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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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ご都合主義、な感じの設定のボクと神様2。深く考えて読むのはお勧めしません……………、帝人受けの筈ですが微妙です。よろしい方は、どうぞ。



隣の席の人が青い紙を胸ポケットに入れていて、自分のポケットには黄色い紙が入っている。

それだけで隣の席の人と話してはいけないだなんて、そんな話あるだろうか。


紀田正臣は悩んでいた。

自分に渡された紙を見る。
黄色の紙は今この集会に集まっている者達に共通する持ち物である。

黄巾賊と呼ばれるカラーギャング。
カラーギャングのメンバーの大半が黄色の紙を持っていた。

「一応お前らに聞くけど、この紙、誰が配ったか知らないか?あ、神様ってぇのは無しで」


首を振る一同。
そうだよなぁ。ため息を吐いて黄色の紙を見つめる。

誰だ?こんな事を始めたのは…………。

ダラーズだろうか。
いや、しかしダラーズである滝口も、ブルースクウェアを抜けた門田さん達にも、サイモンにも紙は届いたらしい。
…………臨也さんが怪しいが、臨也さんも紙を見せてきた。

…………それに、帝人だけ分けられていないのも…気になる。
けれど帝人が好き好んで俺や杏里を遠ざけるような真似はしないだろうし、あいつは嘘が苦手だ。
というかそもそも帝人がダラーズのリーダーだろうがこんなにも大掛かりな事は無理だ。

個人情報流出にも程があんだろ……。

沙樹にも黄色の紙が届いたようだし。
……無差別という訳ではないらしい。

なら帝人にはどうして……ここ一ヶ月近くずっと悩んでいるが答えが出ない。

クソッ…どうしてこう問題が出るんだ…!
舌打ちをしつつソファーから立ち上がり、黄巾賊のメンバーを見る。


「めぼしい情報も無いみたいだし、どっかのチームが騒ぎを立てる事も無いみたいだし、暫くまた様子を見る。」
「将軍、襲われた友人が言ってたんスけど…」
「んあ?」
「襲ってきた人物のカラーは白……だったそうです」
「白…………ふぅん…白…ねぇ。黒幕なのに白かよ」
「白い紙を付けてたそうです」

白……何色にも染められる色。

無色透明………ともとれる、が……。

ああくそっ…どうして帝人が浮かぶんだ……!!

ガシガシと頭をかき、正臣は長く息を吐く。

「オーケー……じゃあ白い紙を付けてる奴等見たら逃げろって事だな。」
「え、逃げるんですか?」
「ヤバそうならな。イケそうなら……話聞かせてもらった方がいいな」


あんまもう暴力とかやりたくないんだが………こんなふざけた事はさっさと終わらせたい。


***バキュラさんが入室しました。***
***セットンさんが退室しました。***
甘楽「こんばんはっ」
バキュラ「ばんはー、ってありゃ入れ違いっすか」
田中太郎「こんばんは」
甘楽「もう遅いですからねぇ~」
罪歌「わたしも、きょうはこれで」
罪歌「おやすみなさい」
田中太郎「お疲れ様です(^-^)」
バキュラ「おつかれさーん」
甘楽「おやすー」
***罪歌さんが退室しました。***
田中太郎「それで甘楽さん、白い人ってなんですか?」
甘楽「神様の手下っていうか、使徒というか、そんな感じみたいですよ?」
バキュラ「使徒?」
甘楽「バキュラさんも気を付けた方が良いですよっ!色の違う子と話したりすると白い人が追い掛けてくるみたいです☆怖いですね~」
バキュラ「甘楽さん襲われて入院とかしたんですか?」
田中太郎「相変わらずw」
甘楽「やだぁバキュラさん酷いですようっ!甘楽ちゃんは襲われてませんよ、アッ嫉妬されて襲われたりはしますけどね☆」
バキュラ「甘楽さんに嫉妬だなんて相手の人の気がしれませんね」
田中太郎「辛辣だなぁw」

