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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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Drrで一番好きなキャラは臨也だよ!と言ったら「え?嘘だあwww」と言われました、まめです。こんばんは!
ルリちゃんも幽も帝人もかなり好きだけどまだ臨也の方が好きだと…思うよ…というか女の子達は最早別格かも…杏里ちゃんもセルティもルリちゃんも可愛い!描くの楽しいし!
**************

年賀状企画12/4の22時までの分返信しました。参加ありがとうございます!
ご確認ください!

寝て起きたら企画関係のページ剥がしますね!^^

************
そういえばずっと言ってませんでしたが、拍手ありがとうございます!
今全て携帯からチェックなので何の記事に拍手してるのかまでは解らないのですが…………www
気に入った話、面白かったと思った話に拍手ボタンをポチリとしてくださってるなら、本当に有り難いです///
本当は何か有ったときのコメント用に設置したものですがまぁこれはこれで…w
そうそう、リクエスト企画とかやったときにね、拍手からどうぞとかね。
リクエスト企画いつやろうか悩み中ですが!\(^o^)/
4万、とか4万5千辺りかな。今3万2千だっけ。
そろそろPC触ろう……かな………。
一時間とかなら…まぁ………平気…………。
でもランキングとかの文変えたい………うーん…。
今臨帝より青帝が多い気がするし青帝よりルリ帝のが多い気が……(^q^)
ルリ帝は完全なる俺得です。芸能サンド私は大好きですmgmg……
幽帝とルリ帝中心サイト………いやなにその新境地www

今連載ものをまた考えてます。
前に日記でちょろっと言った許嫁が臨也な帝人←平和島
みたいな。
…………………女体化増えすぎじゃね?
あー男で許嫁が男でもいいか。
静帝オチにするか幽帝オチにするか臨也ぼっちオチにするか悩む!
私はどれも美味しいです^^

あと幽帝、幼なじみで学生設定の「ふたりの7日間」な話とか。(くっつくまでの話)学園ものは筆が進まなかったけど今大まかに設定考えたらいけそう……総受けな話になるけど……総受けだからこそ…書けるかなぁ(笑)

何書こうかな~。

あと前から考えてるシリーズもので「静雄さんの嫁」シリーズ。芸能サンドで静帝なシリーズ。これは女体化。
「お茶の間騒がせ」シリーズの芸能サンドよりは「ウィンドウショッピング~」の芸能サンド。

連載ものは1から10までが続くもの。シリーズは設定があって、その設定をつかった短編集。として私は呼んでます…。

……………本当に私幽帝好きだなぁ(笑)
4万hit記念やっぱり幽VSで幽帝10のお題にしようかなぁ……。
でも4万5千でリクエストやると絶対詰む(笑)
最近描く絵はなんだか芸能サンドや幽帝青の女顔サンドです。ブームなんでしょうか。←
芸能サンドはブームだ……←

**************
そんなわけで、PCに触ったらカテゴリ変更、登録内容変更したいですね。
あと携帯から来てもカウンター回るようにしてほしいんですがそれは忍者さんに相談だ。私では無理ですね…orz



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静帝。帝人は女の子。それでもよろしければ、どうぞ。


「そ、その………えー、……あー」
「?」

平和島静雄はこんなに歯切れの悪い言葉を紡ぐような人物ではない。
が、今、彼の人生一番の山場なのだ。

静雄の正面にいる竜ヶ峰帝人も、いつもの彼らしくないと不思議に思って居たが大人しく聞いている。
「………竜ヶ峰!」
「は、はい!」
叫ぶように言われ、ピシリと姿勢を正す。
「…………けっ、…いや、俺と」
「静雄さんと…?」
「待て待て!口挟むな!」
「……はい」
「竜ヶ峰、」
「……………」
平和島静雄のこれほど鬼気迫る顔を、見たことがない。
何かしただろうか。と悩めばがしりと肩を掴まれ、静雄の顔から目が離せない。


「俺と、…っ…けっ、こんしてくれ!」

しまった滑った!もつれた!と普段なら思うがそんな余裕すら無く、静雄は帝人をただ見つめる。
「………………」
帝人は帝人で口を開けたまま静雄を見ていて、池袋にはらしくない静寂が訪れた。

