忍者ブログ
ADMINWRITE
只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
[1549]  [1548]  [1547]  [1546]  [1545]  [1544]  [1543]  [1542]  [1541]  [1540]  [1539
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


帝人が女の子
幽帝ルリの芸能サンド(未満)

それでもよろしければ、どうぞ。


「ごめん、少し遅くなる」

あと10分はかかるかも。そう電子混じりの声で告げられ、分かりました。と返して電源ボタンを押す。
「ぶらぶらしてようかな…」

待ち合わせ場所からあまり離れないように歩き出す。

カツンコツンと低いヒールが鳴る。
ふと、ショーウィンドウに飾られている服が目に入ってショーウィンドウに向かう。

飾られている服は薄い布地が重なり、ふんわりとした感じのワンピースとジーンズっぽいレギンスと白いミュール。
「わ、かわいい……」
思わずぺたりとウィンドウに貼り付いてしまう。

「可愛い…」
自分とは違う声がした。
ん?と思って首を回せば隣に白と藍色を基調にしたカットソーとバルーンスカートに茶色いブーツの女の子が自分と同じようにウィンドウに貼り付いていた。三段になっているバルーンスカートが可愛いなぁと思った。

女の子も自分に気付いたみたいでぎこちなく笑われ、視線はまたウィンドウに戻された。
「これ可愛いですよね」
「ぁ……はい、可愛いですよね」
声を掛けられたに驚いたのか女の子は目を丸くしていた。
園原さんとか、セルティさんとか、知ってる人にこういう話をするよりも知らない人と可愛い服だと同意を貰える方がいいと思ってつい話しかけてしまった。
園原さんとセルティさんはこういう女の子っぽいのに興味は無いのだ。

「ここの服、みんな好きで…」
ぽつりと呟かれた声は園原さんとはまた違う透き通った声だ。
……ん?聞いたことあるような…。
「へぇ…そうなんですか!僕はここの服屋さんに入った事なくて…可愛いなと思っていつもショーウィンドウのは見てるんですけど…」
ショーウィンドウに映る女の子はとても肌が白い。
眼鏡を掛けていても美少女だというのが分かる。
「ここの服みんなこういうのなんですか?」
「はい………これも、ここのですし」
ちょん、とバルーンスカートの裾を持って女の子が笑う。
「あ!そうなんですか!?」
可愛いと思っていたスカートがここのだったとは…!!なら本当にこの服屋は好みの服ばかりなのかもしれない…!
「うーん、でも僕みたいのがここに入ってもなぁ……」
「あの、」
「あ、はい?」
白魚の手とはこの事か!と思う位白い手が目の前で指で店を指す。
「一緒に見ます?」
じっと僕を見る女の子はやっぱり眼鏡をしてても美人だった。
趣味の合う会話は凄く楽しいし、ここの服屋は変に可愛らしく、無駄に高級感があって入りにくいお店なだけに
そのお誘いはとても魅力的だ。
けれど生憎と今は待ち合わせをしている。
「あ、すみません今日は…」
「帝人」
断ろうとすると後ろから声がして振り向く。
「幽さん」
無表情ながら少し息を乱した幽さんがいた。
今日は変わった帽子とつけ毛と薄いサングラスで変装してるみたいだ。
……随分念入りだなぁと訝しげに思っていれば
「ごめん、撒くのに時間がかかって…」
と言われて驚く。
「いえ!そんな…気にしないでください。」
「……そっちの人は?」
「あ、さっき意気投合してまして…」
「…幽平さん?」
「え、」
うそ、ばれた?
慌てて幽さんを振り返れば

「あれ、………ルリさん?」
「え?」
これまた予想外の言葉に思わず二人を見比べてしまう。
「驚いた…」
「私も…」
幽さんは驚いたようには見えないけど二人で驚いている。僕も驚いた。
「……ルリさんもオフだったんですね」
「え、ええ…」
道理で。と幽さんが呟いたのが聞こえてきっとそれが理由でマスコミに追われていたのだろうと一人納得した。
「まぁいいや、じゃあルリさん、俺はこれから彼女とデートなのでこれで」
「ちょっ、幽さんっ」
肩に置かれた手とデートという単語に思わず赤面してしまう。
「あのっ…」
控えめに聖辺ルリさんに手を掴まれる。
「はっ、はい?」
「名前、教えてくれますか?」
「あ、ああ…竜ヶ峰帝人っていいます。………あ、良かったらアドレス教えましょうか?」
「ありがとうございます」
二人で携帯を出してアドレス帳交換をする。

「お店はまた今度、一緒に行きましょう」
「わ、本当ですか?楽しみですっ!」
「ええ、オフの日、今度メールします」
「ありがとうございます、待ってます!」
にっこりと笑って聖辺ルリさんはくるりと身を翻した。(お店に入らなくていいのかな)
その時にスカートがふわりと揺らいでやっぱりあのバルーンスカート可愛いなぁと思った。

「お店って?」
幽さんが僕と腕を組みながら問う。
「ああ、この服屋さんです」
「……今行ってもいいけど」
「駄目です、どうせなら幽さんをびっくりさせたいから」
「……残念半分、楽しみ半分。」
「ふふ」
「ああでも、今日の服も可愛いよ」
「へ?あ、ありがとう……ございます」
「うん。さて、じゃあ行こうか」
「はい!」

腕を組みながら幽さんは付け毛を取って、二人で歩き出した。

*************
女体化帝人は可愛い服好きだといいなぁ。着るのに気が引けてると尚可愛い。男の時よりは髪少し長めがいいな……。
そして帝人って幽に初めて呼び捨てにしてもらいました←
幽はちゃん付け微妙だったので(笑)
やっと芸能サンド書けて嬉しい!楽しい!ルリちゃんが微妙……に掴めない(笑)
親しくなったら口調変わるっぽい(4巻で親しくないから敬語で話す。みたいな事書いてあった気がする)ので余計掴めない…。
もっとサンドっぽい芸能サンド書きたいです……!!完全に俺得www


拍手

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アバウトリンク
当サイトは二次創作サイト様に限り、リンク・アンリンクフリーです。
アドレス: http://memame.blog.shinobi.jp/
最新コメント
[06/08 7スター]
[03/28 乙夜]
[02/11 終夜]
[01/19 終夜]
[01/09 終夜]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
聖めまめ
性別:
女性
趣味:
絵を描く・妄想…?
自己紹介:
ついったのIDは[hijirimemame]です。日常とオタク話中心ですが(笑)
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(10/25)
(10/26)
(10/26)
(10/26)
(10/26)
カウンター
フリーエリア

Designed by 湯月   Material by ウタノツバサ
Copyright c [ 感情交差点 ] All Rights Reserved.

忍者ブログ [PR]