内緒モード:バキュラ【臨也さん白い人って何なんですか?】
内緒モード:甘楽【言ってる通り、違う色の人とつるむとやってくる集団だよ】
内緒モード:バキュラ【………そいつら、ダラーズですかね】
内緒モード:甘楽【さぁ?ダラーズは人が多すぎて俺でも把握してないよ】
内緒モード:バキュラ【臨也さん、あんたどこまで関わってるんですか】
甘楽「やだバキュラさんってば甘楽ちゃんの事弄るんですから!ツンデレさんですね!」
内緒モード:バキュラ【臨也さん!!】
田中太郎「またツンデレですかw」
バキュラ「死ね」
田中太郎「wwwバキュラさんw」
甘楽「ふふぅっでも白い人には気をつけてくださいね、強い人みたいですから」
内緒モード:田中太郎【臨也さん】
内緒モード:甘楽【なんだい】
内緒モード:田中太郎【臨也さんはどこまで知ってるんですか?】
内緒モード:甘楽【さあ?ご想像にお任せするよ】
内緒モード:田中太郎【………あの、臨也さん、も色分けられたんですよね】
内緒モード:甘楽【そうだよ、セルティ達と同じの黒。】
内緒モード:田中太郎【なにか規則性でも有るんでしょうか】
内緒モード:甘楽【探せばあるのかもね。情報が欲しいかい?】
内緒モード:田中太郎【……………】
内緒モード:田中太郎【いえ、もっと臨也さんが情報を集めてから聞きます】
内緒モード:甘楽【言うようになったねえ、君も】
田中太郎「あ、もうこんな時間…落ちます、おやすみなさい」
バキュラ「やすー」
甘楽「おつです~」

***田中太郎さんが退室しました。***

バキュラ「わ、本当だこんな時間だ」
甘楽「そろそろ落ちましょうか」
バキュラ「甘楽さん」
甘楽「はい?」
バキュラ「いつか尻尾掴んでやりますよ」
甘楽「やだこわ~い!バキュラさん、そんな私を目の敵にしなくても!」

バキュラ「落ちます」
甘楽「はぁいお疲れ様で~す」

***バキュラさんが退室しました。***

甘楽「全く皆して甘楽ちゃんを疑うんですから!私ぼっちで寂しいです…!!」
甘楽「私もふて寝しちゃいますっ」

***甘楽さんが退室しました。***

―チャットルームには現在誰も居ません。
****************
だから無駄に話を長くしすぎ………!!
ああぁチャットルームがよくわかってないです……私エチャしかやってないので内緒モードとかwwwなにその機能みたいなw
あーん終わりとかはあっけないのでこんな膨らませたらやばいよなぁと思いつつこれを送信…。


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黄巾賊やら罪歌やらブルースクウェアやら出てますが原作とは違うパラレルワールドみたいに皆仲良しです。設定だけ使ってるみたいなレベル。

今のところ帝人受け要素皆無。それでもよろしければどうぞ。


園原さんと正臣が会話をしなくなってしまった。


同様に、クラスの中でも、いや、池袋中でちょっとした異変が起きていた。


最近、神様が池袋を見張っているらしい。

と言うと中二病くさいけど、そうやって言った人がいるのだからそう言うしかない。
その、神様とやらがある日突然池袋の住人達に【組分け】を施したのだ。
赤、青、黄、その他にもあるのだろうけど、僕が知ってるのはその色。
まぁとにかく、来良の下駄箱に封筒が入ってて、封筒の中に色紙、と色紙に
「仲間以外と関わるべからず」
なんて書いてある不幸の手紙紛いのなんとも奇妙な手紙が入っていた。
ちなみに、家のポストに母親や父親宛に来たという報告もあった。
僕の両親は貰っていないと言うことで本当に池袋内なのだろう。

貰った日に皆は「仲間って何。ていうかこれ何?馬鹿じゃないの?」なんて笑いつつ友達の色を確認する。

けれど、馬鹿じゃないの?の台詞は1週間後には取り消される羽目になった。

赤や青の組分けをされた女の子が組んでいたグループが襲われたり、先生が自分と色の違う生徒を指名したらその先生が襲われたり。

つまりは仲間以外と関わったら何者かに襲われてしまったのだ。

そんな訳で来良学園では現在、胸ポケットにその組分けの色紙を入れて、判別しやすいようにしている。

「……どういう基準で決めてるんだろうな」
「さあ……」
「どーせなら、同じ色にしろよなぁ、仲良いやつを!」
「あ、でも張間さんと園原さん、矢霧くんは同じ色だったね」
「ちぇー……大体何で俺黄色なの。因縁?そんなに俺は黄色が似合う男?ナイスイエローガイ?」
「まぁ……黄色は似合うよ」
「はぁ……」
「私も、赤が似合うんでしょうか」
「うん、そっ、園原さんも似合うよ!」
「エロ可愛い杏里は何色でも似合うよなぁ~な、帝人!」
「エロは余計だよ!!」

