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帝人が黒沼帝人。次男です。原作沿いのような………な話。青帝です。それでもよろしければ、どうぞ


「兄さん」
「なに」

「俺は紀田正臣をどうこうしたかった訳じゃなかったんです」

弟は言い訳の時にいつも敬語を使う。
「ああそう。」
目元が赤い弟にそれだけ言う。泣くくらいなら最初からしなければいいのに。
「なんでも良かったんです。カラーギャングなら。紀田正臣でも、誰が作っても」
「そう…。………だからって蘭兄を使っても良い訳がないでしょう」
「折原が関与するとは思わなかったから!!あいつが入って来なければもっと上手くやってたんです!!」
「…………青葉」
「……はい」
「それで、僕になんて言って欲しいの?」
「っ……」
弟は唇を噛んでまた泣きそうな顔をしている。
「そりゃぁ、蘭兄があんな所行ったのは青葉のせいでもあるけど………正臣があんな風になっちゃったのも青葉のせいかもしれないけど、僕にわざわざ言いに来たのはどうして?」
「………………にいさん、が」
うわ、声すごい震えてるよ青葉。
「帝人兄さんに、許してほしいんだと、思います……」
「許す?」
「…………」
こくりと首が上下に揺れた。
「許すもなにも………」
「怒ってるじゃないですか…」
「…まぁ、そうかな」
あ、凄い顔してるね青葉。そろそろ中学2年になるんだからそんな顔しないの。

「俺には、帝人兄さんが全てなんです」

「は?」
あ、いけない。こんな風に言ったら泣いちゃうかな……。
「カラーギャングに関して僕が喜ぶとでも?」
「………は、い」
「…………まぁ、ちょっとはわくわくしたけど」
「………………」
「はあ……青葉、おいで」
「!」
近寄る青葉にくすりと思わず笑う。
犬みたいだよねぇ、何年経っても。

「帝人兄さん」
「あんまりこういうの言いたくないんだけど………過ぎた事だから、ね」
「……はい」
さらさらと髪を梳けば青葉は赤い目元のまま目を細める。
「正臣は強いからきっと立ち直ってくれるだろうし……」
「………きっと、そうですよ」
「それにしても、君や正臣に介入できる折原さんかあ………ちょっと気になるなぁ」
「俺にはコンタクト取ってません、兄貴にです」
「そう」
自分よりすこし小柄な身体を抱きしめて背中をぽんぽん、と叩いてやる。
「今は僕達二人と母さんしか居ないんだから問題起こさないでね。」
僕らはまだ中学生だし。
と言えば青葉はそうですね、解ってますと呟く。
「蘭兄も早く帰ってくるといいなぁ」
何だかんだ、自分に対して兄として接してくれた部分もあったので蘭兄は嫌いではないのだ。

「…………そうですね」
腕を離せば青葉と目が合う。

「ああそうだ青葉」
「?何ですか」


「僕ね、正臣に誘われて池袋の学校受けることにしたから」
「え」


少し、青葉は僕から距離を取った方がいいし、正臣が心配だったし、なにより池袋だし。あとは親と相談するだけだ。
「な、に言って」
「ごめんね」
「だってそんな、進路表もう出したじゃないか」
あ、素に戻ってきた。そっちの方が青葉っぽくていいな。とこっそり思う。
「来週また最終進路決定の紙が来るよ」
「…………うちにそんな金」
「相談するよ」


「…………だから、仲直りしたの?」

じろ、と青葉が僕を睨む。いや、それは考えすぎだよ、大体まだ行けるかもわかんないのに。
「嫌だった?じゃあまた無視しようか?」
「やっ…やだっ!せっかく」
「考えすぎだよ青葉」
「…………」
「ほら、そろそろ夕飯の時間だよ、いい加減着替えて来たら?」
「そうする……」
目元が赤いの母さんに心配されないかなぁと思いながら弟の背中を押した。

*****
何て邪魔なんだろうか。
ぎり、と歯を食い縛る。
結局帝人兄さんの一番は家族ではなく、紀田正臣なのか!!
邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ邪魔だ!!
兄も、紀田正臣も、折原臨也も!!!!!
途中までは上手くいったと思ったのにいざ完結すれば失敗だらけだ!!
部屋に置きっぱなしの携帯が光っているのを見つけ、メールを開けば

「最近ダラーズってチームが出てきたらしい。」
というメールだ。
ダラーズか……。今は黄巾賊もブルースクウェアも居ないし勢力を拡大し放題なんだろうか。
サイトを一回だけ見たことが有るけれどメンバーはそんなに多くなかった。

もう一度サイトを見て何か変わってないか探って……次の火種にするのも悪くない。
メールには適当に返信をして、着替えを引っ付かんだ。


**************
青葉くんのべったり度が何割か増してます(笑)
原作沿いみたいな感じだけれど黄巾賊とのゴタゴタがいつ有ったのかいまいちだったので全部終わってからの話。
ていうかこの兄弟カラーギャング兄弟やなwwwみんなカラーギャングのトップだ……

色々なサイト様で兄弟パラ見かけていいなぁと思って書いたらまさかの青帝……だと…。……平和島家とか有っただろうに…… 平和島家は私が見たいだけです。←


蘭兄、青葉呼びの帝人
兄貴、兄さん呼びの青葉
にやにやにや………青葉の依怙贔屓っぷりが楽しい。


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