組めたのにね」
「……うるさい」
「まぁ、こればっかりは分からなかったしね」
「藤原。お前が説明しなければ」
「あれ、僕のせい?武藤君に解説しただけなんだけど」
「亮、男の嫉妬は醜いよ」
「吹雪…」
あぁ本当にあんな早く決めるのでは無かった!!!!
***************
吹表!!と闇表と亮表!!!!!(多すぎ)
どんどんズブズブマイナーに走ってます^^^^^^^^^^^
軽いお馬鹿なノリで良いと思うよ吹雪と相棒は。
藤原くんの下の名前と性格が分からない…分からないの私…!!!!!
明日遊戯王だよー寝ます。
ニタごめんメール気付かなかった←
色々察してあげてください←
ミク相棒です。分からない方は戻るが吉。
道端で拾いました。
†夜道に気をつけて†
「お前…」
「僕はユウギ」
「人間?」
「……違うよ。アンドロイド」
「何で道端に居るんだ?KCから逃げて来たのか?」
「ううん。要らないから僕は捨てられてるんだって」
「そうか。お前はこのままでいいのか?」
「だって捨てられたんだもん。きっと僕の歌が下手だから捨てられたんだ。仕方ないね」
「お前歌を唄うのか?」
「うん。それしか出来ないよ。下手な歌を唄う位しか…出来ないんだ」
「お前…ウチに来い。拾ってやる」
「?」
「オレの家に来て唄えって事だ」
「!!良いの?」
「ああ。」
「わぁい!!ありがとう!!僕はまだ唄えるんだね!」
「ああ」
まさかこんなデカい拾い物をするとは思いもしなかったぜ。
ゴミ捨て場にポツンと居たアンドロイドはオレに似た感じだが
かなり可愛い。
何なんだ。上目づかいで見上げてくるのとか高い声でわぁい。とかはっきり言ってたまらない。自分に似てるけど全く似てない気がする。
手を引っ張ってやるときめ細やかな肌な事に気づく。それにあんまり冷たくない。
「お前、暖かいんだな」
「そう?」
パッと見(ユウギには悪いが)ダッチワイフに見えたぜ。実際は歌を唄うらしいが。
「ユウギはどんな歌を唄うんだ?」
「んー?結構色々唄えるよ?」
オレの住んでるマンションに着くとユウギは驚いてオレを見た。
「どうした?」
「ここが…君の家?」
目をかっ開いて言うもんだから思わずオレは笑ってしまった。
「このマンションの一室が、オレの家だ」
「?????」
「まぁ入れば分かる。」
グイッとユウギの手を引く。
「ね、ねぇ!君の名前は?」
「アテムだ」
コツコツ歩いてエレベーターなんか使わずに3階まで登る。
通路を歩いている時にもユウギは長いねーもうすぐ?と聞いてきてその可愛さに悶絶した。
「ここだ。」
ガチャリとドアを開いてやるとユウギは部屋に入って体をくるりと反転させた。
「広いね!!」
「そうか?」
マンションとしてはまぁデカい部屋だとは思うが、家にしたら狭いだろう。
「お前はどこで暮らしてたんだ?」
「僕が手を伸ばせる位の広さ」
手を伸ばしてクルクル回る。
可愛いすぎだろう。
「それは狭いな。」
「でも僕の周りには結構人が居たんだよ?みんなして白衣着てさ。」
研究室かよ。
まぁ捨てられたとか言ってたもんな。
「ねぇ」
少し考え事をしていたら大きな目が間近にあった。キスされたいのかコイツ。
「何だ」
「唄っていい?」
このマンションの防音は家賃が高い分キチンとしている。エロビデオも大音量でかけ放題ってヤツだ。
「ああ。いいぜ」
唄うの見てみたいしな。だがユウギはキョロキョロと周りを見て
「ねぇ、耳栓とか、ないの?」
なんて頬を染めながら言った。軽く兵器だろこれ。
「悪いな。そんなのウチには無いぜ。」
「耳、塞いだ方がいいよ?」
少し俯いてユウギは言った。犬が耳を垂らしてる。そんな感じだ。
「聞かせてくれよ。お前の歌。」
「イヤだよ。下手だから捨てられたんだもん。君だって歌を聞いちゃったら直ぐに僕が要らなくなるよ。」
「そんな事は無い」
下手だったら鑑賞用にするのみだな。
ユウギには絶対言えないがこっそり、そう思った。
「じゃあ、唄うよ?」
「あぁ」
小さな声で唄うユウギは不安定な音程で唄っていたが、その内声が大きくなって音程も綺麗になっていった。