正臣と園原さんは黄色と赤色に組分けされてしまった。
どうして色が違うのに僕らはまだ隣に居るのかというと、

「けど、なんで帝人は色が無いんだろうな」

僕の胸ポケットには何も入っていない。………つまり組分けがされなかったのだ。
「さあ………」

僕を間に挟んでの会話は直接会話していると見なされないようで、僕ら三人はなんとか一緒の空間に居る。

それでも、前より一緒には居られなくなったけれど。


皆が色によって組分けされてるのに、自分だけ組分けがされていないだなんて………。
凄い疎外感を感じると同時に組分けされていないおかげで三人で居られるという安堵と、微妙なところだ。

昼休み終了の鐘が鳴る。

「おっともうそんな時間か!じゃあ帝人、放課後トゥギャザーしような~シーユーネクスタイム!」
「うん」
「じゃあ竜ヶ峰くん、放課後に…。」
「うん」

そうして三人の時間が終わる。

「ああ、そういえば……」

組分けされてから門田さん達に会っていない。
あの人達も組分けされているんだろうか。



甘楽「そういえば、最近バキュラさん見ませんねぇ」
セットン「忙しいんじゃないでしょうか」
田中太郎「忙しいと言えば最近甘楽さんも忙しそうですよね」
甘楽「え?そうですかぁ?あっでも確かに最近甘楽ちゃんは忙しいですねぇ、仕事の規模が拡大してきちゃって……」
セットン「それは大変ですね」
内緒モード:田中太郎【情報収集の幅を広げたってことですか?】
内緒モード:甘楽【まぁ、そんなところだね。】
甘楽「ああっでも仕事といえば、仕事相手の人が話し掛けないでくれとか言ってきて、仕事ができなくてちょっと困ってるんですよぉ…」
セットン「あー…私も、仕事の依頼が減りました………」
田中太郎「ちょ、大丈夫なんですか二人とも……」
甘楽「きっと私が可愛いすぎて話すの躊躇ってるだけだと思いますけど!」
田中太郎「www」
セットン「甘楽さんそれは…(笑)」

***罪歌さんが入室しました。***

甘楽「こんばんわー」
田中太郎「罪歌さんこんばんは」
セットン「ばんわー」
罪歌「こんばんは」
罪歌「わたしも、ばいとさきで、はなしかけるなといわれました」
田中太郎「えぇっ!?」
セットン「えっ!?」
甘楽「あらら…」
罪歌「いろがちがうから、だめだと」
田中太郎「ああ……色…ですか」
セットン「何なんですかね、色って」
甘楽「神様っていう存在が色分けしたって言いますけどね~」
田中太郎「何の為ですかね」
セットン「する意味あるんでしょうかね」
罪歌「かみさまですか」
甘楽「あっ皆さん池袋人だから色付いてるんですよねぇ?」
セットン「ええ、まぁ」
田中太郎「池袋人しか付かないんですかね?」
甘楽「違うみたいですよっ?私池袋によく行くせいか色分けされちゃいましたっ☆」
田中太郎「えぇっ!?」
セットン「あれ何色に分けられているんですかね」
罪歌「あか、あお、きいろはしってます」
セットン「黒もありますよ」

内緒モード:セットン【杏里ちゃんは何色になったの?】
内緒モード:罪歌【あかいろです】
内緒モード:セットン【そっか……あ、帝人は?】
内緒モード:罪歌【きまってないみたいです】
内緒モード:セットン【え?決まってない?】

田中太郎「でも変な世の中になりましたよね、色で人を分けるだなんて」
甘楽「そのうち全国規模で分けられたりしちゃうんでしょうかね~」



田中太郎「なんだか漫画の世界みたいですよね」

**************
切れます……………あれ、こんな長くするつもりは無くて…\(^o^)/
何だか当初の予定よりごしゃった話になりそう……。
ていうか詰みそうwww
すぐ終わりますように……
本当帝人受けっぽくない………けど臨帝で帝人総受けみたいになる予定では……えぇぇなにまさかの健全?えぇぇ………帝人受けな話にしたいです………

