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ボクと神様7。もう少しで終わりですね……。
いきなり動いた感じです。
よろしければ、どうぞ。
セルティと杏里は首を傾げた。
「…………」
『今日も来ないね』
「……はい」
『変だな……』
「………はい」
周りの情報と違う。
ここ何ヵ月もこれ見よがしに池袋中を歩いたというのに、使徒と呼ばれる白い連中は来ない。
「お休みでしょうか」
『いやいや休みとか無いと思う!』
『……………』
「セルティさん、黒でしたよね」
『ああ。』
「私は赤色なのに……」
二人で首を傾げる。
「キャァアアア!!」
突如聞こえた叫び声。
『奴等かもしれない、行く?』
「はいっ」
杏里はバイクの後ろに乗る。
シューターは二人を乗せ、嘶いた。
………何か、神様以前に大事な事を忘れている気がする……。
「だからさぁ、お前らのリーダー誰?って聞いてるだけじゃん。」
「知らないっ俺らはっ頼まれただけだ!」
「誰に?」
地下駐車場には沢山の黄色い集団に囲まれた3人の男。
「知らねえ!手紙が来てただけだ」
「げ、やっぱ手紙かよ」
「将軍、どうします?」
「あんま暴力沙汰はやなんだけど……………」
「ひっ」
「ま、待ってくれ」
「話せることは話すっ」
「へえ、
じゃあ、聞かせて貰おうかな。」
将軍と呼ばれた少年……紀田正臣は3人の男を睨んだ。
神様って奴覚えてろ、ぶん殴ってやる。
…………友達に戻れる日ももうすぐだ。……ああ、うん、ええと…あー疲れてんな、
顔が思い出せねえ。
「…………じゃあ貴方達は神様とかいう人に依頼されて……人を殴ったりしたと……で、神様ってのは誰なんですか?」
「知らないっ何も知らないっ」
廃工場の中で青少年らに囲まれた男一人。
「何で知らないんですか。」
「上が知ってる!」
「上って?」
「うちの組長だ」
「………そっち系かよ」
男の目の前でしゃがむ少年……青葉はため息を吐いた。
「あんたは、神様について何も知らないと」
「……………」
「あー、火だるまにされたいんですか?寒いですしねぇ。おい、ガソリン持ってこい」
「いっ、池袋に住んでないのは知ってる!これは、ゲームなんだ!」
「………ゲーム?」
「そうだ!だから俺は遊んでいるだけなんだ!!」
ゲームとは何だ、ゲームとは。池袋中を巻き込んで………。神様とやらに会ったら……ええと、誰だっけ、
誰かに、教えなくちゃいけないんだけど。
-チャットルームには現在誰も居ません-
ここ数ヶ月、携帯が鳴らない。
ついでに言うと園原さんや正臣と会話もしてない。
昼休みのご飯もいつの間にか1人で食べるようになってしまった。
チャットルームに誰かが入っている様子もない。
「はは……流石に、泣きそう」
1人とはこんなに心細いものなのか。
皆が毎日なにやらバタバタ忙しいのは知っている。
学校でも遠目ながら見ている。いつも忙しそうだ。
「本当に、幽霊になっちゃったのかな……あはは、はぁ………笑えるよ」
帝人はごろりと転がる。
最近皆に全然会ってない……
いや、遠くからは見ているのだけど、
「あれ?そういえば………臨也さんを見掛けないなぁ」
池袋によく居るから色分けされたと言う臨也さん。
けれど色分けされてから臨也さんを見ていない。
静雄さんが大人しいのだ。絶対、池袋に現れていない。
もう半年以上経っているけど一度も池袋に現れないだなんて…………絶対変だ。
おかしい。
携帯を開いて日付と曜日を確認する。
「………皆僕を覚えてるのかな…」
最近自分の日直の番を飛ばされたのを思い出し、帝人は憂鬱な気分になった。
*************
ずっと突っ走ったら「どうして突っ走っているのか」を忘れてしまった話。