もし、これで断られたら喧嘩人形は暴れるんだろうか……。
等と緊迫した様子で周囲の人々は二人を見つめた。

「あ、の」
「…………」
「ぼくで…………いいんですか?」

呆けたようにその言葉を口にする帝人に静雄はその華奢な体を抱き締める。

「……お前が良いんだ」


何の撮影だよ。と思うかもしれないが池袋の人々は思わず拍手を二人に送った。

「あ、でも……あの、卒業まで待ってくれませんか?」
「おう。それくらいは待つ」
「ありがとうございます」

花のように笑う少女につられてか頬を緩めた青年に青年の上司は目頭が熱くなったと後に語る。


幸せにすると青年言えば
幸せになりましょう。と少女は笑った。


****************
静帝の結婚しようそうしよう話。
私の中のトムさんは静雄のお父さんみたいなポジションになってる気がしますが……いやいやいや……………うーん…。
幸せなふたりという表現を思わずしたくなる静帝とか良いですよね……

実はシリーズにする話のつもり。


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某CMの携帯擬人化で、帝人が携帯。
幽帝。よろしければ、どうぞ。

僕の持ち主は超有名俳優、羽島幽平さんだ。

「静雄さんからメールです」
「兄貴から?何だって」
「ええと、次のオフいつだ?と」
「……いつだっけ?」

キュルキュルと頭の中でスケジュール表を引っ張り出し、休みの日を探す。

「再来週の水曜日です」
「再来週の水曜日、返信」
「はい。」

言われた通り、返信をする。

「帝人くん」
「はい」
「俺そんなに休み無かったっけ」
「……僕のスケジュール表ではそうなってます」
「そう」
「ああ、でも1日の仕事量がそんなに多くない日とかありますし」
「ああ……そうか」
「幽さん」
幽というのは羽島幽平さんの本名だ。
「なに?」
頭の中で曲が鳴る。………ええと、卯月さんだ。

「卯月さんから電話です」
「出る」

「もしもし」
「どうかしましたか」
「幽平さん明日の予定なんですけど」
「明日は14時にスタジオであと18時から映画の方の……」
「ああすいません、そっちではなく、それは合ってます、明日朝に本社に来れません?」
「本社に……」
「社長が久し振りに会いたいと言ってまして」
「……わかりました」
「わ、本当ですか!じゃあ、時間指定は無いので…」
「はい。ご苦労様です」
「はい。では明日」

会話が終わったのか意識が戻る。
「うーん…」
幽さんは無表情で唸る。
「どうかしました?」
「設定やっぱり変えようかな……いやでもな…」
「幽さん?」
「ああ、ごめん」
「設定って、音量ですか?」
「音声」
「僕を買ってすぐ変えたじゃないですか」

僕達携帯電話は電話の時に携帯電話の声か、通話相手の声か設定ができる。

今の設定は通話相手の声をそのまま流す、だ。

「だって兄貴口調の帝人くんは流石に可愛くなかったから」
「ぼっ僕は可愛くないですよ」
「可愛いよ。」
「……そんな理由で変えたんですか」
初耳です。と幽さんを見れば言う必要はないしねと返す。
「で、変えるんですか?」
「…………いいや、このままで」
「あ、静雄さんからメールです。」
「なんて?」
「水曜日どっか食いにいかないか。と」
「行く。店は兄貴の好きな所でいいよ。返信」
「はい。」
「メールはそんなに気にならないんだけど」
「まだ言いますか」
「うん。俺帝人くんの声も好きだから」
「…………オーバーヒートさせるつもりですか」
「してくれるなら」
「電池パックがすぐ駄目になりますよ」
「じゃあ駄目」
幽さんの言葉はいつも直球で困る。いや、機械の僕が困ったってしょうがないけど…。
「…あ、幽さん」
「うん」
「そろそろお腹が空いてきました」
「わかった」

僕ら携帯電話のお腹が空いたは残量電池が少なくなってきた、という意味だ。感覚的には本当に人のお腹空いたと変わらないと思う。

「静雄さんからメールです。了解、と」
「そう」
「あ、幽さんそろそろ幽さんのご飯の時間ですよ」
「何時?」
壁掛け時計があるのに幽さんはいつも僕に聞く。
「7時過ぎてます13分です」
「じゃあ食べに行く」
「行ってらっしゃい」
「………そんなにお腹すいてるの?」
「いえ、まだ2個は」
「なら一緒に行こう」
「はい」

お腹が空きすぎると僕ら携帯は眠ってしまう。
眠っても全然お腹が満たされないから起こしてもすぐ眠ってしまう。
けれど今の僕の電池残量は2個なので外食位なら眠らないで済むと思う。