元ネタがあります。一応。


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キャラぶっ壊れ。 ギャグです。アイドルコンビが 凄 く 仲 悪 い です。
ほぼ会話文な幽→帝←ルリ。
帝人は女の子。帝人はほぼ出ない。


それでもよろしければ、どうぞ。


『さて、今回は主演の羽島幽平さん、聖辺ルリさんのお二人に来ていただきました』
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします…」

『お二人が主演になったのは久し振りですね、どうですか、久し振りの共演は』
「……負けられない、と思ってます」
『負けられないって勝負ですか』
「……演技は得意ではないのですが、羽島さんに負けないようにと頑張ってます。」
『勝負なんですか!お二人はオフでも仲いいと聞いていますが…張り合う位仲がいいんですかねぇ』

「彼女とはいいライバルです」
「仲は良くないです」

『え?』

『あれ?そうなんですか?オフで一緒に居るところをよく目撃されているのでてっきり……』

「ルリさんと一緒に居るわけではないです」
「私と友人が居る所に羽島さんが居るだけです」
『?』
「俺の彼女と居る時に、ルリさんが来るだけです」
「まだ彼女じゃないですよ」
「いずれは彼女になるよ」

『あの……では熱愛発覚と一時期噂になっていたのは』
「羽島さんと私はそんな関係ではないです」
「あれは記者の勘違いです」


『へえ………あ、ああすいません次の質問コーナー行きますね』
「どうぞ」
「はい」


『この質問は多かったですね…オフの日は何をしていますか?』
「彼女と池袋をブラブラしたりします」
「彼女じゃないですよね、友達ですよね。私も友人と池袋で買い物とか…です」

『お二人とも池袋で遊ぶんですか』
「ええ、まぁ……あとは家で寝てたり、兄の家に遊びに行ったりですね」
「私も疲れてる時はほとんど寝てたり……メイクの練習したりとか…」

『カラオケとか行かれるんですか?』
「……たまに」
「あまり行きません…」

『お二人とも歌上手いのにあまり行かないんですか………最近嬉しかったことってなんですか?』

「…………ルリさん先にどうぞ」
「えっ…………嬉しかったこと、…友人がご飯作って待っててくれた事…です……お帰りなさいって言ってもらえて嬉しかったです…」
「ズルい……」
『一人暮らししてるとお帰りなさいって嬉しいですよね…羽島さんは』
「…ずっと前にペアリングを贈ってたんですけど、最近着けてくれるようになったのが嬉しかった事ですね、多分」
『ペアリングですか!?』
「ええ」
「脅されたから着けてるって昨日言ってましたよ」
「脅したつもりはないけど……ルリさんとお揃いはするのに俺とお揃いはしないの不公平だよって言っただけですよ」
「ふふ、今度はお揃いのスカート買いました。」
「………最後に笑うのは俺ですけどね。」
「…分かりませんよ、羽島さんよりもっと素敵な人が現れるかもしれませんし」
「ルリさんより気の合う人が現れるかもしれませんしね」
「………嫉妬は格好悪いですよ」
「そっちこそ」


『えぇと、あの…………凄くこの質問はしなくても…という感じですがお二人は付き合っている人が居るんでしょうか』
「ええ、居ます………まだ告白の返事を貰ってませんが」
「じゃあまだ彼女じゃないですよね」
「そのうちなるよ」
「私は居ません」
「早く好きな人作ればいいのに」
「そんな簡単にできるものじゃないです」
「そうかな、俺は一目惚れだったけど」
「え、一目惚れだったんですか?」
「うん、見た瞬間びびっと………運命の人ってやつだよね」
「……それは勘違いじゃないですか」
「…………ルリさんって俺の事嫌いですよね」
「私の大切な友人に変な人が引っ掛かったら大変ですから…、警戒してるんです」
「酷い言われよう…。」

『あの……それでは映画に対するコメントを………』

「色んな人の、色んな感情が飛び交って、沢山の事件の中で愛を育むストーリーです。帝人は見ちゃだめ」
「数々の難関を越える二人の愛の話はとても面白いです…帝人さんは見ないでください」

『あの、みかどって』
「さきほどから話題に登ってる彼女です」
「後々は平和島帝人です」
「なりません!」



「ぶっ」

飲んでいたお茶を吹いてしまった。

え、なに全国放送で僕の名前だしちゃったよ…!!いや、名字までは出てないけど。
ていうかこれ生放送だよね、カットできてないもん。字幕も出ないし。
ていうか二人とも仲悪いって言ってるけどなんだかんだ息は合ってるから仲良いんじゃないだろうか…。