可愛い声で紡ぐ歌は恋の歌らしい。
「はあっ」
唄い終わるとユウギはニッコリ笑って楽しかった。と言った。
「全然、下手じゃ無かったぜ」
「本当?」
「あぁ。綺麗だったぜ」
「ありがとう」
捨てたヤツの気が知れないぜ。
歌もキチンと唄えてこんなに可愛いヤツなのに。
まぁ、捨てたヤツにオレは感謝しているが。
「じゃあ、僕はずっとここに居てもいい?」
そんな約束した覚えはないがとりあえずユウギにはずっとここに居て欲しいので良いぜ。と答えた。
「食費、かかるよ?」
「?アンドロイドが何か食べるのか?」
「油」
「あ、あぁ」
何油だ?と訊こうとするとユウギは慌てて
「ごめん!!何でもいいよ!生ゴミでも、アルコールでも、油でも!人が食べられる物ならなんでも」
「そうなのか?」
ユウギは頭をブンブン縦に振って肯定をする。何だよこの小動物系!!
「でもね、油は1日大さじ1杯位摂らないと止まっちゃうんだって。」
「お前は腹減るか?」
「うん。減ってるのわかるよ。」
「今は?」
「減りすぎて分からないんだ。明日まで食べなくても平気」
言われた意味が一瞬分からなかった。
「は?結局空いてるんだよな?」
「うん。まぁ」
「少し待ってろ。」
「うん?」
台所に向かって適当な野菜を切る。
「流石に生ゴミを食べさせる気は無いぜ…」
切った野菜を温めたフライパンに入れて炒める。
炒め終わってリビングに向かうとユウギは立って居た。
「座らないのか?」
「どこに座ればいいのか分からなくって。」
真面目すぎる回答。
「いや。何処でもいいんだが…とりあえず今はそっちの椅子に座って貰おうか」
これ。お前の飯な。
そう付け加えるとユウギは椅子に座る。
「野菜炒めだ!!」
「キライな物、無いだろ?」
「!!…うん、無いよ…」
ビクリと動いたのをオレは見逃さなかった
「キライな物有るのか。」
アンドロイドなのに。
「……ぅ」
「え?」
「らっきょだけだもん!!らっきょなんて普通食べないもん!!だから平気!僕にはキライな物なんか無いよ!!」
頬をぷくーっと膨らませて、顔を赤くして子供っぽくユウギは言う。
「ぶっ…!!」
なんだこのアンドロイド。オレのツボを狙いすぎてる。なんだこの可愛さ。
お前何歳だよ!!
「好きな物も無いのか?」
そう言うとしょんぼりした顔を俯かせて
「……ないもん」
何て言うから可愛い過ぎて参る。
「何が好きなんだ?そんなに高くなければ買ってやれるんだが…」
誘うように訊いてやると案の定ニッコリ顔を綻ばせて
「僕ハンバーガー好きなんだ」
なんて返してくる。
「そうか。明日買ってきてやるよ」
「本当に?」
「あぁ」
マズい。コイツにはまりそうだ。
「そうだ。お前あんまり遠慮しなくて良いからな。座る場所とか、そういうの。」
「なんで?だって僕は居候だよ?」
もしゃもしゃと炒め物のキャベツを頬張る姿はハムスターのソレだ。
「居候じゃない。同じ部屋の持ち主だ。お前はオレと2人で暮らすんだからな」
「えっ?」
「だから、遠慮は無しだぜ」
ユウギはキョトンとしてオレを見ていた。
「これから宜しくな、相棒。」
オレは笑ってそう言った。
***************
巷で噂のミクミクな相棒まさかのノベル^^^^^^^^^^^^
その内相棒が爆発発言とかします。
相棒が捨てられた理由は
「有り得ないような人型を作ってみよう」みたいな感じで作った研究会の人たちが、ある日王様を見て「有り得ないような人型」が「本当に居た人型」になっちゃって王様の人権を
損傷してしまうなぁと思ってユウギを捨てた。
だけど王様が近くに住んでた罠。
そんな設定。
王様はとにかくミクミク相棒に鼻血とよだれを垂らす毎日です。
王様は一応プロデュエリストでお金貰ってます。
色々考え中だったやつなんだけどね←
ミク相棒です。分からない方は戻るが吉。
道端で拾いました。
†夜道に気をつけて†
「お前…」
「僕はユウギ」
「人間?」
「……違うよ。アンドロイド」
「何で道端に居るんだ?KCから逃げて来たのか?」