「ごめん」
「いえ………」

幽さんが外食をしている時に電話がきてしまい、長電話だったせいか電話残量はかなりやばい。
幽さんの車の中で重くなってきた瞼を開けながら省エネモードに切り替える。
ああ、でももう駐車場だ。

ガチャリと幽さんが鍵を開けて入る。
続けて入れば幽さんの手がひたりと頬に当てられる。
「かすかさん?」
「…熱い」
「ああ、すいません」
「こっちこそ」
冷たい手が気持ちいいなぁと思ったら瞼がまたズシリと重くなる。

「幽、さん」
「あ、ごめん。充電しないと」
冷たい手に引かれて充電器の所迄連れて行かれる。
「お疲れ様」
「いえいえ。」
「今日はもう寝てていいよ、おやすみ」
「はい、おやすみなさい」

カチリ、と充電器を差し込まれ、僕は瞼を閉じた。

****************
これだと来良学園の帝人がいない(笑)
最初携帯の名前も帝人で恋人は人間の帝人で帝人ハーレムみたいの考えたけど
人間の帝人に「なに携帯に僕の名前つけてるんですか!!」って言われそうなので止めました。
でも携帯帝人だとあくまでも機械だし……ゴニョゴニョ…難しいなぁ(笑)
静雄の携帯が正臣で臨也大嫌いコンビとか、狩沢の携帯が杏里で「杏里ちゃんマジ最強!2次元の住民のようだわ!」とかもちょっと考えた。携帯同士仲良い話とか………にやにや…

タイトルは某曲をもじりました。パッと浮かんだのがピロピリピロリだったけどカッコ悪すぎてwww


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珍しく普通に臨帝。
よろしければ、どうぞ

「帝人くん」

眠い。
まだ起きたくない。
ごろりと寝返りをうつ。

「帝人くん」

しつこいなぁ、アラームまだ鳴ってないし僕は起きないぞ。

「みーかどくん」

………………あれ?

ちょっと待て。なんで誰か居るんだ。
薄く目を開けると黒い塊。と眩しい光。
「あは、可愛いー寝惚けてる?」

ちょっと待てちょっと待て!!!
え?これは、まさか……

ガバリと跳ね起きる。臨也さんが避ける。
「………………」

僕はベッドで寝ていた。ていうか臨也さんの部屋で。
寝間着は昨日の記憶通りの寝間着。
「…………臨也さん?」
「おはよう帝人くん」
「臨也さんがやったんですか?」
「うん」
「………」
「抱き心地最高だったよ!」
「なに気持ち悪いこと言ってるんですか」
「さ、ご飯にしよう」
「………あの」
「何かな帝人くん」
「僕学校が……」

といっても今は6時を過ぎたばかりで行ける事には行けるのだが。

「え?ああ体調不良で休むって君の担任の携帯に連絡しておいたよ大丈夫大丈夫」


「全然大丈夫じゃないですよ!!!!!!!なに勝手に僕を仮病にした挙げ句担任の先生の携帯に電話してるんですか!!」

信じられない!

この人非常識にも程がある!!
「まぁそんな訳だから安心していいよ。」
しれっと答える臨也さんを刺してやろうかと思った。今度平和島さんに頼もう。

「ほらほら帝人くん、味噌だれ焼き鳥買ってきたよ、温める?」
「…………温めます」

素直な子は好きだよと言いつつ臨也さんは部屋を出る。

「はぁ……………ていうか、着替え、は?」
臨也さんのベッドで僕は脱力した。

**************
臨帝勿論好きですが若干マゾ葉とかのが書きやすい気がする………。
ラブラブ臨帝。
臨也さんは帝人くんに無性に触りたくなった時は帝人くんを拉致します。

延びなさすぎてこの短さ(笑)


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青→→(ry)→帝
マゾ葉……なんかマゾ葉が下品だ…
それでもよろしければ、どうぞ。


先輩が好きすぎて生きるのがつらい。

「先輩」
「うん?」
「先輩って童顔ですよね」
「………君だって」
「可愛いですよね」
「止めてよ気色悪い」

ああ、先輩と話してるとつい頬がゆるんでしまう。

「先輩、」
「もう、何なのさっきから僕の邪魔したいの?」
「そんな訳ないです!先輩の声が聞きたくてつい話しかけてしまうんですすみません」
「………はぁ」
そう溜め息をついて先輩はテキストに視線を下ろす。

