×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
幽帝。仲良いのねぇな話。ゆるい。
それでもよろしければ、どうぞ
どうしてこうなった。そんな感じだ。
「帝人くん、決まった?」
「えっ、あ、すいません!えと、じゃあこれ、で……」
「分かった。すいません、プリンの詰め合わせと、」
隣でお店の人に注文をしているのは幽さんだ。
どうして僕が超有名俳優の羽島幽平とお店に居るかというとそれは下校中に遡る。
「あー俺のグッドアイディアはどうして却下されるんだろうなぁ。」
「今度は何言ったのさ」
「勿論、授業時間をあと20分減らして欲しいって提案だ!20分減った分みんな最初から最後まで授業に集中できるじゃーん!っていう提案だ!」
「20分減らしたら全然勉強できないじゃないか」
「それが狙いだ!」
「学生は勉強しなきゃ」
「紀田くんは勉強嫌いなんですか?」
いつも通りに正臣と園原さんと三人で学校を出て帰り道を歩いていると
「帝人くん。」
と呼ばれた。
あれ?と思って振り向くと帽子を目深に被った…………あ、幽さんだ。
「ん?帝人の知り合いか?」
「あ、えと、うん」
「………怪しい奴じゃないだろうな」
「違うよ、ごめん、二人とも!先に帰ってて」
心配そうな二人にそう言って幽さんに駆け寄る。
「どうかしたんですか?」
「ごめんね、別に大事な用って訳じゃないんだけど、少し付き合ってくれる?」
「へ?」
「兄貴に手土産買おうと思って」
「平和島さんに……手土産ですか?」
「うん」
「仲いいんですね」
「……どうかな。悪くは無いと思うけど」
歩いてる時は手を握られて、恥ずかしさで少し居たたまれなかった。
とまぁそんな訳で着いた先はケーキ屋さんだ。
「甘いの、お好きなんですか?」
「うん、兄貴が特に」
「へぇ……」
帽子を被ったまま幽さんはショーケースの前で悩んでいて、不意にこっちを向いたと思ったら
「帝人くんも好きなの頼んでいいよ」
なんて言う。
いえいえそんな!!と思ったけれど甘いものは嫌いだったかと聞かれて嫌いじゃないと答えればじゃあ選んでと返されてしまったのだった。
「ありがとうございましたー!」
店員の明るい声と共に店から出ればまた手を握られる。
迷子になりそう。とか思われてるのかな……?
まあ確かに人込みは相変わらずだけど…。
「幽さん、平和島さんの家に行くんですか?」
「うん」
「あの、僕お邪魔じゃないですか?」
「どうして?」
無表情で首を傾げて幽さんの髪がさらりと揺れる。
そういえば幽さんこの帽子だけで変装になってるんだよな…意外に皆気付かないし…などとぼんやり考えながら
「どうしてって…兄弟水入らずの方が、」
「大丈夫、兄貴も帝人くん好きだから」
「はあ…」
よくわからない返事をされてしまった。
そしてそのままズルズルと繋いだ手を引っ張られるまま僕は平和島さんの家に連れていかれたのだった。
*************
手を繋ぐ幽帝。なんとなく手を繋いでるイメージ。静雄が未だに平和島呼びだよ(笑)そして帝人は初めて静雄の家に上がるのだった……←
そのうち帝人は幽に手を繋がられないと違和感感じる位になれば素敵。
むしろ自分から握るとか。素敵。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
リンク
アバウトリンク
当サイトは二次創作サイト様に限り、リンク・アンリンクフリーです。
アドレス: http://memame.blog.shinobi.jp/
最新記事
(07/18)
(05/16)
(02/07)
(07/12)
(07/11)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
聖めまめ
性別:
女性
趣味:
絵を描く・妄想…?
自己紹介:
ついったのIDは[hijirimemame]です。日常とオタク話中心ですが(笑)
ブログ内検索
カウンター
フリーエリア