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色々察してあげてください←
ミク相棒です。分からない方は戻るが吉。
道端で拾いました。
†夜道に気をつけて†
「お前…」
「僕はユウギ」
「人間?」
「……違うよ。アンドロイド」
「何で道端に居るんだ?KCから逃げて来たのか?」
「ううん。要らないから僕は捨てられてるんだって」
「そうか。お前はこのままでいいのか?」
「だって捨てられたんだもん。きっと僕の歌が下手だから捨てられたんだ。仕方ないね」
「お前歌を唄うのか?」
「うん。それしか出来ないよ。下手な歌を唄う位しか…出来ないんだ」
「お前…ウチに来い。拾ってやる」
「?」
「オレの家に来て唄えって事だ」
「!!良いの?」
「ああ。」
「わぁい!!ありがとう!!僕はまだ唄えるんだね!」
「ああ」
まさかこんなデカい拾い物をするとは思いもしなかったぜ。
ゴミ捨て場にポツンと居たアンドロイドはオレに似た感じだが
かなり可愛い。
何なんだ。上目づかいで見上げてくるのとか高い声でわぁい。とかはっきり言ってたまらない。自分に似てるけど全く似てない気がする。
手を引っ張ってやるときめ細やかな肌な事に気づく。それにあんまり冷たくない。
「お前、暖かいんだな」
「そう?」
パッと見(ユウギには悪いが)ダッチワイフに見えたぜ。実際は歌を唄うらしいが。
「ユウギはどんな歌を唄うんだ?」
「んー?結構色々唄えるよ?」
オレの住んでるマンションに着くとユウギは驚いてオレを見た。
「どうした?」
「ここが…君の家?」
目をかっ開いて言うもんだから思わずオレは笑ってしまった。
「このマンションの一室が、オレの家だ」
「?????」
「まぁ入れば分かる。」
グイッとユウギの手を引く。
「ね、ねぇ!君の名前は?」
「アテムだ」
コツコツ歩いてエレベーターなんか使わずに3階まで登る。
通路を歩いている時にもユウギは長いねーもうすぐ?と聞いてきてその可愛さに悶絶した。
「ここだ。」
ガチャリとドアを開いてやるとユウギは部屋に入って体をくるりと反転させた。
「広いね!!」
「そうか?」
マンションとしてはまぁデカい部屋だとは思うが、家にしたら狭いだろう。
「お前はどこで暮らしてたんだ?」
「僕が手を伸ばせる位の広さ」
手を伸ばしてクルクル回る。
可愛いすぎだろう。
「それは狭いな。」
「でも僕の周りには結構人が居たんだよ?みんなして白衣着てさ。」
研究室かよ。
まぁ捨てられたとか言ってたもんな。
「ねぇ」
少し考え事をしていたら大きな目が間近にあった。キスされたいのかコイツ。
「何だ」
「唄っていい?」
このマンションの防音は家賃が高い分キチンとしている。エロビデオも大音量でかけ放題ってヤツだ。
「ああ。いいぜ」
唄うの見てみたいしな。だがユウギはキョロキョロと周りを見て
「ねぇ、耳栓とか、ないの?」
なんて頬を染めながら言った。軽く兵器だろこれ。
「悪いな。そんなのウチには無いぜ。」
「耳、塞いだ方がいいよ?」
少し俯いてユウギは言った。犬が耳を垂らしてる。そんな感じだ。
「聞かせてくれよ。お前の歌。」
「イヤだよ。下手だから捨てられたんだもん。君だって歌を聞いちゃったら直ぐに僕が要らなくなるよ。」
「そんな事は無い」
下手だったら鑑賞用にするのみだな。
ユウギには絶対言えないがこっそり、そう思った。
「じゃあ、唄うよ?」
「あぁ」
小さな声で唄うユウギは不安定な音程で唄っていたが、その内声が大きくなって音程も綺麗になっていった。
可愛い声で紡ぐ歌は恋の歌らしい。
「はあっ」
唄い終わるとユウギはニッコリ笑って楽しかった。と言った。
「全然、下手じゃ無かったぜ」
「本当?」
「あぁ。綺麗だったぜ」
「ありがとう」
捨てたヤツの気が知れないぜ。
歌もキチンと唄えてこんなに可愛いヤツなのに。
まぁ、捨てたヤツにオレは感謝しているが。
「じゃあ、僕はずっとここに居てもいい?」
そんな約束した覚えはないがとりあえずユウギにはずっとここに居て欲しいので良いぜ。と答えた。
「食費、かかるよ?」
「?アンドロイドが何か食べるのか?」
「油」
「あ、あぁ」
何油だ?と訊こうとするとユウギは慌てて
「ごめん!!何でもいいよ!生ゴミでも、アルコールでも、油でも!人が食べられる物ならなんでも」
「そうなのか?」
ユウギは頭をブンブン縦に振って肯定をする。何だよこの小動物系!!
