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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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正帝前提青帝みたいな青→帝。
それでもよろしければ、どうぞ



「馬鹿じゃないか」

ベッドの上で小さく吐き出せば言い様の無い虚しさが込み上げる。
「解ってるだろ、黒沼青葉」
解ってるだろ。
解ってたんだろ。

携帯が鳴り出して慌てて起き上がる。
先輩からの着信だからだ。
携帯を鞄から取り出して一呼吸おいてボタンを押す。

[あ、青葉くん?]
「はい、どうしたんですか先輩」
[え、と…あのさ、今日僕の家来れる?]
「ええ、大丈夫ですよ」
[本当!?良かった!]
「何かあったんですか?」
[いや、無いよ。正確には今は無い。かな]
「…?分かりました、とりあえず行きます」
[うん、ありがとうじゃあ――]



パタンと携帯を閉じる。
時計を見て、親に夕飯はいらない。先輩の家で勉強教えて貰いに行く。
と話して玄関を開ける。

今、俺は先輩の為に親友を演じている。
いつだって呼んでいい。とかそういう関係だ。
まあ紀田正臣を忘れてはくれないかと思っての苦肉の策なのだが。

実際、本物には勝てないとついさっき痛感したばかりだ。
けれどやめる気は起きない。
きっと溺れているんだ。

「いっそ壊れれば楽なのに。」


先輩の部屋に入ると先輩は申し訳なさそうに俺に麦茶を渡す。
申し訳なさそうにする辺りがまだ自分と先輩の距離があるんだな。
けれどすぐに発せられた先輩の言葉は驚くようなもので。

「最近空き巣が多いんだって」
「え」
「いや、まだ入られてないんだけどね、心配っていうか怖くて…」
「あ、でも先輩のところの鍵だけ違いますよね」
「え?ああ……臨也さんがピッキングして前入ってきたから変えたんだよ」
「へえ…」
あの情報屋も役に立つときがあるんだな。
「ならとりあえず玄関は安心ですね」
「本当?」
「ええ。隣の部屋よりは安全ですよ」
「なんだ……良かったぁ」
「でも今日は泊まりますよ」
「え」
「明日休みですし、俺そんな身長高くないから一緒に寝れますよ」
と少し邪な誘いをすれば先輩は嬉しそうな顔をした。
「ありがとう青葉くん」
「いえいえ」


紀田正臣だったらどうしただろうか。


と最近よく考えるようになった。
考えても答えなんて出ないし、そもそも紀田正臣という人物の性格をよく知らない。
けどつい頭では考える。

自分で思ったよりも必死なのかもしれない。
先輩を繋ぎとめることに。

「……先輩」
「うん?」

「あ、いやなんでも有りません」
「そう?ふふ、変な青葉くん」

きっと溺れているんだ。
この人が堕ちてきても、その頃には俺はもうこの人無しでは、という位溺れているんだ。


馬鹿みたいな話だ。


**************
恋愛感情優先した結果がこれだよ!な青葉。

正←帝←青はどうしてこんなに美味しいんだと思ったらドロドラマだったらこの関係は元彼の事が忘れられない彼女に猛アタックしてなんとか恋人同士になった今みたいな関係n…見えないか。


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