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幽帝未満。来良組で帝人をつつく話。正臣バッチリ居ますよ
それでもよろしければ、どうぞ
「そっかーお前にも春が来たんだなぁ!」
「な、にそれ。」
どういう意味?と正臣を見れば正臣はうんうんと頷くばかり。
「青き春はロマンスいっぱい!高校生のグレートな過ごし方だぞ!」
「うん、だから日本語喋ってよ」
「帝人ってば恋してる!ってコト!」
「は?」
相変わらずの身ぶり手振りで話す正臣。
ちょっと待て、誰が、誰に恋だって?
「正臣、恋してるってなんで?」
「帝人は最近メランコリックだからなぁ~恋患い!だろ?」
「は、はぁ?僕が誰に恋してるっていうんだよ!?」
思わず声を荒げてしまった。屋上にいる数名の視線がちょっと痛い。
「安心しろ!このナンパのエリート、紀田正臣が相談にのってやるぞ!」
「会話してよ」
「杏里じゃねぇの?」
「なっ!!いや、その、園原さんは………」
「あれ、違うっぽいな」
「なんでそんな事正臣が判断するのさ!」
「だってお前自覚無いと思うけど………顔がもう見てられないような顔だぞ」
「へっ!?」
「メール見て幸せそうな顔しやがって!ジェラシーメラメラだぞ!」
「な、そんな顔……」
「なぁなぁ、誰なんだよ!」
ギィー
屋上の扉が開いてそっちに視線を向ければ園原さんが居た。
「すみません、遅れてしまって」
「おー杏里!今帝人のいてっ!いって!」
「ばかおみ!何でもないよ園原さん!気にしないで!!」
「竜ヶ峰くん……」
園原さんが俯いてしまう。え?なんで!?
「園原さん?」
「あの………大きなお世話かもしれませんが………相談に乗ります…なるべく、一人で悩まないでください…」
「えっ」
「だーよなぁ!さっすが俺のエロ可愛い杏里!な!帝人、一人で溜め息一杯吐いてないで、このベストフレンズに話してみろって!赤信号皆で渡れば怖くない、だぞ!」
「…………なんか正臣のせいで台無しっていうか、僕本当悩み事なんて無いんだけど…」
「そぉかぁ?嘘は良くないぞ!泥棒の始まりだぞ?」
「………そんなに悩んでるように見える?」
あ、二人とも口開けて固まっちゃった。
ブブブとバイブが鳴る。昼休みの時はバイブ設定にしてるのだ。
「あ、ごめん。ちょっといい」
携帯を手に取って宛先を見れば幽さんからだった。
メールを開いて内容を確認して、急いで返事を書いて、送信。携帯を畳んで、顔を上げると
「え?どうしたの二人とも」
二人が僕を見つめてた。
「帝人ぉ!そのメールまさかまさか臨也さんじゃねーだろうな!?だったら駄目、ゼッタイ!」
「臨也さんからって、そんな訳ないでしょ」
「ならいいけどな~。な、何処の子?何校?」
「もうっそんなんじゃないってば!」
「じゃあ誰だよ~」
ニヤニヤと正臣が顔を近づける。あーあ、まぁ、二人にならいいかなぁ。信じないだろうし……。
「羽島幽平さん」
「?」
「ん?」
「っていう人が来週遊ばないかって」
「羽島って、」
「うん、俳優の」
「マジかよ……」
「竜ヶ峰くんは…その人が好きなんですね」
「へっ!?」
「みたいだな~」
ちょっと待ってよ、どうしてそうなるの!?ていうか超有名俳優と連絡取り合ってるっていうあり得ないところはスルー!?
「臨也さんじゃないだけマシなのかなぁ…」
「応援します」
「へっ!?あの、二人とも……?」
「まぁチェリーボーイ帝人は恋なんてストロベリーのような思いしたことないもんなぁ」
「…何で正臣にそんな事言われなきゃいけないの」
「でも、帝人がその人に恋してるのは当たりだろ~メールの度ニコニコしちゃってよ~!」
「な、そんなことっ…ていうか男同士だよ!?」
あ、また屋上にいる数人からの視線が痛い。
「いつ、遊びに行くんですか?」
「えぇと……金曜日かな」
「嬉しそうにしちゃってー。」
「…………」
確かに、確かに嬉しい。
でも僕は別に遊びに行くのが……………
あ。
「……ばかおみ」
「なに!?お前なぁそんなことばっかり言うと流石に俺のハートがブロークンしちまうだろ!」
「………僕の方がブロークンだよ……」
「?」
どうしよう!
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!
確かに、僕は幽さんにあまり褒められるものではない、好意を寄せてるかもしれない!
あの掌の大きさとか、温度とか、顔に出さないけど確かにそこにある感情だとか、さらりと揺れる髪だとか、トーンの変わらない声だとか、
「………あり得ないよ…」
少し一緒にいただけだ。
それも、偶然。
確かに遊びに行くのは嬉しい。
幽さんに会えるのが、嬉しい。けど
もう少しで幽さんに会える。
まだ幽さんに会えない。
そんな思いが頭の中をぐるぐるする。
期待してるようなあたたかさと、早く会いたいと急く自分。
嗚呼…顔に熱が集まってきた……
「…………うそだ…」
そんな、恋してる、みたいな。
*********
帝人自覚しちゃったかも編。続きます。
来良組好きなので出しちゃう(笑)
来良組はお互いの変化に素早く気付いてくれる筈!!元気ないなぁとかね!そんな来良が好きです。
これから幽VS正臣や幽VS杏里が書けますね!(帝人くんは俺のこいびとってお題とかで幽VSとかどうですか←)書くかは分かりませんが。^^
それでもよろしければ、どうぞ
「そっかーお前にも春が来たんだなぁ!」
「な、にそれ。」
どういう意味?と正臣を見れば正臣はうんうんと頷くばかり。
「青き春はロマンスいっぱい!高校生のグレートな過ごし方だぞ!」
「うん、だから日本語喋ってよ」
「帝人ってば恋してる!ってコト!」
「は?」
相変わらずの身ぶり手振りで話す正臣。
ちょっと待て、誰が、誰に恋だって?