「ううん。要らないから僕は捨てられてるんだって」
「そうか。お前はこのままでいいのか?」
「だって捨てられたんだもん。きっと僕の歌が下手だから捨てられたんだ。仕方ないね」
「お前歌を唄うのか?」
「うん。それしか出来ないよ。下手な歌を唄う位しか…出来ないんだ」
「お前…ウチに来い。拾ってやる」
「?」
「オレの家に来て唄えって事だ」
「!!良いの?」
「ああ。」
「わぁい!!ありがとう!!僕はまだ唄えるんだね!」
「ああ」
まさかこんなデカい拾い物をするとは思いもしなかったぜ。
ゴミ捨て場にポツンと居たアンドロイドはオレに似た感じだが
かなり可愛い。
何なんだ。上目づかいで見上げてくるのとか高い声でわぁい。とかはっきり言ってたまらない。自分に似てるけど全く似てない気がする。
手を引っ張ってやるときめ細やかな肌な事に気づく。それにあんまり冷たくない。
「お前、暖かいんだな」
「そう?」
パッと見(ユウギには悪いが)ダッチワイフに見えたぜ。実際は歌を唄うらしいが。
「ユウギはどんな歌を唄うんだ?」
「んー?結構色々唄えるよ?」
オレの住んでるマンションに着くとユウギは驚いてオレを見た。
「どうした?」
「ここが…君の家?」
目をかっ開いて言うもんだから思わずオレは笑ってしまった。
「このマンションの一室が、オレの家だ」
「?????」
「まぁ入れば分かる。」
グイッとユウギの手を引く。
「ね、ねぇ!君の名前は?」
「アテムだ」
コツコツ歩いてエレベーターなんか使わずに3階まで登る。
通路を歩いている時にもユウギは長いねーもうすぐ?と聞いてきてその可愛さに悶絶した。
「ここだ。」
ガチャリとドアを開いてやるとユウギは部屋に入って体をくるりと反転させた。
「広いね!!」
「そうか?」
マンションとしてはまぁデカい部屋だとは思うが、家にしたら狭いだろう。
「お前はどこで暮らしてたんだ?」
「僕が手を伸ばせる位の広さ」
手を伸ばしてクルクル回る。
可愛いすぎだろう。
「それは狭いな。」
「でも僕の周りには結構人が居たんだよ?みんなして白衣着てさ。」
研究室かよ。
まぁ捨てられたとか言ってたもんな。
「ねぇ」
少し考え事をしていたら大きな目が間近にあった。キスされたいのかコイツ。
「何だ」
「唄っていい?」
このマンションの防音は家賃が高い分キチンとしている。エロビデオも大音量でかけ放題ってヤツだ。
「ああ。いいぜ」
唄うの見てみたいしな。だがユウギはキョロキョロと周りを見て
「ねぇ、耳栓とか、ないの?」
なんて頬を染めながら言った。軽く兵器だろこれ。
「悪いな。そんなのウチには無いぜ。」
「耳、塞いだ方がいいよ?」
少し俯いてユウギは言った。犬が耳を垂らしてる。そんな感じだ。
「聞かせてくれよ。お前の歌。」
「イヤだよ。下手だから捨てられたんだもん。君だって歌を聞いちゃったら直ぐに僕が要らなくなるよ。」
「そんな事は無い」
下手だったら鑑賞用にするのみだな。
ユウギには絶対言えないがこっそり、そう思った。
「じゃあ、唄うよ?」
「あぁ」
小さな声で唄うユウギは不安定な音程で唄っていたが、その内声が大きくなって音程も綺麗になっていった。
可愛い声で紡ぐ歌は恋の歌らしい。
「はあっ」
唄い終わるとユウギはニッコリ笑って楽しかった。と言った。
「全然、下手じゃ無かったぜ」
「本当?」
「あぁ。綺麗だったぜ」
「ありがとう」
捨てたヤツの気が知れないぜ。
歌もキチンと唄えてこんなに可愛いヤツなのに。
まぁ、捨てたヤツにオレは感謝しているが。
「じゃあ、僕はずっとここに居てもいい?」
そんな約束した覚えはないがとりあえずユウギにはずっとここに居て欲しいので良いぜ。と答えた。
「食費、かかるよ?」
「?アンドロイドが何か食べるのか?」
「油」
「あ、あぁ」
何油だ?と訊こうとするとユウギは慌てて
「ごめん!!何でもいいよ!生ゴミでも、アルコールでも、油でも!人が食べられる物ならなんでも」
「そうなのか?」
ユウギは頭をブンブン縦に振って肯定をする。何だよこの小動物系!!
