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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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青→帝(→正)Mじゃない青葉。
それでもよろしければ、どうぞ。


「先輩?」


机に突っ伏している帝人に青葉は近寄る。
中々下駄箱に来ない帝人に焦れて教室に行ったらまさか寝てるとは。
また遅くまでチャットでもしてたのかと思いつつ近寄れば帝人がぴくりと動く。

「う……」
「先輩……?」
がたりと帝人の前の席の椅子を引いて座る。
帝人の寝顔をとっくり見ていれば苦し気に歪められた顔におや?と思う。

「ん……まさ…み」

どうしてあの人を待っていられるんだろうか
貴方を置いてどっか行っちゃったんですよ。
貴方なんてあの人は別に必要ないんですよ。
貴方でなくていいんですよ。


遠目から見たことのある紀田正臣を思い出して苛立ち、帝人の肩を揺する。

「先輩」
「ん……う……?」
歪められた顔に反して幸せな夢をみていたんだろうか。
夢と現実が曖昧なせいかトロトロとした目をしている。
「あれ…………あっ、青葉くん!?」
「おはようございます」
「うわ、僕…………眠って……」
驚いた顔をしてから次第にその表情は曇っていく。

嗚呼、どうしてそんなにあの人を求めるんですか。


「起こしちゃってすみません。けど…」
「ああうん、ありがとう。」
ぎこちなく笑われて舌打ちをしたくなる。けれど帝人のせいで不機嫌になった訳ではないので飲み込んだ。

何で俺じゃ駄目なんですか。

「先輩」
「うん、なに?」
「一緒に帰っていいですか」
「うん。」
ふらりと立ち上がる帝人に合わせて立ち上がり、椅子を机の中に入れる。

「わ、随分寝てたな……」
外は紅く染まりきっていて帝人は目を細める。
「綺麗ですね」
「………………うん」

帝人は静かに笑う。

「さっきね、幸せな夢を見たんだ。」
「…へぇ、そうなんですか」

幸せな夢。その夢の中に自分が含まれない事が解りきっていて青葉は泣きたい気持ちになった。

「正臣が居て、園原さんが居て、なんだか凄く楽しい夢だったんだ」
「………そう、ですか」

「………本当にする為にはもっと頑張らないと……」
「…………そうですね、その為に俺らが居るんですから」
「そうだね。青葉くんには本当に感謝してるよ」
「いえいえ…そんな…」

やわらかく笑う帝人に青葉はとうとう目頭が熱くなった。



このあいまいな感情をかかえて自分はしあわせになれるんだろうか。

**************
正←帝←青。大変美味しいです。
何時もより大人しい青葉くん。(ていうか弱い(笑))
気が付いたら先輩が凄く好きで、でも先輩は紀田正臣の事しか考えてなくて、そんなの解ってるけどもう引き返せない位好きになってて、告白して振られるのは嫌だから今の利用される関係に甘えて、そしたらもっと好きになっちゃってあー紀田正臣が帰ってこなければいいのに。
ってやるせない気持ちで帝人と一緒にいる青葉。
本当は苛立ちも大きいから帝人にギャンギャン言いたいけど嫌われたら立ち直れないから何も言えない。
優しい言葉にいちいち期待しそうになったり。
そんな青帝がうまいです^q^



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「お茶の間騒がせ」「育むように~」と同じ設定で芸能サンド。
キャラ崩壊、捏造、最早パラレル。
それでもよろしければ、どうぞ


「あ」

と突然声を上げるものだからどうかしたのかと同じ方に顔を向ければガバリと自分を抱きすくめる人物。
「わ、ぶっ」

「……………幽平さん」

「へ?………あ、」
「こんにちは、帝人さんとルリさん」
「こんにちは、幽さん」
「………こんにちは」

なんと自分に抱き着いているのは超有名俳優の羽島……いや、平和島幽さんだった!
「…セクハラですよ幽平さん」
ルリちゃんの声がいつもより冷たい。何かあったのだろうか…と幽さんを見れば幽さんは僕を見て
「……………嫌?」
と首を傾げる。
サラサラと流れる黒髪は自分のそれより手入れが行き届いているんだろうなぁなんて頭の隅で考えて
「いえ……べつに……」
ととりあえず返す。