「正臣、恋してるってなんで?」
「帝人は最近メランコリックだからなぁ~恋患い!だろ?」
「は、はぁ?僕が誰に恋してるっていうんだよ!?」
思わず声を荒げてしまった。屋上にいる数名の視線がちょっと痛い。
「安心しろ!このナンパのエリート、紀田正臣が相談にのってやるぞ!」
「会話してよ」
「杏里じゃねぇの?」
「なっ!!いや、その、園原さんは………」
「あれ、違うっぽいな」
「なんでそんな事正臣が判断するのさ!」
「だってお前自覚無いと思うけど………顔がもう見てられないような顔だぞ」
「へっ!?」
「メール見て幸せそうな顔しやがって!ジェラシーメラメラだぞ!」
「な、そんな顔……」
「なぁなぁ、誰なんだよ!」
ギィー
屋上の扉が開いてそっちに視線を向ければ園原さんが居た。
「すみません、遅れてしまって」
「おー杏里!今帝人のいてっ!いって!」
「ばかおみ!何でもないよ園原さん!気にしないで!!」
「竜ヶ峰くん……」
園原さんが俯いてしまう。え?なんで!?
「園原さん?」
「あの………大きなお世話かもしれませんが………相談に乗ります…なるべく、一人で悩まないでください…」
「えっ」
「だーよなぁ!さっすが俺のエロ可愛い杏里!な!帝人、一人で溜め息一杯吐いてないで、このベストフレンズに話してみろって!赤信号皆で渡れば怖くない、だぞ!」
「…………なんか正臣のせいで台無しっていうか、僕本当悩み事なんて無いんだけど…」
「そぉかぁ?嘘は良くないぞ!泥棒の始まりだぞ?」
「………そんなに悩んでるように見える?」
あ、二人とも口開けて固まっちゃった。
ブブブとバイブが鳴る。昼休みの時はバイブ設定にしてるのだ。
「あ、ごめん。ちょっといい」
携帯を手に取って宛先を見れば幽さんからだった。
メールを開いて内容を確認して、急いで返事を書いて、送信。携帯を畳んで、顔を上げると
「え?どうしたの二人とも」
二人が僕を見つめてた。
「帝人ぉ!そのメールまさかまさか臨也さんじゃねーだろうな!?だったら駄目、ゼッタイ!」
「臨也さんからって、そんな訳ないでしょ」
「ならいいけどな~。な、何処の子?何校?」
「もうっそんなんじゃないってば!」
「じゃあ誰だよ~」
ニヤニヤと正臣が顔を近づける。あーあ、まぁ、二人にならいいかなぁ。信じないだろうし……。
「羽島幽平さん」
「?」
「ん?」
「っていう人が来週遊ばないかって」
「羽島って、」
「うん、俳優の」
「マジかよ……」
「竜ヶ峰くんは…その人が好きなんですね」
「へっ!?」
「みたいだな~」
ちょっと待ってよ、どうしてそうなるの!?ていうか超有名俳優と連絡取り合ってるっていうあり得ないところはスルー!?
「臨也さんじゃないだけマシなのかなぁ…」
「応援します」
「へっ!?あの、二人とも……?」
「まぁチェリーボーイ帝人は恋なんてストロベリーのような思いしたことないもんなぁ」
「…何で正臣にそんな事言われなきゃいけないの」
「でも、帝人がその人に恋してるのは当たりだろ~メールの度ニコニコしちゃってよ~!」
「な、そんなことっ…ていうか男同士だよ!?」
あ、また屋上にいる数人からの視線が痛い。
「いつ、遊びに行くんですか?」
「えぇと……金曜日かな」
「嬉しそうにしちゃってー。」
「…………」
確かに、確かに嬉しい。
でも僕は別に遊びに行くのが……………
あ。
「……ばかおみ」
「なに!?お前なぁそんなことばっかり言うと流石に俺のハートがブロークンしちまうだろ!」
「………僕の方がブロークンだよ……」
「?」
どうしよう!
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!
確かに、僕は幽さんにあまり褒められるものではない、好意を寄せてるかもしれない!
あの掌の大きさとか、温度とか、顔に出さないけど確かにそこにある感情だとか、さらりと揺れる髪だとか、トーンの変わらない声だとか、
「………あり得ないよ…」
少し一緒にいただけだ。
それも、偶然。
確かに遊びに行くのは嬉しい。
幽さんに会えるのが、嬉しい。けど
もう少しで幽さんに会える。
まだ幽さんに会えない。
そんな思いが頭の中をぐるぐるする。
期待してるようなあたたかさと、早く会いたいと急く自分。
嗚呼…顔に熱が集まってきた……
「…………うそだ…」
そんな、恋してる、みたいな。
*********
帝人自覚しちゃったかも編。続きます。
来良組好きなので出しちゃう(笑)
来良組はお互いの変化に素早く気付いてくれる筈!!元気ないなぁとかね!そんな来良が好きです。
これから幽VS正臣や幽VS杏里が書けますね!(帝人くんは俺のこいびとってお題とかで幽VSとかどうですか←)書くかは分かりませんが。^^
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