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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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首!の幽帝なれそめな話。
ここから二人の恋愛がはじま………る?気がする。

そんな感じで宜しい方はどうぞ。



「こんにちは」

と挨拶が聞こえたものだから自分に対しての挨拶だったら応えなくては。
くるりと振り向けば帽子を深めに被った男の人が僕を見ている。

あれ……僕に挨拶しているんだろうか。

と帝人が思うのは無理もない、帽子を被った男の顔はパッと見自分の知り合いの顔に当てはまらなかったからだ。

「こんにちは、帝人くん」

名指しで呼ばれてしまった。
けれど、自分の事を帝人くん、と呼ぶ人は少ない。というか一人二人位だ。
その人達とは全然違う人で、あれもしかして前に情報屋が言っていた人さらいとか?
等と初対面の人物に失礼な事を思いつつも目の前の人物を見るとなんだか見覚えのあるような気がしてきた。

あ、あ、あ!

「は、羽島、」
「しー」
「あ、すみません」

こんな人混みの中で日本が誇る超有名俳優の名前を言ったら迷惑な事に気付いて声のトーンを下げる。
でも何でこの人僕の名前を知ってるんだろう。僕は有名人でも何でもない普通の高校生なのに。
と考えてそこで気付いた。

「あ、あの、こんにちは」

挨拶を返していなかった。
近所付き合いや家庭や学校での交友関係はまず挨拶からだ。

「うん、こんにちは」
「あの、何で僕の名前を?」
「ああ、兄貴から聞いたんだ。」
「兄貴?」
変わらない表情がなんだか居たたまれない。
テレビの向こうの羽島幽平は感情豊かな人物だからギャップに少し戸惑う。

「うん、平和島静雄」
「平和島さんの、弟……」
「似てない?」
「顔の造りは似てる、気がします」
静雄さんも格好いい人なのだ。じっくりとその顔を見ればくしゃりと髪を撫でられる。

「ありがとう」
と言われて帝人は首を傾げた。お礼を言われるような事は…「兄貴のこと、怖がらないでくれてるから」
呟かれた言葉は優しい声だけれど無表情で動く唇を見て帝人はこの人はこういう人なのだなと納得をする。

「平和島さんが好きなんですね」
「え?あぁ……うん、そうだね」
きゅ、と突然手を掴まれる。
「?あの、」
す、と羽島さんの顔が近付いて、帽子のツバがこつりと頭に当たる。
「ぁ、あのっ、」
もたれ掛かるように被さられて驚いて後ずさろうとすると


「かすか」


吐息まじりの声でそう呟かれた。
「か、すか?」
耳に掛かる吐息があつい。
ていうか何で僕、こんな、羽島幽平に耳元で囁かれてるの、人が、見てるんじゃないかって思う僕は自意識過剰なのかな、

「うん、そう。かすか」

頭がよく回らない僕に気にせず続ける羽島さん。
「俺の本名。幽平の幽だけで幽」
「………かすか、さん」
「うん。」
「その……」

耳が、顔が、頬があつい。


「離れてもらえると、ありがたいです」

赤くなった顔で帝人が言えば幽は手を掴んだまま離れた。
「顔、赤い」

手を掴んでいない方の手で帝人の頬を撫でて幽は可愛い。と素直に思った。
「あの、幽さんが近いからっ…」
びっくりしたんです。
顔を赤くしたまま俯く帝人に幽は胸中で可愛いなぁ。と呟く。
「帝人くん」
「はい」

上げられた顔は大分落ち着きを取り戻しているようだった。
掴んでいた手を、握るように指を絡めさせ、幽は帝人の目を見る。

「俺、君の事好きだな」

兄が好感を持った人物なのだ。自分も好感を持てるだろうな。と考えて会いに来たら予想通り、素直に好感が持てる人物だった。

「え、あ、ありがとうございます?」
「うん」


少し困ったように眉を歪めた帝人を見てこの子嘘が下手そう。とこっそり思い、帝人に対する好感度がまた少し上がった。


***************
幽をよく知らないのに幽帝。
サイト様見てたら静帝より幽帝のが好き、な気がしてきた………。
はじめましての話。
帝人は美形に弱いといい。「イケメンってずるい」って思ってればいい。

このあと赤外線通信してそのずっとずっと後には恋人同士になる感じ。ゆるラブ。


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「嫌だなぁ。」

喫茶店でぽつりと呟く。
目の前の人にはばっちり聞こえたみたいで、

「何が嫌なんだい?」

とコーヒーを啜りながら聞いてきた。
「………臨也さんと喫茶店に行くのが、ですかね」
「俺の奢りだから気にしなくていいんだよ?」
「それはありがたいんですが……」
「じゃあなに、君は何が嫌なの。」
話題によっては沸点が異常に低くなる臨也さんは僕を睨む。

