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静帝。帝人は女の子。それでもよろしければ、どうぞ。


「そ、その………えー、……あー」
「?」

平和島静雄はこんなに歯切れの悪い言葉を紡ぐような人物ではない。
が、今、彼の人生一番の山場なのだ。

静雄の正面にいる竜ヶ峰帝人も、いつもの彼らしくないと不思議に思って居たが大人しく聞いている。
「………竜ヶ峰!」
「は、はい!」
叫ぶように言われ、ピシリと姿勢を正す。
「…………けっ、…いや、俺と」
「静雄さんと…?」
「待て待て!口挟むな!」
「……はい」
「竜ヶ峰、」
「……………」
平和島静雄のこれほど鬼気迫る顔を、見たことがない。
何かしただろうか。と悩めばがしりと肩を掴まれ、静雄の顔から目が離せない。


「俺と、…っ…けっ、こんしてくれ!」

しまった滑った!もつれた!と普段なら思うがそんな余裕すら無く、静雄は帝人をただ見つめる。
「………………」
帝人は帝人で口を開けたまま静雄を見ていて、池袋にはらしくない静寂が訪れた。

もし、これで断られたら喧嘩人形は暴れるんだろうか……。
等と緊迫した様子で周囲の人々は二人を見つめた。

「あ、の」
「…………」
「ぼくで…………いいんですか?」

呆けたようにその言葉を口にする帝人に静雄はその華奢な体を抱き締める。

「……お前が良いんだ」


何の撮影だよ。と思うかもしれないが池袋の人々は思わず拍手を二人に送った。

「あ、でも……あの、卒業まで待ってくれませんか?」
「おう。それくらいは待つ」
「ありがとうございます」

花のように笑う少女につられてか頬を緩めた青年に青年の上司は目頭が熱くなったと後に語る。


幸せにすると青年言えば
幸せになりましょう。と少女は笑った。


****************
静帝の結婚しようそうしよう話。
私の中のトムさんは静雄のお父さんみたいなポジションになってる気がしますが……いやいやいや……………うーん…。
幸せなふたりという表現を思わずしたくなる静帝とか良いですよね……

実はシリーズにする話のつもり。


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