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ぼくらの7日間3つづき。
杏里と帝人。よろしければ、どうぞ


「そうですね……そういう感情は…よく解りませんが…………」

どうして相談されたのか。自分には難しすぎる質問になかなか言葉が見つからない。
「竜ヶ峰くんの心は、きっと……答えを出せると思いますよ」


まさか竜ヶ峰くんに恋愛相談されるだなんて……。
私も恋なんて、したことないのに。
適当に友人のよく言う「運命の恋人説」を言ってみれば彼はそうかな…とまた悩む顔をする。
「告白…されて嬉しいとか、嫌だとかは…?」
…………自分こそ、目の前の彼に告白されて嬉しいとか嫌だとか思わないくせに…と竜ヶ峰くんに気づかれないよう小さく息を吐く。
「……びっくり、しただけで…そんなこと思わなかったな…」
その時の事を思い出して居るのか竜ヶ峰くんは視線をさまよわせる。
「ご、ごめんね園原さん!こんな微妙な相談しちゃって!」
慌てて立ち上がる竜ヶ峰くんに、いえ、こちらこそ大して役に立たなくてすみません。と言って立ち上がる。
「……紀田くんには相談しないんですか?」
「………おんなじ質問したら相手の名前を教えろの一点張りで……」
「ああ………成る程…」
そういえば紀田くんは竜ヶ峰くんの事をとても大切に想っていましたね。
「どうしようかな………嫌いではないけど、好きでもないのに付き合うのはやだなぁ……幽さんにも失礼だし」
「幽…さん?」
竜ヶ峰くんの言葉を復唱すれば彼は固まる。
まさか、あの平和島先輩が………。
てっきり、女の人だと思っていたけれどまさか“あの”平和島先輩だとは。
「え、と………まぁ、その……」
「言わなくても大丈夫です。紀田くんにも言ったりしません」
「あ…ありがとう園原さん」
「いいえ。」
安心したのか安堵の息を吐く竜ヶ峰くん。
「…………もう、文化祭ですね」
「…そうだね。」
ふと外を見れば校庭に設置された文化祭用のテントが並んでいる。
部活をやる生徒の姿も少ない。
「あ、もう帰ろうか」
「…そうですね、帰りましょう」



「好きか嫌いか……………だったら好き、なんだけど…」

***************
恋愛的にはなぁ……な4話でした。
この帝人は杏里の事を普通に親友的な方向で見てる……んだと思います。
本当は来良組で2話を書く予定でしたが凄く長くなりそうだったので杏里をカットしてました。


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