「でもね、油は1日大さじ1杯位摂らないと止まっちゃうんだって。」
「お前は腹減るか?」
「うん。減ってるのわかるよ。」
「今は?」
「減りすぎて分からないんだ。明日まで食べなくても平気」
言われた意味が一瞬分からなかった。
「は?結局空いてるんだよな?」
「うん。まぁ」
「少し待ってろ。」
「うん?」
台所に向かって適当な野菜を切る。
「流石に生ゴミを食べさせる気は無いぜ…」
切った野菜を温めたフライパンに入れて炒める。
炒め終わってリビングに向かうとユウギは立って居た。
「座らないのか?」
「どこに座ればいいのか分からなくって。」
真面目すぎる回答。
「いや。何処でもいいんだが…とりあえず今はそっちの椅子に座って貰おうか」
これ。お前の飯な。
そう付け加えるとユウギは椅子に座る。
「野菜炒めだ!!」
「キライな物、無いだろ?」
「!!…うん、無いよ…」
ビクリと動いたのをオレは見逃さなかった
「キライな物有るのか。」
アンドロイドなのに。
「……ぅ」
「え?」
「らっきょだけだもん!!らっきょなんて普通食べないもん!!だから平気!僕にはキライな物なんか無いよ!!」
頬をぷくーっと膨らませて、顔を赤くして子供っぽくユウギは言う。
「ぶっ…!!」
なんだこのアンドロイド。オレのツボを狙いすぎてる。なんだこの可愛さ。
お前何歳だよ!!
「好きな物も無いのか?」
そう言うとしょんぼりした顔を俯かせて
「……ないもん」
何て言うから可愛い過ぎて参る。
「何が好きなんだ?そんなに高くなければ買ってやれるんだが…」
誘うように訊いてやると案の定ニッコリ顔を綻ばせて
「僕ハンバーガー好きなんだ」
なんて返してくる。
「そうか。明日買ってきてやるよ」
「本当に?」
「あぁ」
マズい。コイツにはまりそうだ。
「そうだ。お前あんまり遠慮しなくて良いからな。座る場所とか、そういうの。」
「なんで?だって僕は居候だよ?」
もしゃもしゃと炒め物のキャベツを頬張る姿はハムスターのソレだ。
「居候じゃない。同じ部屋の持ち主だ。お前はオレと2人で暮らすんだからな」
「えっ?」
「だから、遠慮は無しだぜ」
ユウギはキョトンとしてオレを見ていた。
「これから宜しくな、相棒。」
オレは笑ってそう言った。
***************
巷で噂のミクミクな相棒まさかのノベル^^^^^^^^^^^^
その内相棒が爆発発言とかします。
相棒が捨てられた理由は
「有り得ないような人型を作ってみよう」みたいな感じで作った研究会の人たちが、ある日王様を見て「有り得ないような人型」が「本当に居た人型」になっちゃって王様の人権を
損傷してしまうなぁと思ってユウギを捨てた。
だけど王様が近くに住んでた罠。
そんな設定。
王様はとにかくミクミク相棒に鼻血とよだれを垂らす毎日です。
王様は一応プロデュエリストでお金貰ってます。
色々考え中だったやつなんだけどね←
ミク相棒です。分からない方は戻るが吉。
道端で拾いました。
†夜道に気をつけて†
「お前…」
「僕はユウギ」
「人間?」
「……違うよ。アンドロイド」
「何で道端に居るんだ?KCから逃げて来たのか?」
「ううん。要らないから僕は捨てられてるんだって」
「そうか。お前はこのままでいいのか?」
「だって捨てられたんだもん。きっと僕の歌が下手だから捨てられたんだ。仕方ないね」
「お前歌を唄うのか?」
「うん。それしか出来ないよ。下手な歌を唄う位しか…出来ないんだ」
「お前…ウチに来い。拾ってやる」
「?」
「オレの家に来て唄えって事だ」
「!!良いの?」
「ああ。」
