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肌が白いと言われた。紅が映えると言われた。
とても綺麗だと 言われた
『下手くそな さよなら』
「さよならだよ」
カラリとした空気のせいで喉が渇く。
目の前の相手はやっぱり眉をひそめている。
「…言ってる意味が分からん」
あぁそうだよね。はっきり言わないと君には通用しないよね。
「だから、別れようって言ってるのさ」
今日は乾燥してるな。だって息が胸につっかえてる。
「何故?」
真剣な目でこっちを見て理由を聞こうとしている。あぁ止めてよ。そんな澄んだ青い目で見ないでよ。
「……僕達、離れた方が良いと思うんだ」
「ほぅ。貴様は俺に死ねというのか」
やっぱり真剣な顔で返してくる。
死ねとは言ってないよ。離れようって言ってるんだよ。
けれどそんな言葉は出てこないで
「そうだよ」
と返した。
「遊戯、本気か?」
「本気、だよ。別れたい。」
喉が渇いてイライラする。
「別れたいんだ。」
お願いだから分かってよ。いや、分からなくてもいいから、別れよう。
僕は真剣な顔で海馬くんを見る。
海馬くんは頭を振って
「……2週間後、また答えを出す。それまで待っていろ」
と反対側の出口の方へ歩いていった。
僕はポロリと頬に温かい物が流れたのを感じた。
「あいしてるよ」
海馬くんはピタリと動きを止めてこっちを見た
「遊…」
「ご…めん…ね…」
僕がそう言うと海馬くんはまた歩き出した。言葉がカラカラに渇いて喉に貼り付いてるみたいだ。
それとは別にポロポロと僕の目からは涙が零れていた。
肌が白いと言われた。紅が映えると言われた。とても綺麗だと言われた。
それは全部大好きな君に言われた言葉で。
綺麗な体は今はもう汚くなって。
君に絶望される前に先に手を切らなきゃいけないと思ったのです。
愛してるよ。でも君が愛した僕はもう、居ないのです。
君が散らした華も、もうないのです。
ポロポロと流れる涙がこの渇いた心にしみ込めばいいのに。
わんわん泣いて僕は孤独な世界で崩れ込んでいた。
***************
わぁ。\(^0^)/
ちょっと泣いてる相棒書いてみたかった。うん。ネタはアレだけど←
結局社長は謝られたら許すっていうかやっぱり相棒の事離さないとおもうんだけどな。
2週間の間に情報を拾って結局「誰が別れるか。」ってなる。
そんな2人。
長編より短編のがポロッと出るな、やっぱ。←
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