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また違う設定の古代編。
キサラさん生きててアテムがファラオでユウギが実弟
「セトのバカっ!!」
と叫ぶなり少年は中庭の方へ駆け出してしまった。
叫ばれたセト様は呆然としている。
そしてそのまま自室の方へ歩いて行ってしまった。
自分はとりあえず、中庭に行った少年…国王の弟君であるユウギ様の行った中庭へ行かなければ。
中庭に着くと、ユウギ様が中庭にある池の縁に座って居るのが見えた。
後ろから側に行き、話しかけてみる。
「ユウギ様。」
と言うとユウギ様は振り返ってきたけれど、その顔は涙で濡れていた。
「なぁんだ、キサラさんかぁ。」
とへにゃりと笑うユウギ様。何だか事情が聞きにくい。それでも、聞かなくてはならない。
「ユウギ様。…セト様と何を話してたんです?」
「やだなぁ、キサラさん聞いてたんですか?」
「えぇ…」
「……」
するとユウギ様は俯いて池の中をぼんやり眺めていた。
「このままではセト様と会うのが気まずくなってしまいますよ?」
「…」
「セト達がね、僕の中にもう一つ巨大な精霊(カー)が居るって言うんだ。」
「え?」
セト様の教え子であるユウギ様はセト様と気まずい雰囲気になりたくないようで話しをポツリと言ってはくれたが…
「ユウギ様の中に…精霊が…?」
「うん」
「確か……ユウギ様の精霊は、」
「沈黙の魔術師と沈黙の剣士の2人だよ。封印碑に入っていないし、まだ小さいけれどね」
「…更に、もう一人…ですか?」
「みんなが言うにはね。」
これが普通の神官達ならば大喜びするのだがユウギ様はそれどころか寂しそうな顔をした。
「でもさ、僕は巨大な精霊って言われても興味は無いんだ。」
「まぁ、そうでしょうね。あなたは争いが嫌いですからね」
「うん!!僕やっぱりキサラさんは好きだっ!!」
ニッコリと笑いながら言うユウギ様。
「そう、僕は巨大な精霊なんて興味無い。って言ったんだ。でもみんな、「強大な精霊なんだろう。ユウギ様、召喚できるようにいつもの2体を封印碑に封印して3体目の精霊を召喚できるようにしましょう」なんて言うんだ。酷いよね。僕にとって2人はもうかけがえのない存在なのに…封印すると…来てもらったり帰ってもらったりするの大変なのに!!」
みんな精霊の事道具扱いなんだ。と怒るユウギ様は真剣そのもので。
「…セト様はその3人目の精霊を諦めてなかったんですか」
「うん…」
「…ユウギ様、私には確かにユウギ様のお気持ちは分かります。けれどセト様の気持ちも分からなくは無いのです。」
「…」
「例えば、例えばですよ?この街が強大な魔物(カー)により、潰されてしまったら、あなたが今召喚できる沈黙の魔術師と剣士や、神官様達の精霊達が束になっても、かなわなかったら…あなたは絶対に「もしあの時自分のもう一人の精霊が召喚できたら」と後悔するでしょう?」
「…………うん」
「そんな思いを…して欲しくないのだと思います。」
ユウギ様は遂に泣きそうな顔になってしまった
「……僕は、そんな後悔したく、無いよ。でも、でもどうすればいいの?」
「…セト様に相談なさったらどうです?」考えてくれると思いますよ。
と笑って提案してみる。
「…そうかな」
「ええ。セト様はユウギ様の事大事に思ってますからね。きっと良い方法を考えてくれると思います。」
ね、だから一緒にセト様の所へ行きましょう?