「でもね、油は1日大さじ1杯位摂らないと止まっちゃうんだって。」
「お前は腹減るか?」
「うん。減ってるのわかるよ。」
「今は?」
「減りすぎて分からないんだ。明日まで食べなくても平気」
言われた意味が一瞬分からなかった。
「は?結局空いてるんだよな?」
「うん。まぁ」
「少し待ってろ。」
「うん?」
台所に向かって適当な野菜を切る。
「流石に生ゴミを食べさせる気は無いぜ…」
切った野菜を温めたフライパンに入れて炒める。
炒め終わってリビングに向かうとユウギは立って居た。
「座らないのか?」
「どこに座ればいいのか分からなくって。」
真面目すぎる回答。
「いや。何処でもいいんだが…とりあえず今はそっちの椅子に座って貰おうか」
これ。お前の飯な。
そう付け加えるとユウギは椅子に座る。
「野菜炒めだ!!」
「キライな物、無いだろ?」
「!!…うん、無いよ…」
ビクリと動いたのをオレは見逃さなかった
「キライな物有るのか。」
アンドロイドなのに。
「……ぅ」
「え?」
「らっきょだけだもん!!らっきょなんて普通食べないもん!!だから平気!僕にはキライな物なんか無いよ!!」
頬をぷくーっと膨らませて、顔を赤くして子供っぽくユウギは言う。
「ぶっ…!!」
なんだこのアンドロイド。オレのツボを狙いすぎてる。なんだこの可愛さ。
お前何歳だよ!!
「好きな物も無いのか?」
そう言うとしょんぼりした顔を俯かせて
「……ないもん」
何て言うから可愛い過ぎて参る。
「何が好きなんだ?そんなに高くなければ買ってやれるんだが…」
誘うように訊いてやると案の定ニッコリ顔を綻ばせて
「僕ハンバーガー好きなんだ」
なんて返してくる。
「そうか。明日買ってきてやるよ」
「本当に?」
「あぁ」
マズい。コイツにはまりそうだ。
「そうだ。お前あんまり遠慮しなくて良いからな。座る場所とか、そういうの。」
「なんで?だって僕は居候だよ?」
もしゃもしゃと炒め物のキャベツを頬張る姿はハムスターのソレだ。
「居候じゃない。同じ部屋の持ち主だ。お前はオレと2人で暮らすんだからな」
「えっ?」
「だから、遠慮は無しだぜ」
ユウギはキョトンとしてオレを見ていた。
「これから宜しくな、相棒。」
オレは笑ってそう言った。
***************
巷で噂のミクミクな相棒まさかのノベル^^^^^^^^^^^^
その内相棒が爆発発言とかします。
相棒が捨てられた理由は
「有り得ないような人型を作ってみよう」みたいな感じで作った研究会の人たちが、ある日王様を見て「有り得ないような人型」が「本当に居た人型」になっちゃって王様の人権を
損傷してしまうなぁと思ってユウギを捨てた。
だけど王様が近くに住んでた罠。
そんな設定。
王様はとにかくミクミク相棒に鼻血とよだれを垂らす毎日です。
王様は一応プロデュエリストでお金貰ってます。
色々考え中だったやつなんだけどね←
「ダーリン!!」
私は後ろから遊戯に抱き付く。
†目的地周辺†
「わあっ!!れ、レベッカ!?」
ダーリンは凄く驚いて私を見る。
「ねぇダーリン!私本当にダーリンの事が好きなの!!」
本当の事だから私は大きく言う。
「レベッカ。うーんと…参ったなぁ…」
「ダーリンは私の事嫌い?」
「そんな訳ないよ!!」
「なら、いいわ」
私は遊戯から離れる
「嫌われてなければ
今は、いいの」
私は笑顔でまたね。ダーリンと言って自分の目的地に向かった。
ねぇダーリン。この恋は本物なのよ?