「……あー、っと……その、ほら、ここ、池袋じゃないですか、」
「ああ!そうだね、解ったよ帝人くん。全くそんなに恥ずかしがらなくてもよかったのに。ごめんね帝人くん気づかなくて。さあじゃあ行こうか」
「は…い?」

べらべらと一人で喋って納得して立ち上がった臨也さん。訳がわからない。

「……………あの、」
「ん?どうしたの帝人くん?」
「行くって……どこ、に」
「決まってるじゃない」

ぐん、と臨也さんが顔を近付ける。
僕は思わず背を反らす。


臨也さんは端正なその顔をにっこりと形作る。この笑顔は良いことが無い。ろくでも無いことだ。


「俺の家」


……………………は?
どうしてそうなった。と言いたいけれど言ったところできっとまた摩訶不思議な答えが返ってくるに違いない。

「いえ、結構です!」
「どうして?あっ、それとも帝人くんの家に行く?」
「だから………」
「二人きりになりたいだなんて可愛いなぁ帝人くんは!カラオケでも行くかい?狭い個室で愛を囁き合うのもいいね」
誰が、いつ、二人きりになりたいなんて言った!!?
「臨也さん、」
「どうしたんだい可愛い帝人くっ」
パリーン!ゴシャアッ!!

と普段ならばあまり耳に入らないような轟音と目の前には止まれの標識。

「チッ……」
舌打ちをしながら臨也さんはふらりと立ち上がる。
僕は飲みかけのクリームソーダに硝子が浮いてるのを見てもうこれ飲めないや。とため息を吐く。

「いーざーやぁぁぁぁああ!!!!」

とこっちへ向かってくる金髪のバーテン服の男。
「あーぁサイアク。シズちゃんに見つかっちゃった。」
これじゃあデートどころじゃないね。
と臨也さんは僕の腕を引っ張る。

「帝人くん、下がってて。」
そのまま僕を左手で思い切り引っ張って離して、僕は臨也さんから離れた。店にはもう僕と臨也さんしか居ない。

「あれ、逃げないんですか?」

てっきり何時ものようにじゃあね。と言って去るのかと思ったのに。
黒いジャケットを後ろから見れば右手にはナイフが握られていて。

「本気で殺したくなっちゃったからね」

と臨也さんは言う。

たらりと汗が首に流れて袖で拭くと袖が赤黒く染まって頬がチリチリ痛んだ。


「………だから、嫌だったのに。」


僕は先程まで座っていた窓際の席を見つめた。

****************
窓際だと静雄に見つかっちゃうじゃん!!って話。帝人の精一杯のデレ。
つまり臨也の考えはちょっと正しかった。
翌日紀田くんに頬の傷をちょう心配されるといい。(笑)


いざやをもっとうざくしたい……。



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勢いで書いただけのデュラ!うざやさんいざいです。が理想。



「やぁおはよう帝人くん!!」

にこっ。と音が聞こえそうな位いい笑顔でその人は手を振る。
「…………おはようございます。」
どうしてこんな所に。と聞きたいが聞いたところで自分が得する訳でも無い。
ここは下手に相手にしないほうがいい。
と思い横を通り過ぎようとすれば
「あれっ?スルー?俺がなんでここに居るのか知りたくない?」
などと逆に話を振ってきた。…………面倒な人だ本当に。しかも腕を掴まれていて答えを言うまでこの人は離してくれないだろう。

「あー…っと…仕事でここにきたんですよね。ご苦労様です臨也さん」

顔を合わせずそう言うとおや?と臨也さんは声を出し、次にあははと笑う。
「違うよ!もちろん君に会うためだよ帝人くん!!」
「……………はぁ、」
そうですか。と呟けば腕を引かれる。