………………明日学校行きづらい。

池袋に居る帝人という名の女の子は僕くらいしか居ないだろうし。

吹いたお茶を拭きながら僕はため息を吐いた。


****************
芸能サンド。キャラ崩壊のが取り合いしやすいのは言わずもがな(笑)
二人してガンガン敵意剥き出しで帝人を取り合う芸能サンド。
オフの日が被ると3人で行動。
テレビ局とか凍りつくよ(笑)

多分この帝人は幽より先にルリと出会ってる。
そんで羽島さん呼びにしてましたすいません間違えました、幽平さん呼びですよね………


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正(→)帝
ヤンデ……レ?
それでもよろしければ、どうぞ。


「正臣」
「ん~?」
「僕は正臣を思ったよりも頼りにしてると思う」
「そうか?」
いつものように帝人と杏里のクラスに行って帝人の席の前に座っていれば帝人は窓の外を見ながらそんな事を言った。

「嫌になるよね…」
「へ?」
苦いものを食べたような顔をする帝人。
「親元を離れて一人でもなんとかなるって思ったけど、正臣から離れたら池袋で生きていけないんだろうなぁ、僕」

ごくり。

思わず唾を飲み込んだ。

帝人が、そんな事を言うだなんて。
ふつふつと歓喜の声が身体中を駆け巡る。

俺の!帝人が!俺から離れて生きていけないかもしれないと言う!
幼なじみよりもずっと深い関係になっているとお前が言うならば俺はお前に捧げられるものは全て捧げよう!

「大袈裟じゃないのか~?帝人は相変わらず心配性なんだからなぁ」

笑いながら言えば帝人が突っ伏す。
「うーん、ならいいんだけど……」
「なぁんだー?帝人は俺が居ないと生きていけないって言うんだったら俺がスウィートハニー連れてきた暁にはどうすんの?
まさか俺を取り合って灼熱のバトルが始まってドロドロバトルストーリー開始?」
俺が居ないと生きていけないとお前が言うのなら。
俺はあえてお前を茶化そうじゃないか。今は。

ちらりと帝人を見れば帝人はぽかんと口を開けていた。


「ああ……そうか、正臣に彼女……なんて考えもしなかった」

その台詞にはどんな意味があるのだろう。

俺に、彼女なんてできないと思っているのだろうか。
いつまでも俺はお前の隣に居ると思っているのだろうか。

嗚呼お前はこの幼なじみが狂気じみた感情を胸に孕んで居ることを知ってるだろうか!

同性と食べる食事が嫌いと言いつつも帝人と食べる食事は格別に美味しいと思う自分が帝人を欲しいと身体中で叫んでいるのをお前は知らないだろう!

嗚呼!嗚呼!幼なじみの仮面は意外にも厚ぼったく距離を上手く取っている!年季の入った仮面はダイヤモンド並みの硬度だ!

けれど幼なじみの立場で言うお前の一言一言に、時には恋人の立場で言うそれに感じてしまう!
好きだ、愛してる!いやそれより深いかもしれない。

………ああ、けれど、


この思いは決して悟られぬようにと仮面を被らずにはいられないのだ。


*************
正帝は正臣がグルグルしてるイメージが今強い。なんだかんだ正臣は自分を責める人だし。
明るいラブラブバカップル正帝も好きですが。

近すぎるからこそ、ぶつかれない。そんな正帝。


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帝人が女の子
幽帝ルリの芸能サンド(未満)

それでもよろしければ、どうぞ。


「ごめん、少し遅くなる」

あと10分はかかるかも。そう電子混じりの声で告げられ、分かりました。と返して電源ボタンを押す。
「ぶらぶらしてようかな…」

待ち合わせ場所からあまり離れないように歩き出す。

カツンコツンと低いヒールが鳴る。
ふと、ショーウィンドウに飾られている服が目に入ってショーウィンドウに向かう。

飾られている服は薄い布地が重なり、ふんわりとした感じのワンピースとジーンズっぽいレギンスと白いミュール。
「わ、かわいい……」
思わずぺたりとウィンドウに貼り付いてしまう。

「可愛い…」
自分とは違う声がした。
ん?と思って首を回せば隣に白と藍色を基調にしたカットソーとバルーンスカートに茶色いブーツの女の子が自分と同じようにウィンドウに貼り付いていた。三段になっているバルーンスカートが可愛いなぁと思った。