「わぁい!!ありがとう!!僕はまだ唄えるんだね!」
「ああ」
まさかこんなデカい拾い物をするとは思いもしなかったぜ。
ゴミ捨て場にポツンと居たアンドロイドはオレに似た感じだが
かなり可愛い。
何なんだ。上目づかいで見上げてくるのとか高い声でわぁい。とかはっきり言ってたまらない。自分に似てるけど全く似てない気がする。
手を引っ張ってやるときめ細やかな肌な事に気づく。それにあんまり冷たくない。
「お前、暖かいんだな」
「そう?」
パッと見(ユウギには悪いが)ダッチワイフに見えたぜ。実際は歌を唄うらしいが。
「ユウギはどんな歌を唄うんだ?」
「んー?結構色々唄えるよ?」
オレの住んでるマンションに着くとユウギは驚いてオレを見た。
「どうした?」
「ここが…君の家?」
目をかっ開いて言うもんだから思わずオレは笑ってしまった。
「このマンションの一室が、オレの家だ」
「?????」
「まぁ入れば分かる。」
グイッとユウギの手を引く。
「ね、ねぇ!君の名前は?」
「アテムだ」
コツコツ歩いてエレベーターなんか使わずに3階まで登る。
通路を歩いている時にもユウギは長いねーもうすぐ?と聞いてきてその可愛さに悶絶した。
「ここだ。」
ガチャリとドアを開いてやるとユウギは部屋に入って体をくるりと反転させた。
「広いね!!」
「そうか?」
マンションとしてはまぁデカい部屋だとは思うが、家にしたら狭いだろう。
「お前はどこで暮らしてたんだ?」
「僕が手を伸ばせる位の広さ」
手を伸ばしてクルクル回る。
可愛いすぎだろう。
「それは狭いな。」
「でも僕の周りには結構人が居たんだよ?みんなして白衣着てさ。」
研究室かよ。
まぁ捨てられたとか言ってたもんな。
「ねぇ」
少し考え事をしていたら大きな目が間近にあった。キスされたいのかコイツ。
「何だ」
「唄っていい?」
このマンションの防音は家賃が高い分キチンとしている。エロビデオも大音量でかけ放題ってヤツだ。
「ああ。いいぜ」
唄うの見てみたいしな。だがユウギはキョロキョロと周りを見て
「ねぇ、耳栓とか、ないの?」
なんて頬を染めながら言った。軽く兵器だろこれ。
「悪いな。そんなのウチには無いぜ。」
「耳、塞いだ方がいいよ?」
少し俯いてユウギは言った。犬が耳を垂らしてる。そんな感じだ。
「聞かせてくれよ。お前の歌。」
「イヤだよ。下手だから捨てられたんだもん。君だって歌を聞いちゃったら直ぐに僕が要らなくなるよ。」
「そんな事は無い」
下手だったら鑑賞用にするのみだな。
ユウギには絶対言えないがこっそり、そう思った。
「じゃあ、唄うよ?」
「あぁ」
小さな声で唄うユウギは不安定な音程で唄っていたが、その内声が大きくなって音程も綺麗になっていった。
可愛い声で紡ぐ歌は恋の歌らしい。
「はあっ」
唄い終わるとユウギはニッコリ笑って楽しかった。と言った。
「全然、下手じゃ無かったぜ」
「本当?」
「あぁ。綺麗だったぜ」
「ありがとう」
捨てたヤツの気が知れないぜ。
歌もキチンと唄えてこんなに可愛いヤツなのに。
まぁ、捨てたヤツにオレは感謝しているが。
「じゃあ、僕はずっとここに居てもいい?」
そんな約束した覚えはないがとりあえずユウギにはずっとここに居て欲しいので良いぜ。と答えた。
「食費、かかるよ?」
「?アンドロイドが何か食べるのか?」
「油」
「あ、あぁ」
何油だ?と訊こうとするとユウギは慌てて
「ごめん!!何でもいいよ!生ゴミでも、アルコールでも、油でも!人が食べられる物ならなんでも」
「そうなのか?」
ユウギは頭をブンブン縦に振って肯定をする。何だよこの小動物系!!