「さあ行こう、君の望むメイトに」

………なんで僕の行きたい所まで知ってるんですか。
なんて言えるはずもなく。
手を引かれながら重い足取りで臨也さんの後ろを歩く。
「あ、そういえば帝人くんお昼は俺が奢ってあげるからね!」
「え!?いいですよ、そんな…」
「朝みたいにパン一枚っていうのはいただけないからね、成長期なんだから食事に気を使わなきゃ駄目だと思うよ?」
「…………」
べらべらと喋っているのはいつもの事だけれどそんな風に流せない点がある。
「なんで、」
僕の今日の朝食がパンだけっていうのを知ってるんですか臨也さん。
「帝人くん、どうかした?そんな顔も可愛いよ?ああ、もしかしてパンしか食べてないのがバレて恥ずかしいのかな?でも君は生活の苦しい、苦学生なんだから仕方ないよ。故に、君を愛してる俺が君に食事を奢るのは仕方ない事だよ。」
「………ストーカー行為も、貴方にとっては仕方ない事ですか?」

腕を少しだけ引っ張って言えば臨也さんは足を止めた。

「?人の事を知りたいと思って観察するのは当たり前の事だよ!!それが、愛しの帝人くんなら尚更!」
笑う臨也さんは端からみればかっこいい人だ。言われたのが女の人ならコロリと落ちてしまうだろうな。イケメンってずるい。
「ストーカーは犯罪ですよ」
「あれ?公認でも犯罪になるの?」

唇を歪ませる臨也さんを殴りたくなった。勿論、僕にそんな事できないけど。

「…………臨也さん」

「何だい帝人くん」

「臨也さんって本当にうざいですね」
「え?どうしたのいきなり。惚れちゃった?」
「何でそんな解釈になるんですか。臨也さんの脳内回路ってどうなってるんですか」
「んー?帝人くんの突っ込みって手厳しいよね。そんなとこも好きだけど」

嗚呼、ほんとこの人と一緒に居ると疲れる。
けれど、これはある種の非日常なのだから僕は心底嫌がっていないのだと思う。

ほらほら帝人くん、早く買い物を済ませて早くご飯を食べに行こう。と自分を誘う臨也さんはやっぱりかっこよかった。

……イケメンって一種の武器だよなぁ。

*************
突発drrr!お初。
因みに漫画1巻しか読んでません(笑)
臨也さんはもっとうざいといい。
うっぜえ!って位ね!!ww
個人的にセルティと帝人がどんな風に絡むのか気になります。オフ会とかやるのかな?


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無双です。政幸で現代パラ。



夏が来た。

「暑いですね」

じわじわと蝉が鳴き、じっとりと湿った空気がワイシャツに染み込んで重く感じる。そんな錯覚を起こすくらい蒸し暑い日だ。
「ああ、暑いな」
シャツをつまんで扇ぐようにすれば幸村は雲をじっと見つめている。
「あつい」
そんなに何回も言うな馬鹿め。と言おうと口を開いて、閉じた。
「………幸村?」
「えっ、あ、……あんまりにも暑いからかぼうっとしてしまいました…」

ぼうっとしていた?

あの、瞳のどこが。
手のひらにじっとりと汗をかいていることに気付き手を握る。

「幸村、夏が苦手か?」

険しい顔で、空を見ていた。

「いいえ、まぁ…確かに暑すぎる日は得意ではありませんが苦手かと言われると…多分違うと思います。」
「………そうか」

そのあとはゆっくりと歩きながら他愛の無い会話をして二人で帰路を行く。


「ではな幸村。明日お主の家に行くぞ。兼続は絶対に入れるなよ」
「お二人ともそんな険悪にならなくても…分かりました。兼続殿にもそう伝えておきます。」
「助かる。どうもあやつは苦手じゃ」

ではな、あまりぼうっとして熱中症になるなよ。と冗談混じりに言って分かれ道を行こうとすれば政宗殿。と呼び止められる。
「何じゃ」

「私は、怖いのかもしれません」

「?」
「どうしようもなく、疼くのです。心臓よりもずっと深いものが。疼くような気がするのです……」
俯いてそんな事を言う幸村。耳を塞ぐようにぐしゃりと手を顔の横で握っている。
近寄って黒髪を握るその手を掴み離そうとすれば逆に幸村に手を掴まれる。

