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普通に幽帝。クリスマスネタです。
よろしければ、どうぞ。
「メリークリスマス」
竜ヶ峰帝人は固まった。
「いや、あの…………幽……さん?」
赤い綿つきの帽子を被った男に疑問符つきで聞けば平和島幽は無表情で寒いねと呟き帝人は慌てた。
「ちょ、いつからここで待ってるんですか!!」
よく見れば顔は青白く、鼻の頭が赤い。
急いで扉を開けて幽を押し込み、やかんでお湯を沸かす。
「ちょっと待っててくださいね」
「うん」
「……………それにしても…」
とっくりと幽を見る帝人。
赤い綿つきの帽子、綿つきの赤い服、脱いで貰ったがブーツも履いてた。
……一般的にサンタクロースな格好をしていた。
「幽さん…その服で来たんですか?」
「うん、まあ………車だし」
こんな美形なサンタが居ても良いのだろうか。いや、大体なんでサンタ服なんて………幽の行動はたまに突拍子なく、帝人は頭を抱える。
「大体、今日はまだイヴですよ?」
夕方ですし。と付け足せば
「早く会いたかったから」
等とさらりと言うのだから帝人は幽をたらしだなぁと思った。
「幽さん明日オフなんですか?」
気になって聞いてみれば違うと返されて少し寂しいと思いつつ、ですよねと返せば幽は本当は今日か明日休み取りたかったんだけど。と帝人を見る。
「いえ、いいです、気にしないでください!今会えただけで嬉しいですから…」
「………………ならよかった」
クリスマスというイベントで彼を自分1人が独占するだなんてとんでもない!
笑いながら手を振ればやかんが鳴き出した。
「あ、ちょっとすみません…」
「おかまいなく」
紅茶を淹れたマグカップを幽に差し出せば幽はありがとうと言いつつマグカップを受けとる。
「わ、指先真っ赤じゃないですか!!」
「しもやけかな」
「そのサンタ服、手袋は無いんですね…」
「うん」
さらさらと帝人のカップに白い何かを入れる幽。
「ちょ……何入れてるんですか…」
「よい子が早く眠れるように睡眠薬」
「はぁ!?」
そんな事言われて大人しく飲めるわけが!!とカップをみつめれば
「嘘だよ」
と無表情で言われる。
一口飲んでみれば甘くなっていた。
「帝人くん」
「はい?」
「はいこれ、クリスマスプレゼント」
「へ?」
「メリークリスマス」
そう言ってつき出された箱と幽を見比べる帝人に嫌だった?と幽は首を傾げた。
「いっ、嫌じゃないです、ありがとうございますっ」
すみません、僕何にも用意してなくて。
と申し訳なさそうに言う帝人に幽は
「
俺はサンタだからね」
と帝人の頭を撫でれば帝人はくすりと笑った。
*****************
連載ものの間に失礼します。
いや、イベントものやっておこうかなぁと(笑)
1日サンタクロースな気分の幽でした。
帝人の家の前で待つ幽というシチュエーション好きです………
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