いきなり動いた感じです。
よろしければ、どうぞ。
セルティと杏里は首を傾げた。
「…………」
『今日も来ないね』
「……はい」
『変だな……』
「………はい」
周りの情報と違う。
ここ何ヵ月もこれ見よがしに池袋中を歩いたというのに、使徒と呼ばれる白い連中は来ない。
「お休みでしょうか」
『いやいや休みとか無いと思う!』
『……………』
「セルティさん、黒でしたよね」
『ああ。』
「私は赤色なのに……」
二人で首を傾げる。
「キャァアアア!!」
突如聞こえた叫び声。
『奴等かもしれない、行く?』
「はいっ」
杏里はバイクの後ろに乗る。
シューターは二人を乗せ、嘶いた。
………何か、神様以前に大事な事を忘れている気がする……。
「だからさぁ、お前らのリーダー誰?って聞いてるだけじゃん。」
「知らないっ俺らはっ頼まれただけだ!」
「誰に?」
地下駐車場には沢山の黄色い集団に囲まれた3人の男。
「知らねえ!手紙が来てただけだ」
「げ、やっぱ手紙かよ」
「将軍、どうします?」
「あんま暴力沙汰はやなんだけど……………」
「ひっ」
「ま、待ってくれ」
「話せることは話すっ」
「へえ、
じゃあ、聞かせて貰おうかな。」
将軍と呼ばれた少年……紀田正臣は3人の男を睨んだ。
神様って奴覚えてろ、ぶん殴ってやる。
…………友達に戻れる日ももうすぐだ。……ああ、うん、ええと…あー疲れてんな、
顔が思い出せねえ。
「…………じゃあ貴方達は神様とかいう人に依頼されて……人を殴ったりしたと……で、神様ってのは誰なんですか?」
「知らないっ何も知らないっ」
廃工場の中で青少年らに囲まれた男一人。
「何で知らないんですか。」
「上が知ってる!」
「上って?」
「うちの組長だ」
「………そっち系かよ」
男の目の前でしゃがむ少年……青葉はため息を吐いた。
「あんたは、神様について何も知らないと」
「……………」
「あー、火だるまにされたいんですか?寒いですしねぇ。おい、ガソリン持ってこい」
「いっ、池袋に住んでないのは知ってる!これは、ゲームなんだ!」
「………ゲーム?」
「そうだ!だから俺は遊んでいるだけなんだ!!」
ゲームとは何だ、ゲームとは。池袋中を巻き込んで………。神様とやらに会ったら……ええと、誰だっけ、
誰かに、教えなくちゃいけないんだけど。
-チャットルームには現在誰も居ません-
ここ数ヶ月、携帯が鳴らない。
ついでに言うと園原さんや正臣と会話もしてない。
昼休みのご飯もいつの間にか1人で食べるようになってしまった。
チャットルームに誰かが入っている様子もない。
「はは……流石に、泣きそう」
1人とはこんなに心細いものなのか。
皆が毎日なにやらバタバタ忙しいのは知っている。
学校でも遠目ながら見ている。いつも忙しそうだ。
「本当に、幽霊になっちゃったのかな……あはは、はぁ………笑えるよ」
帝人はごろりと転がる。
最近皆に全然会ってない……
いや、遠くからは見ているのだけど、
「あれ?そういえば………臨也さんを見掛けないなぁ」
池袋によく居るから色分けされたと言う臨也さん。
けれど色分けされてから臨也さんを見ていない。
静雄さんが大人しいのだ。絶対、池袋に現れていない。
もう半年以上経っているけど一度も池袋に現れないだなんて…………絶対変だ。
おかしい。
携帯を開いて日付と曜日を確認する。
「………皆僕を覚えてるのかな…」
最近自分の日直の番を飛ばされたのを思い出し、帝人は憂鬱な気分になった。
*************
ずっと突っ走ったら「どうして突っ走っているのか」を忘れてしまった話。
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