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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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GとDの何でもありパラレル。
ヨハンと相棒\(^O^)/

武藤遊戯と言う人は本当はカードの精霊なんじゃないかなと時々思う。

†無自覚な少年は気づかぬ間に恋をする。†

遊戯さんはカードの精霊に好かれやすいのか、よく精霊と話をしている事がある。
自分も精霊と会話できるけど遊戯さんの近くに居る精霊は透き通ってないから初めて見た時は本当に驚いて
まるで自分が精霊界に居るんじゃないか。と思う程だった。

「ヨハンくん」
「あ、なっ、何ですか?」

「…僕の話、どこから聞いてない?」

やってしまった。
遊戯さんと一緒に居ると馬鹿みたいに真剣に話を聞いてるか、今みたいにトリップしてしまうかだ。
最近はトリップする方が多い。
気を付けなくてはと思っていても遊戯さんを見るとすぐ考えてしまう。
この人って人間?みたいな。
「ヨハンくん!」
「はい!」
遊戯さんは俺の顔を両手で押さえて遊戯さんの顔の真ん前に俺の顔をグイッと動かす。
「…」
じぃーっと自分を見つめるアメジストの目に吸い込まれそうで頭がくらくらする。
その目が悲しげに細められて
「最近、君さ、よくボーっとしてるよね。」
遊戯さんはそんなことを言った。
「え?」
「僕と話す時なんて特にボーっとしてない?」
「そ、そうですか?」
思わず目を逸らす。
「ちゃんと寝てる?」
「寝てます。」
「何か悩み事がある?」
「……特に無いです」
「僕が嫌い?」
「そんな訳無いです!」
「悩み事って何?」
「無いですってば」
「じゃあ気になる事がある?」
「………」
「好きな子ができた?」
「違います。」
「クロノス教諭の秘密を知りたい?」
「それは知りたいですけど違います。」
「僕には相談できない?」
「……」
ぱっと手が離される。
「まあ僕じゃなくても良いけど、そんなにボーっとしちゃう位気になる事はすぐに解決できるなら解決しちゃいなよ。十代くんに聞くのも良いし、もう一人の僕に聞くのも良し、先生に聞くのだっていいんだから。早く解決しなよ?日常生活に支障きたすよ?」
「………」
聞くに聞けない内容なんですよ遊戯さん。「あなたは人間ですか?」なんて失礼すぎじゃないですか。

「…遊戯さんって、カードの精霊になりたいと思った事ありますか?」
「え?」
キョトンとただでさえ大きな目を更に大きくして遊戯さんは驚いた。
でもすぐに笑って
「あるよ。だって精霊が見える分、もっと精霊の事知りたいって思うもの。だから精霊になって、同じ立場になってみたいってね」
と言った。
綺麗だな。この人はいつだってそうだ。キラキラしてる。
「でもね、精霊からしたら僕が人間で良かったって言うんだ。」
「え?」
「なんか、あなたがマスターで幸せって言われたよ。」
思わず笑ってしまった。きっとそう言ったのは遊戯さんのデッキのエースモンスターであるサイレントマジシャンとサイレントソードマンだろう。
過保護なあの2人には俺も一回お世話になった事がある。
本当に精霊に好かれてるんだなぁ遊戯さん。
「遊戯さん!」
「ん?なに?」
「ありがとうございます。おかげですっきりしました。」
「?」
「気になってた事、解決できました。」
「そう?なら良かった。」
遊戯さんは、ふふ。と柔らかく笑った。

「遊戯さん。あの今、
好きな人居ますか?」

…何言ってんだろ俺。

「え?…す、好きな人?」
遊戯さんは驚いた後、目を伏せて
「振られちゃったから、居ないよ。

って言いたい所だけど、まだその子の事が好き、かな。」
うーん分かんないや。
最後に笑ってそう言った。
何故か安堵の息が洩れた。

「あ。予鈴鳴っちゃう。」
「本当だ。」

「それじゃ、バイバイ。ヨハンくん」
ヒラヒラと手を振られて自分もそれじゃ。と言って手を振り返す。

教室に戻る間、心がふわふわして足取りが何となく軽やかだった俺に
「ねぇヨハン。そろそろ認めた方が良いわよ。それともまだ分からないって言う程貴方も鈍なのかしら?」
とアメジストキャットに笑われた。


初めて会ったのは入学してすぐ。
満開の桜の木の下で精霊と話すあの人はとても幻想的で目が離せなかったのを、
今でも覚えている。


********************
イヤッホォォォォォォウ!!
宣言?通りヨハ表。
サイレントソードマンとサイレントマジシャンは入学したてで相棒に見とれてたヨハンに剣と杖をいきなり突きつけるという
手痛い挨拶をした。って設定。
因みに十代もカイザーも先生の誰かもやられてる。あとは6で書いたユベルも。
相棒のピンチにはいつも駆け寄って剣を振り回したり魔法ぶっ放したりするサイレントの2人。そんなマスター命な2人が好きです。
でも実体化してるんだから本気でかかるなよっていう…←

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