あ、残念

………………声が聞きたいし、どうやら自分は先輩の目が見たいようだ。
開きかけた口を閉じる。

伏し目がちに見える先輩の目をじぃっと見る。本当は自分にも先輩のやっているような宿題が出されているのだけれど宿題よりも先輩を見つめていたい。

「…………ねえ」
「はい」
下を見ながら先輩がシャーペンを滑らせて口を開く。
「すっごい視線を感じるんだけど。」
「見てますから」
「はぁ……」

穴があきそう。

呟く先輩に思わず笑みがこぼれる。

「先輩、好きです」
「ああそう、ありがとう」

なんてつれない返事!けどいいのだ。

「せんぱい、」
はぁ、と息を吐く。
やばい。俺興奮してる。
「なに?」

伏し目がちな睫毛が綺麗だと思った。
シャーペンでさらさらと字を書く指が綺麗だと思った。
ワイシャツから覗く首筋が綺麗だと思った。
薄い唇が綺麗だと思った。

「キスがしたいです」

「やだ。壁としてれば」
「先輩の部屋の壁とディープキスですか。それは盲点でした」
「嘘!嘘だからやらないで!」
「ね、せんぱい」
立ち上がりかけて膝立ちの姿勢のまま先輩にゆっくり近付く。
「ちょ、青葉く、」

皺を寄せる顔も興奮材料にしかなりませんよ先輩。


ぴたりと合わさった唇からどろどろに溶ければいいのに。

「はぁ、」
「…………っ、」
「ご馳走さまです」
「君、待てもできないの」
「無理です、先輩が好きすぎて」
「なに、僕のせいにするの?」
「いえいえとんでもない!貴方のお陰です」
「…………」
「先輩、続きしましょ」
「嫌だよ。なに、続きって」
「俺我慢できません」

しゅるりと先輩のネクタイに手を掛けて解けば先輩は俺の肩を掴む。
「ちょっ、なにして」

机の上に腰を下ろす様にして足を先輩側に下ろす。
「青葉くん!?」
そのまま先輩の胡座をかいていた上に乗っかって体重を前に掛ければころんとバランスを失って先輩は倒れた。
「先輩先輩先輩先輩」
手に持った先輩のネクタイで先輩の両腕を縛らせてもらう。
「先輩、愛してます」
「や、めっ」
「ね、気持ち良い事ですから」
「……きもちわるっ、君、ドMのくせに上なの?」
先輩が足で俺の腹を押す。力入ってませんよ。

「あれ、先輩、知らないんですか?


ドMってSにもなれるんですよ!」

***********
Mじゃない青葉くんを書いてみたいって言ってたくせにこれだよ!
帝人にはぁはぁしてる青葉くんが好きです。駄目ですねそうですね。
マゾ葉じゃなくて青葉くんが書きたいのに書けな……い


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「お茶の間騒がせ」の設定のルリ帝。
帝人は女の子。キャラ崩壊、捏造のもはやパラレル。
よろしければ、どうぞ。


私の親友は非日常が大好き。

彼女は私を怖がらなかった。
そう、私が殺人鬼ハリウッドでも、彼女は私を恐がらなかった。


むしろ、喜んでいた。

そんな彼女は彼女で不思議な子だった。
よくよく聞けば彼女の周りは怪物で溢れていたのだ。

そんな私達は親友。

「ルリちゃん!」
「ごめんなさい、遅れちゃって」
「いやいや大丈夫。」

ヒラヒラと足にまとわりつくスカートが煩わしいと思いつつ駆け寄る。
「あれ、ルリちゃん」
「?」
「いや、その……もう少し変装したら?」
「サングラスって見えにくくて苦手…」
「あはは、あー、じゃあ髪型を変えるとか…」
さらりと髪を梳かれる。
「帝は心配性じゃない?」
「うーん、だってせっかくのお休みなんだし………」
「……まぁせっかくのお休みを邪魔されたくは無いけれど…」

そう言えば帝は私の髪を二つに結ぶ。
「ならこれで」
「………ありがとう」

帝は優しいなぁ。思わず笑みが零れてしまう。
「帝、今日はどこに行くの?」
「カラオケ!新曲歌って欲しいし」
「自分は歌わないの?」
「うっ………苦手なんだよ…」
「ふふ…個室なのは賛成。」