「この、青い空と、この空気が私を捕らえるような気がするのです」

「幸村、」
「何か、私は忘れているのでしょうか」
私は大事なことを。けれど何も覚えていないのです。夏に、何がと焦点の定まらない、蒼い顔で幸村が早口に言う。
「落ち着け幸村!」
「………すみません、取り乱してしまい」
「いや……良い。」
手を離せばどっと冷や汗が吹き出た。

「やはり今日お前の家に、」
「いえ、大丈夫です。」

にこりと幸村は微笑む。
「政宗殿、ご心配をおかけしてすみません。」
「…………」
「では、政宗殿また明日…」
「待て幸村」

がしりと手を掴むと幸村はきょとんとした。
「怖い、と恐れるなら儂が側に居てやる」
「平気です。」
「お主の平気は信用ならぬ。」
「………」
「お主はいつもそうじゃな。そんなに儂やあいつらは信用ならぬのか?」
あいつらというのは三成や兼続の事だ。幸村は誰に対してもどこか一歩引くのだ。
「そういう訳では…私は…こういう生き方しかできないのです…」
さわさわと風に黒髪が揺れて、「あ。」と思った。「あ。」と思ったのは何故だか分からぬがなにか、思い出したような、そんな「あ。」だった。


「……遠慮は無用じゃ」
馬鹿め。と幸村の腕を引けば小さな声で有り難うございます政宗殿と返ってきた。


なんじゃ、あの、既視感。


*****************
過去を思い出してはいないけれど。な現代パラレルでした(笑)
こんな設定の話をぽつぽつ書こうかな~と思ってます。気ままに……。


また療養生活に逆戻りしたよー\(^o^)/

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そういえばこのブログ変わったね、表示が。
私なんも設定してないのに(続き)とかになってるね何だよ私畳み設定の仕方忘れてるのにずるい←←←



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三幸ですよ。らぶらぶ~(笑)



うとうとと、頭が重い状態で目をゆっくり開く。

「すまん、起こしたか」

薄く開けた瞳から見えたのは茶髪。
「み、つなりどの……………?」
「寝ていろ。まだ陽は昇っていない。」
「………ん、」
今何時なのだろうか。陽が昇っていないとなると深夜だろうか朝焼けだろうか。
「ここは、私の室ですか?」
ふと気になり三成殿の方を見ればくしゃりと髪を撫でられる。
「そうだな……お前の室で、お前の布団だ」
「……………私に用が…?」
撫でられているせいか瞼が重くなっていく。
「いや……………用というか、だな…」
「寒かったのですか?」
「そんなところだ。人肌恋しくてな」
「三成殿にも、そういうことが有るのですね」
ひた、と茶髪を避けて頬に触れれば同じ位の温度の手が重ねられる。
「にも、という事はお前もそうなのか?」
にやり、という表現がぴったりな…口の端を少し上げた笑みを浮かべて三成殿が鳶色の目で見る。
「………………意地悪ですね」
「性分だ」
否定しないのですか。と苦笑すれば茶髪がさらりと頬に掛かり、え。と言葉を発する前にちゅ、と口付けを落とされる。


「……………もう寝ろ。俺は寝る。」
そう言うなり三成殿は背中を向けて布団に入ってしまわれた。
「……」
ゆっくりと上体を肘で支えるように起こし、茶髪の隙間から覗く耳にちゅ、と口付けをして

「おやすみなさい」

と言えば三成殿が此方を睨む。
怒られたのだろうかと思っていたら腕を伸ばされて背中に回された。
「みっ三成ど、わっ…」
そのままぐいっと抱き込まれる。

「……あの、」
「…………おやすみ」
「はい、おやすみなさいませ」

サラサラの茶髪は少し擽ったかったが体温は心地よいもので先程まで薄れてきていた眠気がまた襲ってきた為深い眠りについた。

*************
……………………文章がなかなか伸びなくて困ったやつ(笑)
一緒に寝る三幸の話でした。
おやすみのちゅーする位ベタベタな二人も面白いかなぁなんて!!^q^



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