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臨也さん誕生日おめでとう話!√3サンド(サンド?)です!
時間軸は相変わらず混ざってます……。設定的には原作!
宜しければ、どうぞ。
「誕生日なんですか」
「そうなんだよ、実は誕生日なんだ。ね、帝人君。祝ってくれないかな」
屋上。
今僕が居るのは学校の屋上だ。
いつものように黒いコートを纏った臨也さんは学校の関係者ではない。
不法侵入者に値するのだ。
「臨也さん、もしかしてそれを言いに来たんですか?わざわざ。」
「勿論だよ!帝人君祝ってもらいたくて、わざわざ来良の屋上まで来たんだよ。」
「はぁ……」
どう返せと言うんだ。
はっきり言って戸惑いしか生まれない。
「臨也さん」
「なんだい」
「臨也さんってぇ、いつ死ぬんですか~?」
「ま、正臣!」
今来たばかりなんだろう、正臣は扉の近くに居た。
カツカツと早歩きでこっちに歩いてきて臨也さんににっこりと笑顔を向ける。
「全く嫌ですねー5月は!害虫とかカビとか大量発生でジメジメとしてきますよねー。
そんな感じで臨也さんもこの時期ジメジメしたりしないんですか?」
「ちょ、紀田正臣君。なに、喧嘩売ってるわけ?」
「正臣さすがにそれ、失礼すぎるよ…」
「えっさすがにってなに!?帝人君もひどい!」
正臣が臨也さんの事を嫌いなのはよぉく知っているのだ。
けどこう、なんていうか誕生日の時くらいは優しくしてあげたら?
とか少し思うわけで……。
「でも臨也さん、誕生日ってことはまた一つ歳を取るんですよね?25歳ですか?30歳でしたっけ?
ミステリアスに渋カッコいい30代目指しちゃいます?わーカッコイイーついでにカビみたいな髭生やすとかどうですか?俺が直々にシャンプーしちゃいますよ!ハイターで。」
「ハイター!?それもうカビだよね!?」
「君はどんだけ俺が嫌いなの。」
眉間に深いシワを刻みながら臨也さんは正臣に言うけれど正臣は気にせず
「お誕生日おめでとうございます臨也さん、今日が命日ですね~」
なんて言った。
「ちょ、正臣!縁起の悪い……」
「帝人君が嫁に来るまで死ぬもんか!」
「は!?」
「今すぐ!屋上から落ちて死んだらどうですか!今なら歳を取るのに耐えきれなくてっていう中二病で死にましたって警察に言っておきますから」
「やだよ。俺は長生きしたいからね」
「あの世でずうううっと生きてればいいじゃないですか!その頃帝人と俺はラブラブランデブーなんで」
「しないよ」
「否定早っ!ちょ、帝人ぉ~傷つくだろおお…」
「なんで僕が正臣とランデブーしなきゃいけないのさ…」
ぐにっと正臣の頬を抓って臨也さんに向き直る。
「いひゃい、いひゃいろひはほ」
「臨也さん、あの」
「なんだい?」
「お誕生日、おめでとうございます」
突然だったからプレゼントもなんにもないですけど…
と言えば臨也さんは帝人君!と叫ぶ。
「ありがとう!」
「いえ、あの」
「やっぱり帝人君は俺の事好きなんだよねっ!安心してよ、俺も帝人君のこと大好きだから!」
「は?」
どうしてそうなる。
おもわず正臣の頬を抓る手を放してしまった。ついでに昼ごはんであるサンドウィッチも落とした。
「だーっ!臨也さん!マジ!その脳みそどうなってんですか!?ああ帝人のばか!そんな鈍いお前もチャーミングだが!だが臨也さんが調子乗るから!!!!」
「紀田君は臨也さんをなんだと思ってるの…」
身振り手振りで話す幼馴染は相当この情報屋さんが嫌いみたいだ。
「帝人君!今日学校終わったら俺の家に来なよ!ケーキ買って待っておくから!」
「いえ、遠慮します」
「太郎さんてばつれないんですからぁっ!甘楽ちゃんショック~」
「ネカマ口調は気持ち悪いですよ。」
「そうですよネットの中だからこそ許されるんですからね。死んでください」
「全く君本当俺の事嫌いだよね……」
「臨也さん、今日は予定が先に入ってるので…お祝いに行けませんが…おめでとうは言ったので…」
「いいんだよ帝人くん、君が俺の家に上がりたいのはわかってるよ…」
「いえ思ってませんけど」
つれないなぁとまた臨也さんは笑って屋上のフェンスに立つ。
「あのまま落ちればいいのに」
「こら正臣…」
「帝人君!俺は君を愛してるよー!!帝人君!ラブ!」
「ええぇっ!?」
にっこり笑ってそのまま臨也さんはフェンスから飛び降りた。
「ってちょ、臨也さん!?」
慌てて立ち上がってフェンスから下を見ると黒いコートがヒラリヒラリと器用にベランダやパイプを伝ってグラウンドの方まで下りていくのが見えた。
「……やっぱあのひとハイターでも死なねーかもな」
「それ本気だったの?」
「半分くらいは」
正臣は本気で嫌いなんだね。と笑ってフェンスから空を見た。
*************
臨也さん誕生日おめでとうございます!!!!!
臨也さんを本気で嫌いな正臣が好きですwwwww
臨也好きさんはすみませんでした…^q^
一応帝人はあんまり冷たくならないようにしたんですが…どうだろ(笑)
臨也さんはうざいくらい帝人に「ラブ!」って言うのが好きです^^
正臣が一生懸命帝人を臨也から守るとか好きです!幼馴染!ヒュウ!(何)
25歳?くらいなのかな臨也さん。
や、永遠の21歳ですよねwwきっとwww
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