かつんかつんとヒールを鳴らして歩き出す。
「あ、そう言えば、」
帝が履いているジーンズ可愛いなぁ。と思いつつ服買いたいなぁと思案していれば帝が声を上げる。
「ルリちゃん、羽島さんと共演してたよね」
「………………はねじまさん?」

どうして、帝がそんな特定の芸能人の名前を。

「……幽平さんがどうかしたの?」
「え、ああ……その、あの人、変わった人だよね」
「…………」
変わった人。帝にとってその単語は友達になりたい人に当てはまる事が多い。
羽島幽平という人はたしかに、変わった人だ。
自分と同じ怪物でもある。

「静雄さん……えっと、バーテン服の人ね、と兄弟だったみたいで…前鍋を一緒に囲んだんだけど………面白い人だった」
「……悪い人では無いけど…」
「ルリちゃんの前でも無表情だった?」

こてんと首を傾げる帝は可愛い。
「ええ。本人は笑ってるつもりでも無表情だったけど」
「へえ……」
ああ、嘘はついていないけれど。
やってしまった。と帝の輝く顔を見て溜め息をつく。
帝の言う変わった人が帝のお眼鏡にかなった時、彼女の眼は輝き、1週間以上はその人の話題になるのは確実。

「さ、行こう」

にこりと笑って帝は私の手を取る。
「ええ」

その日は私が6割、帝が4割歌い、流れがゆるい時間を過ごし、帝の家でご飯を食べて帰った。

ああ、羽島幽平の話題がやはり一番多かったけれど幸せな休日ではあった。



「ルリさん」
「あ、…幽平さん」
「良かった、間に合った」
撮影が終わり、あとは帰るだけの私を追いかけてきた幽平さんが私を呼ぶ。
「あのさ」
「…………はい」

帝はこの人の出る作品をすべて見たのだろうか。
相変わらず無表情だけれど美しい造形の顔を見る。

「帝人さんと仲いいって聞いたんだけど」
「……ええ」
帝の名前が出た事に多少驚きつつ私の中で警報が鳴り響く。

嗚呼!嗚呼!お願い!お願いだから!


「帝人さんの好きな食べ物って何かな。」
お礼に渡したいんだけど。
無表情な彫刻が呟く。

「…み、そだれ焼き鳥」
「味噌だれ焼き鳥?………わかりました、どうも」
「あ、の…幽平さん」
「?」
「………いえ、なんでも…お疲れ様でした」
「うん。お疲れ様」

カツ、と幽平さんが一歩踏み出し、振り向く。
「あ、ルリさん」
「は、はい」
「送りましょうか?」
「いえ、大丈夫です」
「そうですか」
「ええ。お気遣い、ありがとうございます」
「いえ、当然のことです。では」
「ええ、さようなら」


カツ、カツ
お互い歩き出す。
警報は相変わらず頭の中でガンガン鳴り響く。
嗚呼!あの顔!確かに奥に潜んでいる感情!嗚呼、あの人が!他人にあまり関心を向けないあの人が!

「みか……」

世の中には意外に怪物が沢山居る。

怪物は受け入れてくれる人間が好きだ。それはそう、誰だって愛されたいし、愛したい。

帝は怪物が好きだ。私は帝が好きで、きっと、そう、
妖精も、喧嘩人形と呼ばれる彼も、羽島幽平も…………


「…………得体の知れない、ひとに」

帝をあげるわけにはいかない。
誰かのものになるのだったらそれは世界一素敵な怪物でなくては。
そうしたら彼女は幸せだし、私も幸せだ。


彼が帝の特定の人になってしまうには早すぎる。
帝は押しに弱い。危ない。カモがネギを背負って帝のもとへやってくるというものだ。
………カモが狼だったら、
危ない。非常に宜しくない。



私は世界でたったひとりの親友を大切にしたい。
警報はいつしか歌のように、そして遠ざかっていった。

************
そしてそのうち「お茶の間騒がせ」なルリと幽の関係に。
ルリちゃんには帝人に対してタメにしてみました。幽ルリ小説で割にルリちゃんがタメだったりしたので…(心中でだけど)
みかど。だけどルリちゃんだけみか呼び。とか可愛いかなぁとか思ったんだけどむにゃむにゃ……
ルリちゃん呼びにするかルリさん呼びにするかルリ呼びにするかちょっと悩んだけど帝人にはルリちゃんと呼んで貰いました………うーんどの呼び方がいいかな……。悩む…

あ、幽は基本フェミニストです。


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