×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
幽帝←青(………?)
よろしければ、どうぞ。
「あれ」
パチリと電気を点けてみても誰もいなかった。
「…………」
携帯を開き、送信済みフォルダを見れば彼にしっかり届いているはずだ。
「………………」
返事はまだ来ていないけれど。
…………変だな。
まぁ待っていれば帰ってくるだろうし。
と思ってその場に座ればガチリと一応閉めていた鍵が開けられ、帰ってきたんだと期待をすれば開いた扉からは全く知らない少年が入ってきた。
……………俺、帝人くんの部屋の隣の合鍵でも渡されたのかな。
少年をガッカリした気持ちで見つめれば少年はゲッと小さく漏らした。
「…ねぇ、君」
「………なんで居るんだよ…」
「こっちの台詞なんだけど、ここ帝人くんの部屋でしょう」
「ええ、そうですよ」
ああ、もしかして。と開きっぱなしの送信フォルダの一番上のメールを再送信する。
するとやはり少年の方から自分が少し前に出たドラマで歌っていた歌が流れた。
「君……青葉くん?」
「……だったらなんですか」
「どうして君は帝人くんの携帯を持ってるのかな。」
「…………ちょっと預かってまして」
この子性格悪そう。
と勝手に思いつつ、立ち上がれば少年は一歩後ろに下がる。
「返してくれるんでしょう」
「貴方の携帯じゃないです。帝人先輩のです」
ムッとした顔をされたがこっちがしたい。
「帝人くんの部屋に置きに来たんでしょう」
「…そう……いや違うかな…………」
ぼそぼそと言う少年に少し焦れる。
ピロピロピロピロピロピロ
と少年の方からまた電子音がして少年が携帯を取り出す。
「なんだ…っ、せんぱ」
どうやら相手は帝人くんらしい。青葉くんとかいう少年が凄く慌てた顔をしている。
「や、あの……」
「青葉くん!」
カンカンカンと階段をのぼる音がして少年が口をぽかんと開けて階段の方を見た。
「もう、なんなの君!人の携帯を持ってどっか行っちゃうとか………」
「先輩が家に帰ってると思ったから家に届けに来たつもりだったんですけど」
「大体またその鍵使ったの?没収するからねっ……て、か…幽さん!!」
嘘臭い少年の話を聞いていればようやく帝人くんが俺に気付く。
「………こんばんは」
「こっ、こんばんはっえと、何で…」
ちらりと青葉少年を見てから
「携帯に連絡入れたんだけど…」
と言えば帝人くんは青葉くん!と叫んで青葉少年のブレザーのポケットに手を伸ばす。
青葉少年の顔が少し嬉しそうに見えて突き落とそうかな。
と不穏な事を一瞬考えたけど帝人くんの眉がこれでもかという位つり上がっていて、そんな風に怒られて喜ぶ青葉少年を少し気持ちが悪いと思った。
「帝人くん」
帝人くんが携帯を奪い返し、携帯を見つめてため息をついた所で呼べば帝人くんは青葉少年に早く帰りなよ。
と言って青葉少年ははい、また明日!と手を振って去っていった。
……俺を睨むのを忘れずに。
「すみません幽さん」
「……いいよ別に」
「あ、いじめじゃないですよ!ただその、青葉くんはいたずらっ子と言いますか………」
「いいよ。気にしてない。いいもの聴けたし」
「は?」
ぽかんとする帝人くんを部屋の中に引っ張り込み、玄関の扉をがちゃりと閉める。
「あの着うた、自作?」
耳元で分かりやすくゆっくりと言えば帝人くんは真っ赤になって後ずさろうとして玄関の扉に思い切り頭をぶつけた。
「なっ!なっ!?なななっ!!」
「俺の歌って役としてのだから着うたになってないんだよね」
「き……聞いたん、ですか……」
「うん」
可愛いなぁと思って抱き締めれば帝人くんはぐりぐりと頭を肩に擦り付ける。
……犬みたい。可愛いけど。
「やだもう爆発したい…………」
「ふ…」
「………笑うならもっと爆笑してくださいよ。無表情でふふふとか言われてもあーもー青葉くん明日絞める!」
「俺と居るときに他の男の名前なんて言わなくていいよ」
ふにふにと帝人くんの頬をつねればいひゃいれふと笑われる。
「ね、帝人くんは青葉くんが好き?」
「なっ…ひぁまあ、ひらいれはないですご…」
「俺は?」
意地悪かなぁと思いつつ頬をつねったまま聞けば頬をつねってる手を掴まれる。
「………はいしへまふ」
「え」
ちょっと待って。ずるい。
「帝人くん、どうせならちゃんと言って」
手を離してあげれば帝人くんは俺の胸に頭を押し付ける。
「知ってるからいいじゃないですか。」
「意地悪だね」
「幽さんには負けます」
「そうかな」
「そうですよ。」
「帝人くん」
「はい」
「好きだよ」
「……………………はい」
今度から青葉少年はライバル認定するとして何だかんだ幸せってこんなものなんだろうなと腕の中の温もりを強く抱いたのだった。
************
あまいかすみかもぐもぐもぐ………
青葉くんと幽を戦わせたいです(幽が圧勝するのが見たい)取り合い大好物なんですはぁはぁ………
帝人は自作着うたです。←やだかわいい←←
青葉くんはヘアピンで鍵を開けたりとか合鍵で鍵を開けたりとか。←
よろしければ、どうぞ。
「あれ」
パチリと電気を点けてみても誰もいなかった。
「…………」
携帯を開き、送信済みフォルダを見れば彼にしっかり届いているはずだ。
「………………」
返事はまだ来ていないけれど。
…………変だな。
まぁ待っていれば帰ってくるだろうし。