と言うと「うん」という返事が返ってきたので手を繋いでセト様の自室へと歩みを進めたのだった。
***********
古代編2の3位。
キサラさん生存でユウギと仲良し^^^^^^
和むと思うよ←
セト様ユウギの師匠みたいな?^^
不思議な設定な不思議な文章。
キサラさん生きててアテムがファラオでユウギが実弟
「セトのバカっ!!」
と叫ぶなり少年は中庭の方へ駆け出してしまった。
叫ばれたセト様は呆然としている。
そしてそのまま自室の方へ歩いて行ってしまった。
自分はとりあえず、中庭に行った少年…国王の弟君であるユウギ様の行った中庭へ行かなければ。
中庭に着くと、ユウギ様が中庭にある池の縁に座って居るのが見えた。
後ろから側に行き、話しかけてみる。
「ユウギ様。」
と言うとユウギ様は振り返ってきたけれど、その顔は涙で濡れていた。
「なぁんだ、キサラさんかぁ。」
とへにゃりと笑うユウギ様。何だか事情が聞きにくい。それでも、聞かなくてはならない。
「ユウギ様。…セト様と何を話してたんです?」
「やだなぁ、キサラさん聞いてたんですか?」
「えぇ…」
「……」
するとユウギ様は俯いて池の中をぼんやり眺めていた。
「このままではセト様と会うのが気まずくなってしまいますよ?」
「…」
「セト達がね、僕の中にもう一つ巨大な精霊(カー)が居るって言うんだ。」
「え?」
セト様の教え子であるユウギ様はセト様と気まずい雰囲気になりたくないようで話しをポツリと言ってはくれたが…
「ユウギ様の中に…精霊が…?」
「うん」
「確か……ユウギ様の精霊は、」
「沈黙の魔術師と沈黙の剣士の2人だよ。封印碑に入っていないし、まだ小さいけれどね」
「…更に、もう一人…ですか?」
「みんなが言うにはね。」
これが普通の神官達ならば大喜びするのだがユウギ様はそれどころか寂しそうな顔をした。
「でもさ、僕は巨大な精霊って言われても興味は無いんだ。」
「まぁ、そうでしょうね。あなたは争いが嫌いですからね」
「うん!!僕やっぱりキサラさんは好きだっ!!」
ニッコリと笑いながら言うユウギ様。
「そう、僕は巨大な精霊なんて興味無い。って言ったんだ。でもみんな、「強大な精霊なんだろう。ユウギ様、召喚できるようにいつもの2体を封印碑に封印して3体目の精霊を召喚できるようにしましょう」なんて言うんだ。酷いよね。僕にとって2人はもうかけがえのない存在なのに…封印すると…来てもらったり帰ってもらったりするの大変なのに!!」
みんな精霊の事道具扱いなんだ。と怒るユウギ様は真剣そのもので。
「…セト様はその3人目の精霊を諦めてなかったんですか」
「うん…」
「…ユウギ様、私には確かにユウギ様のお気持ちは分かります。けれどセト様の気持ちも分からなくは無いのです。」
「…」
「例えば、例えばですよ?この街が強大な魔物(カー)により、潰されてしまったら、あなたが今召喚できる沈黙の魔術師と剣士や、神官様達の精霊達が束になっても、かなわなかったら…あなたは絶対に「もしあの時自分のもう一人の精霊が召喚できたら」と後悔するでしょう?」
「…………うん」
「そんな思いを…して欲しくないのだと思います。」
ユウギ様は遂に泣きそうな顔になってしまった
「……僕は、そんな後悔したく、無いよ。でも、でもどうすればいいの?」
「…セト様に相談なさったらどうです?」考えてくれると思いますよ。
と笑って提案してみる。
「…そうかな」
「ええ。セト様はユウギ様の事大事に思ってますからね。きっと良い方法を考えてくれると思います。」
ね、だから一緒にセト様の所へ行きましょう?
と言うと「うん」という返事が返ってきたので手を繋いでセト様の自室へと歩みを進めたのだった。
***********
古代編2の3位。
キサラさん生存でユウギと仲良し^^^^^^
和むと思うよ←
セト様ユウギの師匠みたいな?^^
不思議な設定な不思議な文章。
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