**************
レベッカは可愛い!!
レベッカは果敢に王様と戦えば良いと思います。
ウチのレベッカは好かれたいと思う反面、嫌われてなければ良いとも思っててるけどAIBOがそれこそ26歳位になったら
レベッカからプロポーズしてるんじゃないかなあ☆←
王様とAIBOが20歳越えてる設定。
†なんて早い恋†
「未成年者は飲めませんよ。」
何時もの事だから慣れっこだ。僕は運転免許証を取り出して何時ものように言った。
「僕、これでも二十歳過ぎてます」
そう言うとバーテンダーさんはキョトンとしてその後に「失礼しました。どうぞお掛けください。」
と言う。
僕はカウンター席に座って適当なカクテルを飲む。
本当はお酒って後がキツいからあまり飲まないんだけど今日は別だ
「どうぞ」
と言われて頼んだカクテルを渡される。
ありがとう。と言って受け取ると
「今日は1人で飲みにきたんですか。」
と聞かれて僕は
「バーテンダーさん、今日は僕にとって忘れられない日だよ」
とカクテルを飲んだ。
僕は今日失恋してしまったのだ。
十何年の片思いの相手にフラれてしまった。
カラコロと氷が鳴る。
「ずっと好きだったんだけどなぁ」
それはお気の毒に。そう言われるけど僕は悲しさで胸がいっぱいだった。
そんな時自分の近くに来た男の人を見てビックリしてしまった。
「わぁ。僕がもう1人居る!!」
「ん?」
自分にそっくりな人が居たのだ。
「ねぇ君付き合ってよ!!僕はこの、今日と言う日を悪い思い出にしたくないんだ!!」
そう僕がそっくりさんの服を摘むと
「まいったな…」
とそっくりさんは少し悩んで。でも直ぐに、いいぜ付き合ってやる。と言って彼は僕の隣に座った。
「お酒飲む?奢るけど」
そう言うと彼は一杯だけ貰おう。と言ってバーテンダーさんに頼んだ。僕も頼む。
「僕はずっと好きだった人にフラれちゃったんだ。彼女はね、凄く強くて綺麗で僕は直ぐに恋に落ちたんだ。それから、何年もずっと彼女を思い続けてた。
で今日彼女と一緒に買い物行って、今だ!って時に告白したらフラれちゃったんだ。」
ゴクリとカクテルを飲んでその時の事を思い出すとポロリと涙が零れた。
「そりゃあっ…僕はっ…頼りないし、っ…ドジだし、でもでも…っ」
ポロポロ出る涙は止まる事を知らないかのように流れる。
「本当にっ…好きだったんだ」
そっくりさんは黙ったまま僕の目もとにティッシュを押し当てた。
「ご、ごめっ…ありがと」
有り難くティッシュを貰って涙を拭く。
「優しいんだな」
そっくりさんは僕を見てそう言った。
「へ?僕がっ、優しい?」
「あぁ」
何をどう聞いてそんな事を言うのだろうこの人。
「フラれても八つ当たりしない辺りが。」
「僕なんてっ…身の程知らずなだけだよ」
「そういう考え方は間違ってるぜ」
「だって本当の事なんだ。僕は彼女に相応しく無いんだ。」
「そんな事無いだろう」
「君って優しいね。初めて会うのに僕の味方するなんて」
「オレは自分の思った事を言ってるだけだぜ」
「えへへ。ありがとう。」
僕は笑って言う。
「でも…相応しく無いのは本当だよ。彼女と僕は正反対。彼女は強くて綺麗で優しい。でも僕は自分勝手で弱い。」
「そうか?自分勝手では無いと思うぜ?」
「自分勝手だよ。外見が似てるってだけで君をこんな愚痴に付き合わせてる。」
「ほらな。自分勝手じゃない」
「?」
彼はビシッと人差し指を僕に向けて
「直ぐに反省しているじゃないか。それに最初オレに許可取ってからこの話に付き合わせてるんだから、どっちにしろあんたは自分勝手では無いだろう。」
「そう…かなぁ」
彼はニッと笑った。