女の子も自分に気付いたみたいでぎこちなく笑われ、視線はまたウィンドウに戻された。
「これ可愛いですよね」
「ぁ……はい、可愛いですよね」
声を掛けられたに驚いたのか女の子は目を丸くしていた。
園原さんとか、セルティさんとか、知ってる人にこういう話をするよりも知らない人と可愛い服だと同意を貰える方がいいと思ってつい話しかけてしまった。
園原さんとセルティさんはこういう女の子っぽいのに興味は無いのだ。

「ここの服、みんな好きで…」
ぽつりと呟かれた声は園原さんとはまた違う透き通った声だ。
……ん?聞いたことあるような…。
「へぇ…そうなんですか!僕はここの服屋さんに入った事なくて…可愛いなと思っていつもショーウィンドウのは見てるんですけど…」
ショーウィンドウに映る女の子はとても肌が白い。
眼鏡を掛けていても美少女だというのが分かる。
「ここの服みんなこういうのなんですか?」
「はい………これも、ここのですし」
ちょん、とバルーンスカートの裾を持って女の子が笑う。
「あ!そうなんですか!?」
可愛いと思っていたスカートがここのだったとは…!!なら本当にこの服屋は好みの服ばかりなのかもしれない…!
「うーん、でも僕みたいのがここに入ってもなぁ……」
「あの、」
「あ、はい?」
白魚の手とはこの事か!と思う位白い手が目の前で指で店を指す。
「一緒に見ます?」
じっと僕を見る女の子はやっぱり眼鏡をしてても美人だった。
趣味の合う会話は凄く楽しいし、ここの服屋は変に可愛らしく、無駄に高級感があって入りにくいお店なだけに
そのお誘いはとても魅力的だ。
けれど生憎と今は待ち合わせをしている。
「あ、すみません今日は…」
「帝人」
断ろうとすると後ろから声がして振り向く。
「幽さん」
無表情ながら少し息を乱した幽さんがいた。
今日は変わった帽子とつけ毛と薄いサングラスで変装してるみたいだ。
……随分念入りだなぁと訝しげに思っていれば
「ごめん、撒くのに時間がかかって…」
と言われて驚く。
「いえ!そんな…気にしないでください。」
「……そっちの人は?」
「あ、さっき意気投合してまして…」
「…幽平さん?」
「え、」
うそ、ばれた?
慌てて幽さんを振り返れば

「あれ、………ルリさん?」
「え?」
これまた予想外の言葉に思わず二人を見比べてしまう。
「驚いた…」
「私も…」
幽さんは驚いたようには見えないけど二人で驚いている。僕も驚いた。
「……ルリさんもオフだったんですね」
「え、ええ…」
道理で。と幽さんが呟いたのが聞こえてきっとそれが理由でマスコミに追われていたのだろうと一人納得した。
「まぁいいや、じゃあルリさん、俺はこれから彼女とデートなのでこれで」
「ちょっ、幽さんっ」
肩に置かれた手とデートという単語に思わず赤面してしまう。
「あのっ…」
控えめに聖辺ルリさんに手を掴まれる。
「はっ、はい?」
「名前、教えてくれますか?」
「あ、ああ…竜ヶ峰帝人っていいます。………あ、良かったらアドレス教えましょうか?」
「ありがとうございます」
二人で携帯を出してアドレス帳交換をする。

「お店はまた今度、一緒に行きましょう」
「わ、本当ですか?楽しみですっ!」
「ええ、オフの日、今度メールします」
「ありがとうございます、待ってます!」
にっこりと笑って聖辺ルリさんはくるりと身を翻した。(お店に入らなくていいのかな)
その時にスカートがふわりと揺らいでやっぱりあのバルーンスカート可愛いなぁと思った。

「お店って?」
幽さんが僕と腕を組みながら問う。
「ああ、この服屋さんです」
「……今行ってもいいけど」
「駄目です、どうせなら幽さんをびっくりさせたいから」
「……残念半分、楽しみ半分。」
「ふふ」
「ああでも、今日の服も可愛いよ」
「へ?あ、ありがとう……ございます」
「うん。さて、じゃあ行こうか」
「はい!」