「でもね、油は1日大さじ1杯位摂らないと止まっちゃうんだって。」
「お前は腹減るか?」
「うん。減ってるのわかるよ。」
「今は?」
「減りすぎて分からないんだ。明日まで食べなくても平気」
言われた意味が一瞬分からなかった。
「は?結局空いてるんだよな?」
「うん。まぁ」
「少し待ってろ。」
「うん?」
台所に向かって適当な野菜を切る。
「流石に生ゴミを食べさせる気は無いぜ…」
切った野菜を温めたフライパンに入れて炒める。
炒め終わってリビングに向かうとユウギは立って居た。
「座らないのか?」
「どこに座ればいいのか分からなくって。」
真面目すぎる回答。
「いや。何処でもいいんだが…とりあえず今はそっちの椅子に座って貰おうか」
これ。お前の飯な。
そう付け加えるとユウギは椅子に座る。
「野菜炒めだ!!」
「キライな物、無いだろ?」
「!!…うん、無いよ…」
ビクリと動いたのをオレは見逃さなかった
「キライな物有るのか。」
アンドロイドなのに。
「……ぅ」
「え?」
「らっきょだけだもん!!らっきょなんて普通食べないもん!!だから平気!僕にはキライな物なんか無いよ!!」
頬をぷくーっと膨らませて、顔を赤くして子供っぽくユウギは言う。
「ぶっ…!!」
なんだこのアンドロイド。オレのツボを狙いすぎてる。なんだこの可愛さ。
お前何歳だよ!!
「好きな物も無いのか?」
そう言うとしょんぼりした顔を俯かせて
「……ないもん」
何て言うから可愛い過ぎて参る。
「何が好きなんだ?そんなに高くなければ買ってやれるんだが…」
誘うように訊いてやると案の定ニッコリ顔を綻ばせて
「僕ハンバーガー好きなんだ」
なんて返してくる。
「そうか。明日買ってきてやるよ」
「本当に?」
「あぁ」
マズい。コイツにはまりそうだ。
「そうだ。お前あんまり遠慮しなくて良いからな。座る場所とか、そういうの。」
「なんで?だって僕は居候だよ?」
もしゃもしゃと炒め物のキャベツを頬張る姿はハムスターのソレだ。
「居候じゃない。同じ部屋の持ち主だ。お前はオレと2人で暮らすんだからな」
「えっ?」
「だから、遠慮は無しだぜ」
ユウギはキョトンとしてオレを見ていた。
「これから宜しくな、相棒。」
オレは笑ってそう言った。
***************
巷で噂のミクミクな相棒まさかのノベル^^^^^^^^^^^^
その内相棒が爆発発言とかします。
相棒が捨てられた理由は
「有り得ないような人型を作ってみよう」みたいな感じで作った研究会の人たちが、ある日王様を見て「有り得ないような人型」が「本当に居た人型」になっちゃって王様の人権を
損傷してしまうなぁと思ってユウギを捨てた。
だけど王様が近くに住んでた罠。
そんな設定。
王様はとにかくミクミク相棒に鼻血とよだれを垂らす毎日です。
王様は一応プロデュエリストでお金貰ってます。
色々考え中だったやつなんだけどね←
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