「あんたは自分勝手では無いぜ。他人の気持ちをちゃんと考えられる奴だ。」
「もう1人の…僕。」
自分とそっくりな外見だったから思わずそう言ってしまった。
「いいな。それ。」
でも彼はそんなの気にもせずクスリと笑い酒をグイーっと飲み干した。
「あぁ。今日、君に会えて、良かった…な」
僕は眠くなって意識が遠のいた。
まいったな。
滅多に行かないバーに行ったら自分にそっくりな後ろ姿に惹かれてふらりと近寄ったら自分に似た奴に飲みに誘われて一緒に話してたら
「えへへ。ありがとう」
なんて笑顔で言われて思わず胸がキュンと高鳴った。
あー。コイツ可愛いかも。なんて思っていつの間にか真剣にコイツの話を聞いてコイツにかなり惹かれて
酒にやられたコイツをどうするか悩む始末だ。
とりあえず自室に引きずり込んでしまった。
スースー寝息を立ててるけどコイツ明日仕事とか無いのか?
というか
「ん~…ぅ…」
もぞもぞと布団を手繰り寄せる姿は小動物を思わせる可愛さで俺のハートにダイレクトアタックだ。
「コイツ…こんなんで20越えてるのか…?」
犯罪だろ犯罪。どう見たって高校入り立ての顔だ。
そんじょそこらの女よりコイツのが普通に可愛いだろう。
「……んず…」
「?」
つぅ…と少年のような青年からまた涙が流れたからとりあえず今度はタオルを顔の下に敷いてやった。よく泣くな。そんなに好きだったんだな。その女の事。そりゃあそうか。
十数年の片思いとか言ってたからな。
それにしても。
「どうすればいいんだ…」
起こすのは可哀想だが自分の寝る場所が無い。
「仕方ない」
オレは自分に似た可愛い青年の隣に潜り込んだ。
***************
仕方ないじゃねーよ!!!!!!!
と力いっぱい突っ込みを入れて貰えればもう何でもいいです←
杏子にフラれてしまったAIBO。そんなAIBOに惚れた王様。
何という矢印関係^^^^^^^^
AIBOもお酒飲むといい。
†なんて早い恋†
「未成年者は飲めませんよ。」
何時もの事だから慣れっこだ。僕は運転免許証を取り出して何時ものように言った。
「僕、これでも二十歳過ぎてます」
そう言うとバーテンダーさんはキョトンとしてその後に「失礼しました。どうぞお掛けください。」
と言う。
僕はカウンター席に座って適当なカクテルを飲む。
本当はお酒って後がキツいからあまり飲まないんだけど今日は別だ
「どうぞ」
と言われて頼んだカクテルを渡される。
ありがとう。と言って受け取ると
「今日は1人で飲みにきたんですか。」
と聞かれて僕は
「バーテンダーさん、今日は僕にとって忘れられない日だよ」
とカクテルを飲んだ。
僕は今日失恋してしまったのだ。
十何年の片思いの相手にフラれてしまった。
カラコロと氷が鳴る。
「ずっと好きだったんだけどなぁ」
それはお気の毒に。そう言われるけど僕は悲しさで胸がいっぱいだった。
そんな時自分の近くに来た男の人を見てビックリしてしまった。
「わぁ。僕がもう1人居る!!」
「ん?」
自分にそっくりな人が居たのだ。
「ねぇ君付き合ってよ!!僕はこの、今日と言う日を悪い思い出にしたくないんだ!!」
そう僕がそっくりさんの服を摘むと
「まいったな…」
とそっくりさんは少し悩んで。でも直ぐに、いいぜ付き合ってやる。と言って彼は僕の隣に座った。
「お酒飲む?奢るけど」
そう言うと彼は一杯だけ貰おう。と言ってバーテンダーさんに頼んだ。僕も頼む。
「僕はずっと好きだった人にフラれちゃったんだ。彼女はね、凄く強くて綺麗で僕は直ぐに恋に落ちたんだ。それから、何年もずっと彼女を思い続けてた。
で今日彼女と一緒に買い物行って、今だ!って時に告白したらフラれちゃったんだ。」