腕を組みながら幽さんは付け毛を取って、二人で歩き出した。

*************
女体化帝人は可愛い服好きだといいなぁ。着るのに気が引けてると尚可愛い。男の時よりは髪少し長めがいいな……。
そして帝人って幽に初めて呼び捨てにしてもらいました←
幽はちゃん付け微妙だったので(笑)
やっと芸能サンド書けて嬉しい!楽しい!ルリちゃんが微妙……に掴めない(笑)
親しくなったら口調変わるっぽい(4巻で親しくないから敬語で話す。みたいな事書いてあった気がする)ので余計掴めない…。
もっとサンドっぽい芸能サンド書きたいです……!!完全に俺得www


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青葉くんが自覚あるM。キャラ崩壊とも言いますね!
青→→(ry)→帝です。
それでもよろしければ、どうぞ。


「先輩」
「なに?青葉くん」

なにやら真剣な顔で言う後輩にダラーズで何かあったのかと帝人は体を強張らせる。

「俺、気づいたんです」
「なにを?」
なんだ、ダラーズについてじゃなく只の雑談か。
と帝人は安堵しつつ後輩の未だに真剣な顔を見つめる。

「自分がドMかもって。気づいたんです!!」

「なにそれどうでもいいね」

一秒すら経たずに切り捨てる帝人に青葉の顔がにこりと形づくる。
「先輩ってドSですよね…!!」
「青葉くんの妄想だよ」
きっぱりと言い放つ帝人に青葉はそんな先輩が素敵ですとまた笑う。
「SとMって相性いいと思いません?」
「虐められて喜ぶのを見て楽しいとは思わないよ」
「あ、先輩自分がSって認めました?」
「……………」

なんなんだこいつ。
帝人は可愛い筈の後輩を睨む。
「先輩その顔良いです、すごく」
照れたように言う青葉に帝人はいよいよ鳥肌が立ってきた。

「あのね、青葉くん。」
「はい何ですか?」
「君がドMとかそういう事は僕興味ないんだ」
「そうですか」
「うん、だからその」
「はい」
「………………………」
「先輩?」

首を傾げる青葉は幼い顔と相俟って可愛らしく見える。

「気色悪いことはあまり言わないでくれる?」

「自覚が無いので無理かもしれません」

一秒たたずに返されるその言葉に帝人はがっくりした。
「青葉くん……何で僕にそんな話をしに来たの?」
「え?ああ、先輩に俺の事もっと知ってほしくて!」
「なにそれ。別に君の事を知ろうとは思わないよ?」
「知ってほしいんです!!」
「はあ……そうなの」
「ええ!」
にこりと笑む青葉。

「先輩、今日先輩の家にお邪魔して良いですか?」
「駄目」
「えー」
「別に来る用無いでしょう?」
「先輩のご飯が食べたいです。」
「…………」
「先輩そのシャー芯の無いシャーペンを見るような目すごく良いです…」
「黙れ」
「先輩が喋ってくれるならいくらでも黙ります……!!」
「…………」
「先輩が黙ったら駄目ですよ!!俺先輩の声好きなんですから!」
ほんとこの子のこういうところって臨也さんに似てる。
ため息をついて帝人が青葉を見れば青葉は照れたように笑う。
「先輩、何か喋ってください」
「あーうん、青葉くん」
「はい?」
「君って羞恥心とか無いの?」
「先輩に対してはほとんど無いですね」
「へぇ……明日までに恥じらいってものをインストールしてきてよ」
「えっ、そしたら先輩俺を罵ってくれます?」
キラキラした瞳を向けられ帝人は思わず後ずさる。
「何で罵らなきゃいけないの。ていうかその台詞気持ち悪い」
「先輩に罵られると俺興奮するんです……」
「帰れ」
「ああ先輩その切れかかった蛍光灯を見るような目素敵です…!!」
「刺すよ?」
「どうぞご自由に!あ、左手ですか右手ですか?」
「………君本当にドMなの?」
「先輩相手なら……」
「何で僕に対してのみなの」


「え?先輩が好きだからですかね」


こてんと首を傾げた青葉に帝人は言葉が紡げなかった。

************
青葉くんがマゾ葉って聞いて………///
私は変態な攻めが好きです……横恋慕だと尚……幽VS青……なんでもない。
シリーズ化の予定。私の気力があれば!マゾ葉くん!
帝人はSというかきっぱりと言っちゃうだけなんです。………………多分。(お前の中の帝人どうなってる)


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