カシャカシャカシャカシャと音がしてそれがカメラの音と気付いた頃にはルリちゃんに引っ張られて、走っていた。
「うわぁ、凄いね。幽さん変装も何にもしてないから…」
「帝を撮りに来たに決まってるでしょう!」
「え?何で僕?」

――マスコミ達は『人気俳優と人気アイドルの休日の逢瀬』を撮ったつもりだが。

「………知らなくていいけど」
「まぁ、幽さんと、居たらっ、全部、スクープっなのっ、かな」
「…………………そんなところ」
「ちょ、ルリちゃん、止まって!早いっ」
なんで踵のある靴でそんなに早く走れるの!!
僕はコケないようにするので必死だ。
「…………………」
「はぁっ……」
「ルリさん足早いね」
「!!」
「えっ!?」

振り向けば帽子とサングラスを装着済みの幽さんが居た。
流石。足も速いだなんて……。

「………まだ何かあるんですか?」
ルリちゃんが僕を引っ張る。
「帝人さんが休みなら一緒に休日を満喫しようと思って」
「えっ?」
「………私が先約です」
ルリちゃんはキッと幽さんを睨む。あれ、ルリちゃんって幽さんの事嫌いだっけ?そんな事は無いと思うけど……。
幽さんを見れば幽さんは僕をじっと見つめている。
「…………えっと、別に、僕は一緒でも……」
「えっ、」
「本当?」
「僕とルリちゃん、カラオケにいく予定なんですけど」
「うん、一緒ならどこでもいいよ」
「はあ…そうですか」

ルリちゃんを見ればルリちゃんは困ったような焦ったような顔をしてる。
あれ、本当に嫌いだった!?
「………行きましょう」
きゅ、とルリちゃんが僕の右手を握る。
「うん。……えと、ごめんね?」
「帝がいいなら良いわ」
「……………」
ルリちゃんが嫌ならやっぱり断ろうか?と思うもなかなか良い断り文句が思い付かなくてルリちゃんの左手を握り返す。

歩き出せば左手も握られる
「へ、幽、さん?」
「…羨ましいから」
羨ましい?ああ、ルリちゃんと手を繋いでる事がですか?まぁ確かに親友の特権ですけど……。
ならルリちゃんと繋げばいいんじゃないだろうか。
ああ、嫌われてるかもって気付いてるからかな…。


そのまま三人で手を繋いだままカラオケ店まで歩いてしまって居心地の悪さを感じつつ案内された部屋に行けば二人は僕を間に挟むように座った。
「…………あの、」
「どうしたの?」
「どうかした?」

「近すぎないですか……」
「…幽平さん」
「ルリさんこそ」
「いえ、お二人とも…」
「気にしないで」
「気にしなくていいよ」

二人の息はピッタリだ。

「気にしますよ。女の子ですし」
「友達でも気になるんでしょう」
「………」
「………」

…………………あの、仲…悪かったですっけ?
まぁいいや勝手に曲を入れてしまえ。とタッチペンを握れば帝人さんがトップバッター?と幽さんが呟く。
「いえ、ルリちゃんです」
ピ、ピ、ピ、
とタッチパネルを操作してルリちゃんの歌った曲の中で一番好きな曲を予約する。
「帝も歌って」
備えられた二本のマイクのうち一本を差し出される。
もう一本はルリちゃんが持ってる。
「デュエット用じゃないのに?」
「楽しければ良いの。」

それもそうか。と思いつつマイクの電源ボタンをONにすると
画面に次の予約曲が入っていて、「あ」と声を洩らす。

「知ってる?」
いつの間にかタッチペンを手にしてた幽さんが問い掛ける。
「はい、良い曲ですよね」
前奏が終わったのでルリちゃんと二人で歌い始める。

「なら、次は俺とデュエットね」

どうやら今日のカラオケは休ませて貰えないフラグが立ってしまった。

**************
帝人の中ではルリちゃんのがまだ勝ってます。幽さんも凄く気になるけど……ルリちゃんが嫌なら……みたいなのがいいなぁ。
お互い譲らない芸能サンド。戦争サンドよりは大人しいけど粘着(笑)
大体灰色決着。



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金曜日にチャット室にこもろう!

