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ユウギは一応女の子なパラレル。
†幸せに暮らすのは難しい†
僕はお城にノアと(使用人さんたちも何人かいるけど)2人で暮らしてる。
「ノア。ノア?まだ居ないの?」
広い広い回廊を歩く。
この時間は居ない確率の方が高いけれどどうしても顔が見たい。
「ノア。」
白い回廊はとても長く、あまり僕は歩いた事は無い。
「ノア…」
「こんな所に居たのか」
「え?」
振り返ると長い銀髪の男の人が居る。
「へぇ…随分綺麗なモン着させてるんだな」
コツコツと近づいてくる。僕は少しずつ下がっていく。
「だ…誰ですか?」
「なぁ。姫さんよ
こっから出たいと思わねえか?」
「どうして?どうして僕が此処から出たいと思うの?」
「あぁ何てこったい!!記憶まで失ったのか!!」
目の前の人は僕の手首を思い切り掴んだ。
「痛っ…」
カツカツと苛立ちながら歩く男の人に頑張ってついて行く。じゃなきゃ引きずら
れそうだった。
バサバサとドレスの裾が足にまとわりついて少し邪魔だと思ったけど普段こんな急ぎ足で歩かないからいいやと打ち消した。
「お前は大切なモンを失ってる」
ピタリと止まって男の人はそう言った。
「なに?どういう事?」
何の話をしているのだろうか。どうして僕に此処から出たいかなんて聞くのだろうかグルグル色んな疑問が僕の頭を回る。
「……まぁいい。オラ、部屋に戻んぜ」
ぐいっとまた手を引っ張られる。
「っ痛いじゃないか!!」
「…そら悪かったな。」
「ねえ、君はどうしてさっきから僕を知っているような言い方をしてるの?記憶って何?」
男の人に聞いてもこっちが聞きてぇよ。と返されて何も言えない。
「ねえ、名前は?君の名前。」
「バクラだ」
「僕はユウギ。君はどうして此処に来たの?」
「ノアに頼まれた」
「ノアに?ねぇ、まだノアは居る?」
「居ねーよ。だからオレ様が来てる」
「ふぅん」
ノア…やっぱり居ないんだ。
それから僕の部屋に戻ってバクラさんは「外」の話を沢山してくれた。
バクラさんが帰る時、バクラさんはまた
「外に出たくなったか?」
なんて聞いてきて僕はううん、別に。と答えた。
外の話は面白かったけど別に僕はこの城から出たいとは思わなかった。
「…なんでだろうな。じゃあな。機会が有ったらまた来んぜお姫様よぉ」
そうバクラさんは言って僕の部屋から出ていった。
「……どうして外にこだわるんだろう」
別にこの城でいいじゃないか。
もやもやしていると僕の部屋の扉がまた開いた。
バクラさん忘れ物でもしたのかな。そう思ったら
「ノア!!」
朝から望んでた姿が現れた。
「ただいま、ユウギ」
「お帰りなさい!!」
僕はお城での生活に不満は無かった。
だから外に出たいとは今まで一度も思った事はない。
ノアと今日の話をして何時ものように夜が明ける。
次の日。ノアが派遣しているのかは知らないけれどまた話相手の人が来た。
「相棒っ!!」
いきなり相棒なんて呼ばれてリアクションに困ったけど目の前の人にはビックリした。
だって僕とそっくりなんだ。
「き、君は?」
だれ?僕がそう言うと目の前の人は驚いた後すぐ苦しそうに顔を歪めた。
「覚えて、ないのか?」
「だって初めて会うじゃない。」
「!!」
彼は俯いてしまった。この人僕を違う人と間違えてるんじゃないかな。
「初めまして。僕はユウギ。」
手を差し出すとぎゅうっと手を握られた
「…知ってる。」
「え?なに?」
「いや、何でもない。オレはアテムだ。よろしくな、相棒。」
初対面で相棒かぁ。…そんなに僕は相棒に似てるんだろうか。ん?目の前の人物は僕に似てて、その人の相棒は僕に似てる?
世界にはそっくりさんが3人居るって言うけどまさか3人を見つけたなんて笑っちゃうよ。
結局アテムくんと僕の部屋で話していると不意にアテムくんは言った
「外に出たくならないか?」
「え?」
昨日もバクラさんに同じ事を聞いた。
何でそんな事言うんだろう。
「別に出たくなってないけど」
そう返すとアテムくんは僕の肩を掴んで
「お前は忘れてしまった!!思い出すんだ相棒!!」
と叫んだ。
僕は少し怖くなった。何が怖いのかは分からなかったけど怖くなった。
「僕は君の相棒じゃないよ。」
「いいや、オレの相棒はお前だ。」
「違う。僕は…」
バン!!!!!
凄い音を立てて兵隊さん達が入って来た。
兵隊さん達はアテムくんを僕から離してアテムくんを連れて行こうとする。
「手荒な事はしないで!!」
そう言ってアテムくんの顔を見た。
「相棒、思い出してくれ!!頼む。」
アテムくんはそう僕に言って兵隊さんに連れて行かれた。
「何なの?僕は…僕はユウギだ。バクラさんなんて知らないし、アテムくんも知らない。怖いよ。助けて…」
僕は何なの?