と思ってその場に座ればガチリと一応閉めていた鍵が開けられ、帰ってきたんだと期待をすれば開いた扉からは全く知らない少年が入ってきた。
……………俺、帝人くんの部屋の隣の合鍵でも渡されたのかな。
少年をガッカリした気持ちで見つめれば少年はゲッと小さく漏らした。
「…ねぇ、君」
「………なんで居るんだよ…」
「こっちの台詞なんだけど、ここ帝人くんの部屋でしょう」
「ええ、そうですよ」
ああ、もしかして。と開きっぱなしの送信フォルダの一番上のメールを再送信する。
するとやはり少年の方から自分が少し前に出たドラマで歌っていた歌が流れた。
「君……青葉くん?」
「……だったらなんですか」
「どうして君は帝人くんの携帯を持ってるのかな。」
「…………ちょっと預かってまして」
この子性格悪そう。
と勝手に思いつつ、立ち上がれば少年は一歩後ろに下がる。
「返してくれるんでしょう」
「貴方の携帯じゃないです。帝人先輩のです」
ムッとした顔をされたがこっちがしたい。
「帝人くんの部屋に置きに来たんでしょう」
「…そう……いや違うかな…………」
ぼそぼそと言う少年に少し焦れる。
ピロピロピロピロピロピロ
と少年の方からまた電子音がして少年が携帯を取り出す。
「なんだ…っ、せんぱ」
どうやら相手は帝人くんらしい。青葉くんとかいう少年が凄く慌てた顔をしている。
「や、あの……」
「青葉くん!」
カンカンカンと階段をのぼる音がして少年が口をぽかんと開けて階段の方を見た。
「もう、なんなの君!人の携帯を持ってどっか行っちゃうとか………」
「先輩が家に帰ってると思ったから家に届けに来たつもりだったんですけど」
「大体またその鍵使ったの?没収するからねっ……て、か…幽さん!!」
嘘臭い少年の話を聞いていればようやく帝人くんが俺に気付く。
「………こんばんは」
「こっ、こんばんはっえと、何で…」
ちらりと青葉少年を見てから
「携帯に連絡入れたんだけど…」
と言えば帝人くんは青葉くん!と叫んで青葉少年のブレザーのポケットに手を伸ばす。
青葉少年の顔が少し嬉しそうに見えて突き落とそうかな。
と不穏な事を一瞬考えたけど帝人くんの眉がこれでもかという位つり上がっていて、そんな風に怒られて喜ぶ青葉少年を少し気持ちが悪いと思った。
「帝人くん」
帝人くんが携帯を奪い返し、携帯を見つめてため息をついた所で呼べば帝人くんは青葉少年に早く帰りなよ。
と言って青葉少年ははい、また明日!と手を振って去っていった。
……俺を睨むのを忘れずに。
「すみません幽さん」
「……いいよ別に」
「あ、いじめじゃないですよ!ただその、青葉くんはいたずらっ子と言いますか………」
「いいよ。気にしてない。いいもの聴けたし」
「は?」
ぽかんとする帝人くんを部屋の中に引っ張り込み、玄関の扉をがちゃりと閉める。
「あの着うた、自作?」
耳元で分かりやすくゆっくりと言えば帝人くんは真っ赤になって後ずさろうとして玄関の扉に思い切り頭をぶつけた。
「なっ!なっ!?なななっ!!」
「俺の歌って役としてのだから着うたになってないんだよね」
「き……聞いたん、ですか……」
「うん」
可愛いなぁと思って抱き締めれば帝人くんはぐりぐりと頭を肩に擦り付ける。
……犬みたい。可愛いけど。
「やだもう爆発したい…………」
「ふ…」
「………笑うならもっと爆笑してくださいよ。無表情でふふふとか言われてもあーもー青葉くん明日絞める!」
「俺と居るときに他の男の名前なんて言わなくていいよ」
ふにふにと帝人くんの頬をつねればいひゃいれふと笑われる。
「ね、帝人くんは青葉くんが好き?」
「なっ…ひぁまあ、ひらいれはないですご…」
「俺は?」
意地悪かなぁと思いつつ頬をつねったまま聞けば頬をつねってる手を掴まれる。
「………はいしへまふ」
「え」
ちょっと待って。ずるい。
「帝人くん、どうせならちゃんと言って」
手を離してあげれば帝人くんは俺の胸に頭を押し付ける。
「知ってるからいいじゃないですか。」
「意地悪だね」
「幽さんには負けます」
「そうかな」
「そうですよ。」
「帝人くん」
「はい」
「好きだよ」
「……………………はい」
今度から青葉少年はライバル認定するとして何だかんだ幸せってこんなものなんだろうなと腕の中の温もりを強く抱いたのだった。
************
あまいかすみかもぐもぐもぐ………
青葉くんと幽を戦わせたいです(幽が圧勝するのが見たい)取り合い大好物なんですはぁはぁ………
帝人は自作着うたです。←やだかわいい←←
青葉くんはヘアピンで鍵を開けたりとか合鍵で鍵を開けたりとか。←
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
リンク
アバウトリンク
当サイトは二次創作サイト様に限り、リンク・アンリンクフリーです。
アドレス: http://memame.blog.shinobi.jp/
最新記事
(07/18)
(05/16)
(02/07)
(07/12)
(07/11)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
聖めまめ
性別:
女性
趣味:
絵を描く・妄想…?
自己紹介:
ついったのIDは[hijirimemame]です。日常とオタク話中心ですが(笑)
ブログ内検索
カウンター
フリーエリア