ネタが纏まらない……
ふひひチャットの中で帝人にあんなことやそんなことをしてやる……ヒヒヒ…

*********
ちょう今さらなんですけど青葉って「僕」?「俺」?猫被ってない青葉が好きだから「俺」にしちゃってるっていうか4巻で「俺」だった気がする…………ん?帝人の前では「僕」?いまいちww
猫被ってない青葉が凄く高校生っぽくて好きなんですが……まぁ猫被ってる彼が居るからこそ好きなんですよね…


************
クリスマスネタを書きたい。(気がする)

クリスマスだ!サンタだ!

ならば幽に帝人をプレゼントしよう

幽さんいやんらめぇぇ的な展開が見たい

でも総受けも美味しい

ならば皆でパーティーだ!

み…帝人…お前酔ってるだろ…

アッー

…………………?
何だか大変な脳内ですね。(他人事のように)

まぁそんな話書けるわけないのでクリスマスネタすらも危ういwwww



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幽→帝。距離感ある二人。静雄さんもいるよ!
それでもよろしければ、どうぞ。



彼と目があった事は数える位しか無い。


「あ、幽さん。……今日はお休みなんですね」

兄の家に行くと居る、目の前の竜ヶ峰帝人という少年は兄と同居中だ。
なんでも住んでる所が危険らしい。(兄・談)
「うん。」
「……………」

この少年は俺が苦手らしく、会うと毎回困ったような顔をする。
俺だって君みたいなお年頃は正直苦手だ。顔には出ないけれど。

「えっと……それは」
「……お土産だけど」

はるばる京都まで撮影に行ったのだからお土産の一つや二つ買うに決まっている。

「……………で、すよね…」

靴を脱いで勝手知ったる兄の家、ソファーに腰掛ける。
お土産はテーブルの上に置いて部屋の様子を見ればやはり破壊の後は無く、数週間前に来たときの部屋のままだった。
「あ、幽さん、何か飲みますか?」
「…………自分でやる」
君よりこの家の事は知ってるし。
と言えば俯いてそうですよね。と返される。
そういえばいつも自分と話す時は俯いている気がする。
言いたい事は目を見て言って欲しいものだ。
冷蔵庫を開けてスポーツドリンクがまだ残っていたのでそれをコップに注ぐ。
竜ヶ峰帝人という少年がまだ扉の前で立ち尽くしてるのが見え、

「座らないの?」

と言えば竜ヶ峰帝人はまたそうですね、と顔を合わせずにソファーに腰掛ける。
さっきまで自分の座っていた所の隣ではなく、反対の端の方へ。
コップを持ったまま隣に腰かければ竜ヶ峰帝人は身を固くする。

ガチャ、と玄関の方から音がして竜ヶ峰帝人の顔が玄関の方へ向く。

「ただいま」
ドスドスと音を立てて帰ってきた兄に
「お帰りなさい、静雄さん」
と嬉しそうな声で竜ヶ峰帝人は返す。

「幽、最近よく来るな。」
「………そうかな…おかえり」
「おう」
「………………幽」
「なに」
「なんだこれ」
兄が指差したのは、
「なにって……、お土産」
「はぁ?なんで急に」
お前海外行っても土産なんか買わなかったくせに……
とぶつぶつ言う兄に仲が良いんですね、と竜ヶ峰帝人が兄に微笑む。
「帝人、食うか?」
「え!いや、いいですよ、静雄さんが貰ったんですから…」
「お前と、俺にだろ」
………………別に、その子の好みで買った訳じゃない。


「……い、いただいても、いいんですか?」

首を少し傾げて俺を見る竜ヶ峰帝人。
「いいよ」
君味噌好きみたいだし。
「じゃあいただきます」

ベリベリと兄が包装紙を破り、中の味噌せんべいを口にくわえ、竜ヶ峰帝人にも差し出し、箱を机にのせる。

「美味しいです」

竜ヶ峰帝人がにこりと笑ってせんべいを頬張る。不味いものじゃなくてほっとしながら自分もひとつ口に運ぶ。



「…にしても何で味噌せんべいなんだよ。京都なら八ツ橋とか有っただろ。」
甘いものが好きな兄の言うことは聞こえないふりをした。


****************
ツンデレを目指して………たん、です……………(ん?何だって?)
ううぅぅ…………惨敗ですよ…ええ。


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ということでパソコンを起動してカテゴリー変更やら登録内容変更しました。\(^o^)/
ついでにツイッタのアイコンをルリ帝(百合)にしたりして満足です!
でも縮小されたら赤色で描いたからか見にくい!見にくい!www
パソコンからじゃないとルリ帝に見えない位グシャァァァってなりますが………。
ツイッタは日常話が中心です。
あの、ほら、萌え語りは 1 4 0 字 じ ゃ 足 り な い \(^o^)/
アイコンが気になる方はユーザー名hijirimemameで見つかります。