「ノア、君は知ってるの?」
一人ポツリと呟いた。
************
なんというパラレル\(^O^)/
お姫様なパラレル。でも別に女の子じゃなくてもな話←
ノアはわるい魔法使い。そんな感じ。本当は社長とか出てくる筈だったけど王様が出刃って入らなかった←
†幸せに暮らすのは難しい†
僕はお城にノアと(使用人さんたちも何人かいるけど)2人で暮らしてる。
「ノア。ノア?まだ居ないの?」
広い広い回廊を歩く。
この時間は居ない確率の方が高いけれどどうしても顔が見たい。
「ノア。」
白い回廊はとても長く、あまり僕は歩いた事は無い。
「ノア…」
「こんな所に居たのか」
「え?」
振り返ると長い銀髪の男の人が居る。
「へぇ…随分綺麗なモン着させてるんだな」
コツコツと近づいてくる。僕は少しずつ下がっていく。
「だ…誰ですか?」
「なぁ。姫さんよ
こっから出たいと思わねえか?」
「どうして?どうして僕が此処から出たいと思うの?」
「あぁ何てこったい!!記憶まで失ったのか!!」
目の前の人は僕の手首を思い切り掴んだ。
「痛っ…」
カツカツと苛立ちながら歩く男の人に頑張ってついて行く。じゃなきゃ引きずら
れそうだった。
バサバサとドレスの裾が足にまとわりついて少し邪魔だと思ったけど普段こんな急ぎ足で歩かないからいいやと打ち消した。
「お前は大切なモンを失ってる」
ピタリと止まって男の人はそう言った。
「なに?どういう事?」
何の話をしているのだろうか。どうして僕に此処から出たいかなんて聞くのだろうかグルグル色んな疑問が僕の頭を回る。
「……まぁいい。オラ、部屋に戻んぜ」
ぐいっとまた手を引っ張られる。
「っ痛いじゃないか!!」
「…そら悪かったな。」
「ねえ、君はどうしてさっきから僕を知っているような言い方をしてるの?記憶って何?」
男の人に聞いてもこっちが聞きてぇよ。と返されて何も言えない。
「ねえ、名前は?君の名前。」
「バクラだ」
「僕はユウギ。君はどうして此処に来たの?」
「ノアに頼まれた」
「ノアに?ねぇ、まだノアは居る?」
「居ねーよ。だからオレ様が来てる」
「ふぅん」
ノア…やっぱり居ないんだ。
それから僕の部屋に戻ってバクラさんは「外」の話を沢山してくれた。
バクラさんが帰る時、バクラさんはまた
「外に出たくなったか?」
なんて聞いてきて僕はううん、別に。と答えた。
外の話は面白かったけど別に僕はこの城から出たいとは思わなかった。
「…なんでだろうな。じゃあな。機会が有ったらまた来んぜお姫様よぉ」
そうバクラさんは言って僕の部屋から出ていった。
「……どうして外にこだわるんだろう」
別にこの城でいいじゃないか。
もやもやしていると僕の部屋の扉がまた開いた。
バクラさん忘れ物でもしたのかな。そう思ったら
「ノア!!」
朝から望んでた姿が現れた。
「ただいま、ユウギ」
「お帰りなさい!!」
僕はお城での生活に不満は無かった。
だから外に出たいとは今まで一度も思った事はない。
ノアと今日の話をして何時ものように夜が明ける。
次の日。ノアが派遣しているのかは知らないけれどまた話相手の人が来た。
「相棒っ!!」
いきなり相棒なんて呼ばれてリアクションに困ったけど目の前の人にはビックリした。
だって僕とそっくりなんだ。
「き、君は?」
だれ?僕がそう言うと目の前の人は驚いた後すぐ苦しそうに顔を歪めた。
「覚えて、ないのか?」
「だって初めて会うじゃない。」
「!!」
彼は俯いてしまった。この人僕を違う人と間違えてるんじゃないかな。
「初めまして。僕はユウギ。」
手を差し出すとぎゅうっと手を握られた
「…知ってる。」
「え?なに?」
「いや、何でもない。オレはアテムだ。よろしくな、相棒。」
初対面で相棒かぁ。…そんなに僕は相棒に似てるんだろうか。ん?目の前の人物は僕に似てて、その人の相棒は僕に似てる?
世界にはそっくりさんが3人居るって言うけどまさか3人を見つけたなんて笑っちゃうよ。
結局アテムくんと僕の部屋で話していると不意にアテムくんは言った
「外に出たくならないか?」
「え?」
昨日もバクラさんに同じ事を聞いた。
何でそんな事言うんだろう。
「別に出たくなってないけど」
そう返すとアテムくんは僕の肩を掴んで
「お前は忘れてしまった!!思い出すんだ相棒!!」
と叫んだ。
僕は少し怖くなった。何が怖いのかは分からなかったけど怖くなった。
「僕は君の相棒じゃないよ。」
「いいや、オレの相棒はお前だ。」
「違う。僕は…」
バン!!!!!
凄い音を立てて兵隊さん達が入って来た。
兵隊さん達はアテムくんを僕から離してアテムくんを連れて行こうとする。
「手荒な事はしないで!!」
そう言ってアテムくんの顔を見た。
「相棒、思い出してくれ!!頼む。」
アテムくんはそう僕に言って兵隊さんに連れて行かれた。
「何なの?僕は…僕はユウギだ。バクラさんなんて知らないし、アテムくんも知らない。怖いよ。助けて…」
僕は何なの?
「ノア、君は知ってるの?」
一人ポツリと呟いた。
************
なんというパラレル\(^O^)/
お姫様なパラレル。でも別に女の子じゃなくてもな話←
ノアはわるい魔法使い。そんな感じ。本当は社長とか出てくる筈だったけど王様が出刃って入らなかった←
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