ゴクリとカクテルを飲んでその時の事を思い出すとポロリと涙が零れた。
「そりゃあっ…僕はっ…頼りないし、っ…ドジだし、でもでも…っ」
ポロポロ出る涙は止まる事を知らないかのように流れる。
「本当にっ…好きだったんだ」
そっくりさんは黙ったまま僕の目もとにティッシュを押し当てた。
「ご、ごめっ…ありがと」
有り難くティッシュを貰って涙を拭く。
「優しいんだな」
そっくりさんは僕を見てそう言った。
「へ?僕がっ、優しい?」
「あぁ」
何をどう聞いてそんな事を言うのだろうこの人。
「フラれても八つ当たりしない辺りが。」
「僕なんてっ…身の程知らずなだけだよ」
「そういう考え方は間違ってるぜ」
「だって本当の事なんだ。僕は彼女に相応しく無いんだ。」
「そんな事無いだろう」
「君って優しいね。初めて会うのに僕の味方するなんて」
「オレは自分の思った事を言ってるだけだぜ」
「えへへ。ありがとう。」
僕は笑って言う。
「でも…相応しく無いのは本当だよ。彼女と僕は正反対。彼女は強くて綺麗で優しい。でも僕は自分勝手で弱い。」
「そうか?自分勝手では無いと思うぜ?」
「自分勝手だよ。外見が似てるってだけで君をこんな愚痴に付き合わせてる。」
「ほらな。自分勝手じゃない」
「?」
彼はビシッと人差し指を僕に向けて
「直ぐに反省しているじゃないか。それに最初オレに許可取ってからこの話に付き合わせてるんだから、どっちにしろあんたは自分勝手では無いだろう。」
「そう…かなぁ」
彼はニッと笑った。
「あんたは自分勝手では無いぜ。他人の気持ちをちゃんと考えられる奴だ。」
「もう1人の…僕。」
自分とそっくりな外見だったから思わずそう言ってしまった。
「いいな。それ。」
でも彼はそんなの気にもせずクスリと笑い酒をグイーっと飲み干した。
「あぁ。今日、君に会えて、良かった…な」
僕は眠くなって意識が遠のいた。
まいったな。
滅多に行かないバーに行ったら自分にそっくりな後ろ姿に惹かれてふらりと近寄ったら自分に似た奴に飲みに誘われて一緒に話してたら
「えへへ。ありがとう」
なんて笑顔で言われて思わず胸がキュンと高鳴った。
あー。コイツ可愛いかも。なんて思っていつの間にか真剣にコイツの話を聞いてコイツにかなり惹かれて
酒にやられたコイツをどうするか悩む始末だ。
とりあえず自室に引きずり込んでしまった。
スースー寝息を立ててるけどコイツ明日仕事とか無いのか?
というか
「ん~…ぅ…」
もぞもぞと布団を手繰り寄せる姿は小動物を思わせる可愛さで俺のハートにダイレクトアタックだ。
「コイツ…こんなんで20越えてるのか…?」
犯罪だろ犯罪。どう見たって高校入り立ての顔だ。
そんじょそこらの女よりコイツのが普通に可愛いだろう。
「……んず…」
「?」
つぅ…と少年のような青年からまた涙が流れたからとりあえず今度はタオルを顔の下に敷いてやった。よく泣くな。そんなに好きだったんだな。その女の事。そりゃあそうか。
十数年の片思いとか言ってたからな。
それにしても。
「どうすればいいんだ…」
起こすのは可哀想だが自分の寝る場所が無い。
「仕方ない」
オレは自分に似た可愛い青年の隣に潜り込んだ。
***************
仕方ないじゃねーよ!!!!!!!
と力いっぱい突っ込みを入れて貰えればもう何でもいいです←
杏子にフラれてしまったAIBO。そんなAIBOに惚れた王様。
何という矢印関係^^^^^^^^
AIBOもお酒飲むといい。
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