****************
シリーズものだとタイトル悩む……………
あと連載書きたいけどこう、うーんもっと練らないとだめだなぁ……練り練り……。
素直に両思いになるのはいいんですが、横恋慕大好きなので誰が振られるようにしたいなぁ(…)
報われない恋とか大好きです…///
今私の中だと青葉が一番報われないかなぁ……自分は盲目的な愛を帝人に向けてるのに帝人からはそんなの返されない。
そんな青帝がよく浮かぶので…多分青葉が報われないキャラ……
臨也……も割りと報われてないか(笑)

静雄は幸せにしてあげたくなります。←

***************
最近ほんとルリちゃんがブーム……ルリちゃん可愛い。
ルリちゃんはアニメのルリちゃんをもっと見たいです可愛い。
芸能サンドでのルリちゃんは可愛くないですがwww可愛く帝人を取り合いするって難しいwww
帝人がキュン!ってする位の取り合いをさせたい。(あれそれ演技じゃ…^q^)

………幽と青葉と帝人の話とかも悩み中………どう絡ませようかな!!
でも何だか補色サンドのがやっぱり浮かびます。幽帝臨のが浮かぶし……幽帝臨って秀麗サンドだろうか……微妙(笑)
幽は色々絡ませたいけどルリちゃんは幽と取り合いしててくださいって感じなのかあんまり浮かばないなぁ……アッセルティと帝人とルリで仲良くしてるのはいいかも。


カテゴリー変更で纏めたら39個もdrr小説あって笑ったwww
意外にあった(笑)
そして意外に臨也率高かったので安心しました。(笑)

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正帝←青。で正帝。何だか色々微妙な話……とりあえず正帝な話
それでもよろしければ、どうぞ。


「貴方って本当に愚かですね」
ああ、いらつく。


「帝人」
「正臣?どうしたの?」

ガチャリと自分を迎えてくれたのは幼なじみだ。
昔から、変わらない、幼なじみだ。

「みかど」
「……?だからどうしたの正臣…」
「ちょっと、中入っていいか?」
「いいよ。ほら、寒いから入るなら早く入ってよ」

外に比べれば暖かな帝人の部屋。
相変わらず部屋の中にはパソコンや炊飯器やら、寂しい部屋だなぁなんて帝人の布団に座りながらひっそり思う。
「で、どうしたの?」
首を傾げて言う姿なんて自分の一番古い記憶と変わらない。
「変わんねぇーな」
「え?」
「帝人は変わんないよなぁ、昔から」
「なに?いきなり……」
「……………なぁ、お前変わった?」
「はぁ?今変わんないって言ったばかりじゃないか」
「いやぁ、帝人的には俺というソウルフレンドが居なかった間に何か有ったりしなかったかと心配してんだよ」
「……べつに、変わらないよ」
「………………」
「ねぇ」
「うん?」
「正臣、変じゃない?」
「は?変?俺が?」
帝人が気まずそうな視線を送ってくる。
まさかそんな事を言われると思わなかった。
「だってさ、今までそんな事言わなかったし」
「………」
「正臣から見て僕は変わった?」

じわり。じわり。
胸の奥から何かが滲む。

「帝人は、帝人だよな。」
「うん」
「俺はお前の親友で」
「うん」
「いいんだよな」
「勿論だよ」

真正面から親友という事を肯定されて恥ずかしい感じもあるけれど素直に嬉しいと思った。

「なあ、なら

黒沼青葉は何なんだよ」

帝人の目が見開く。

「新しいオトモダチにしちゃ、何か黒沼のお前に対する態度、違くね?」
「……青葉くんは、」
「先輩先輩先輩先輩って」
「………」
「なんなわけ、あいつ」
臨也さんみたいな目をしていて、正直いけ好かない。

「ただの、後輩だよ」
帝人は俺を見ない。

「帝人」
「………なに」
「俺は頼りないか?」
「そんな事、ない」

帝人は俺を見ない!

