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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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いざや不信その2。
臨→→→帝で、ふたりは幼なじみ。それでもよろしい方は、どうぞ



一つでも信じたら、全部信じてしまう気がして。


「帝人くんおはよう」
「………………なんでいるの」
「帝人くんの可愛い寝顔をカメラに収める為だよ!あ、枕の跡ついてるかわい~!」
ピロリン、カシャッカシャッ
幼なじみの臨也は右手にカメラ、左手に携帯を持ってる。
「ちょっ、止めてよ消してっ!」
身を乗り出して臨也に飛び掛かろうとすれぱ臨也の顔がにやつく。
「帝人くんてば朝から大胆!いいよこのまま二人の愛を確かめ合おうか!きっと俺たちは世界一幸せな夫婦になるね!誓うよ、君を幸せにすっぶっ!」
「一人で自分への愛でも深めててください」
「……何で敬語に戻っちゃうかな…」
「………」

寝起きとか、頭が回転していないとついタメ口になってしまう。敬語なのは僕なりのけじめでもあるし、なにより……タメ口で話すと


臨也さんが嬉しそうににやけるのが嫌だ。


「もうっ、出ていってください!着替えるんで」
「男同士なんだから気にする事ないでしょ」
「気にします!」
「えぇ~?」
「というか、いい加減カメラと携帯しまってください。」
「ちぇっじゃあ着替え見てもいい?」
「死んでください」
「減るもんじゃないしいいじゃない!あ、もしかして生理現象が起きて」
「出てけ」
「照れなくったっていいんだよ!!俺にだって起こる」
「臨也さんその口縫い付けますよ」
ぐいぐい臨也さんの背中を押して部屋から出ていってもらう。
時計代わりの携帯を開けば土曜日と表示されていた。
「……………最悪…」
休みの日じゃん。なんでこんな早く起こされないといけないのさ!
このまま二度寝をしたらしたで臨也さんがまた入ってくるだろうから仕方なく着替える。

扉を開ければ臨也さんが待っていた。え、なに待ち伏せ?

「おはよう帝人くん」
「…………おはようございます」
「今日は帝人くんの好きなコーンサラダだよ」
「…………」

リビングに向かって歩けば当然のように臨也さんも歩いてきて、テーブルに着けばやはり当然のように臨也さんが席につく。

テーブルの上には二人分の食事。

「……………はぁ」
「どうかした?」
「なんで臨也さんも一緒に食べるんですか」
「一緒に食べていいですかって聞いたからだよ。君の母親に」
「……全く…臨也さんは本当に世渡り上手ですよね。脅したんじゃないですか」
「どうしたらそうなるの」
「考えに考えた結果です。」
「ふぅん、そう」
「……いただきます」
「いただきます」

二人でフォークを握って食べ始める。
臨也さんはご飯の食べ方まで綺麗なのか。この人に欠点とかあるのかな……
などぼんやり考えながら僕はスープを啜る。
「帝人くん、今日は天気いいから出掛けようよ!」
「今日雨降るんですか」
「降っても降らなくてもいいじゃない、出掛けようよ!」
さっき天気いいから。って言ったの誰ですか。やっぱり自分が出掛けたいから出掛けようだなんで言うんでしょう。
ため息をついて臨也さんのにこにこした顔を見る。

「どこに行きたいんですか」
「ん?うーんそうだなぁ、二人きりになれるようなところがいいね!」
「嘘ですね」

前もそんな事言って結局二人きりではなかった。
騙されないぞ。

「ねぇ帝人くん、」
「はい、なんですか」
「愛してるよ」
「………はあ、そうですか」
「あ、また信じてない」
「そりゃあそうです」
「ねえ君いつまで昔の事引きずるの?」
「いつまでもです。臨也さんは嘘しかつきません」

冷たく聞こえるだろうけど、冷たくしてるのだ。突き放す為に。
臨也さんが僕を本当に好きだとしても僕にはそんな気は無いのだ。

「だって、」
「?」


「君の泣き顔ってすっごく可愛かったんだもん」


「は」

なんですか。
え?まさか嘘つきまくってたのは、それが理由ですか?
「帝人くんが焦って泣いてる姿は子供ながらゾクゾクしたよ!」

最低だ……ていうかこの話が本当なら臨也さんSだ。しかもドS。
「ね、もう嘘ついたりしないからさ、俺と恋人になろうよ帝人くん!」
「嫌です。」
「どうして?」
「僕は臨也さんをそういう対象で見れません。見たくも無いです」
「俺は君をこんっっっっなに愛してるのに!!」

両手いっぱい広げた臨也さんは芝居めいた口調で叫ぶ。
そんな事言われても嬉しいとか全然思えない。
ていうか…………うざい。

「臨也さん」
「ん?なに」
「臨也さんが信じられないので多分恋人とか一生無理です。」

それでも今日は結局このうざい幼なじみと出掛けたのだが。
僕って甘い。

************
うざすぎるくらいの臨也さんが書けるようになりたいです\(^o^)/
だってかっこいい臨也さんは皆様書いてらしてる!
臨也不信な帝人は結局臨也さんとくっつく気がします。ええ、まぁ書ける気はまだしませんが……。

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