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「あれ?覇王くんだった。」
その落胆した声に少し苛立ちを感じた。
†惑う自分に、腕の熱さにただ失望†
「ヨハンだったら良かったのか?」
「えっ!?何で!?別にそういう意味じゃないよ。ただ覇王くんが居るの珍しいなって」
「いつもここに居るのはヨハンだからな」
「…覇王くんなんか今日イライラしてる…」
確かに。胸がムカムカする。
「……ヨハンに用があったんだろう?」
「まぁ、そうだけど…」
いつもより武藤の返事がしどろもどろに聞こえ、それがまた腹立たしい。
「なら、早く探しに行ったらどうだ。
ここにアイツは居ない。」
「何でそんなイライラしてるの?」
突っぱねる言い方が気に障ったらしい。
イライラしてる理由なぞ俺も知らない。
「俺が知りたい。」
「あ…そう…」
「あ!もしかして覇王くんもヨハン君に用が有った?」
「有るわけがない」
「ですよねー…」
「…」
「……」
カタン
しばしの沈黙から武藤はいきなり自分の目の前に有る椅子に座った。
「ね、覇王くんは今日何かあったの?」
「…」
心配そうに覗き込まれては突っぱねる事ができない。
……なぜ突っぱねようとしたんだ…?
「なんかさ、本当今日イライラしてるよ?」
「…そうだな」
「やっぱりヨハン君となんか有ったんでしょ?」
「無い」
「じゃ、僕が目障りなだけ!?」
ガタンと勢い良く武藤が立ち上がり言う。
「何故お前を目障りと思う」
「あ、そう…?」
カタリとまた大人しく武藤が座る。
そんな事思う筈が無いだろう。
もっと根本的な何かが…
『あれ?覇王くんだった』
まず、これからだ。苛ついたのは。
ヨハンだったら喜んだのかお前は。
「あーヨハン君今日どこ行ってんだろ。」
机に腕を伸ばして武藤はうなだれた。
「武藤」
「ん~?なぁに」
「ヨハンの事は諦めろ」
「え!?」
驚いて身を起こす武藤。
「ここに居ないなら仕方ないだろう」
「うーんでもヨハンく…」
パシリと武藤の唇の上に手を置いてしまった。
「…」
「……」
ゆっくり手を離す。
「…ヨハンの事を口に出すな」
「……う、うん…ごめん」
訳がわからないまま武藤は返事をするが
自分は自分で何故こんな事を言っているのか分からなかった。
まるで、これでは
ガタン!!
勢い良く椅子から立ち上がると武藤がビクリと驚いた。
「俺は部屋に戻る」
「そ、そう。じゃあね、覇王くん。」
「あぁ」
パタリと扉を閉じて自室へと歩み出した。
**********
嫉妬だなんて馬鹿げてる!
武藤さん終始ポカーン^^^^^^^^^
覇王様そろそろ自覚しようよ^^^^^^
ヘルヨハは結局自分の部屋とかってオチ^^^^
再アップ!できた!!今度こそ切れるなよ!!←
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