「お前は俺が居なくても平気なんだろうけどな!俺はっ………」
「正臣が居なくてもいい訳無い!!!!」
力一杯叫ばれて頭がキィンとした。

「正臣はっ……正臣こそ、僕が居なくても平気なんじゃないか……」
「違…」
「違わないよ!正臣は僕なんかと違って……一人でどこへでも行けるじゃないか……」
「………違う。違う!俺はっお前を傷付けまいと、」
「傷付いたよ!!正臣がどこか遠くに行ったから傷付いたよ!!正臣は別に僕が居なくても大丈夫なんだって、思って……」

目頭がジリジリする。喉の奥も熱を持って、それは多分、目の前の帝人もだ。


「僕は、正臣が居なくても生きれるようにしなきゃって」

ぽろりと帝人の目から滴が零れた。

「…………それで、黒沼が居れば生きれるってか?」
脳裏に浮かぶ少年にじわりと胸にまた何かが滲む。



「紀田先輩って、何にも知らないじゃないですか。

はは、貴方って本当に愚かですね。」



じわり、じわり、じわり

「青葉くんは違う!あの子は必要な時にしか使わない!」
「お前やっぱり変わったよ!!!!」
「っ…」
人に対して使うだの使えないだの、そんな事言う奴では無かった筈だ!

「……………変わってないよ」
「……」
「正臣が、………僕も、知らなかっただけで……何も変わってないよ」
「なんで黒沼なんだよ」
顔があつい。チリチリする。
胸が焼けそうだ。じわじわと痛む。

「俺が戻ったなら、俺が居て、良いじゃねえか!!」
「正臣は何にも知らないからそういう事が言えるんだ!!」
「っ…ああ知らねえよ!言っておくけどな、俺はっ…俺だって、お前が居なきゃ生きてけねーんだからな!」

「……………えっ?」

「……好きなんだ、お前が」

痛い、痛い、痛い!
肺がぎゅうぎゅう握りつぶされているように痛いし、心臓が千切られそうに痛いし、喉がひきつる。

「嘘だ」
「こんな時に…嘘ついてどうすんだよ……」
「好きって、なに」
「…帝人とキスしたいってこと」

なんて気持ち悪い!なぁ、そうだろ?笑えるよなぁ?ナンパしようとかお前を誘ってた俺が、お前の事好きだなんて!気持ち悪いよなぁ!!
お前は杏里が好きなんだもんな!親友としてしか俺を見ていないのに、好きだなんて言われちゃって気持ち悪いよなぁ!!

「正臣は、変わったよ」
「……………変わってねえよ」
「だって、女の子が好きなんでしょう?」
「帝人はもっと好きだ」
「ぼ、くだって」

嗚呼、苦しい。痛くて痛くて呼吸ができねぇ。
本気の恋が男なんてハードル高過ぎだろ。鼻水でてきた。はは、笑える。

「正臣が、一番すきなのに」

「……は?……無理すんなよ」
「無理なんかしてなっ、い。正臣が、好きだよ」
「あはは、だってお前泣いてんじゃん」
「正臣、こそ」

帝人の涙を手で拭って帝人を抱き寄せる。

「………ばか嬉し泣きだ」
「…………僕もだよ」

初めてのキスは塩味だった。

*************
「馬鹿だなぁ紀田先輩は。俺は、あんたの代わりにすらなれない駒なのに」
青葉はベッドの上で目を閉じる。

「帝人先輩……」
所詮自分は帝人に好かれたいが故に、帝人の駒になっていただけなのだ。
その事を利用して、何時も帝人にまとわりついていただけだ。


いつか竜ヶ峰帝人にとっての紀田正臣の位置が自分の物になるようにと。

「ほんと…世界一の馬鹿ですよ。」

***************
前後無いと解んない話ですいません\(^o^)/
あの、正臣にだけ、対等にぶつかれる帝人っていいよねって話でした。
言葉遣いとかね、正臣に対してのみ素なのが凄く好きです。
解りにくい話だと思いますが要は其処が書きたかっただけです。
全力ですれ違いラブが書きたかったんです(笑)


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