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別にR指定って訳じゃないです^^^^^^^
ヘルヨハと覇王と相棒
基本的に寮内は自由行動である。
†うさぎは淋しいと死んでしまうんだって†
「でも君はちょっと違うと思うんだけど…」
パシ。カードをひっくり返しながらそう言うと
「元の部屋の面影すらないしなぁ」
ソファーに座るヨハンくんはそんな事を言った。
「あのね。…覇王くんじゃなくて、君の事なんだけど。」
「え?」
「君はブルー寮でしょ。いくら自由行動って言っても、もう戻らないと…」
パシ。
「あぁ、そんなの平気さ。部屋の電気は消えてるし、一応布団を盛り上げておいたし」
「…そういう問題じゃないんだけど…」
パシ。
「トラップ。」
「あ!えぇっ!?うわ、嘘!」
「待ったかけるか?」
「いや!かけないよ。まだ粘れるもん。」覇王くんは余裕たっぷりの笑みを浮かべた。うわ、珍しいもの見た!!
「でね、ヨハンくん」
パシ。
「君、戻らないの?」
「まだ戻らないさ。」
パシ。パシ。
「えぇ…ここでそれぇ?何で戻らないのさ」
パシ。
ソファーに座りながらヨハンくんは笑う
「もっと君を見ていたいからさ」
「なぁにそれぇ」
パシ!パシ。
「あーっ!!ちょ、覇王くんそれは…!!」
「墓地に捨てて貰おう。エンド」
「うわー…あーぁ」
パラパラ、パシ。
「ヨハンくん、君ねぇ…先輩をあまりからかわないでよ。」
「あぁ。すいません遊戯「先輩」」
「なんかそれも微妙…」
「ふふ」
パシ。トントン。
不意に覇王くんが机を叩いた。
「ん?」
「…あまりそいつに構わない方がいい。お前が疲れる」
ヨハンくんはゲラゲラ笑った。
「酷いなぁ覇王。何?遊戯「先輩」を取られて気に食わないって訳かい?」
「っ、そういう訳では、ない」
「ごっ、ごめん。覇王くん。僕つまんないデュエルしてた?」
「いや…そうでも無い。」
「そっか。なら…いいんだけど」
ギシッと音を立ててヨハンくんがソファーから立ち上がる。
「じゃあ、寂しがりやな覇王の為に俺は退散するよ。」
「ヨハン…ッ!!」
覇王くんは寂しがりやさんだったのか。あれ、でもそうするとヨハンくんが出ていったら覇王くんは、寂しくなるんじゃないの?
「それじゃあ、さよなら遊戯「先輩」。」
と、ヨハンくんは僕の手を掬って手の甲に唇をくっつけた。
ん?くっつけたって。ちょっと。
「なっ!!よ、ヨハンくん!?」
「はははっ、じゃあな覇王!」
「さっさと行け!」
笑いながら扉の向こうに踏み出すヨハンくんの後ろから覇王くんは扉を押してヨハンくんを閉め出した。
「ヨハンくん…何考えてんだろ…」
手の甲を呆然と見つめて居ると
「…武藤。」
いつもより少し低い声で覇王くんに呼ばれて驚いてしまった。
「へぁあっ!!何っ?」
「そこの水道で手を洗ってこい。」
「はいぃ?」
何とも言えない声で返事をしてしまったけど仕方ないと思うんだ。
何でいきなり手を洗えなんて言うんだろ。
突っ立っていると覇王くんがタオルを投げてきた。
「わっ!」
「なんなら風呂も使っていい。洗ってこい。」
えぇえ!?ていうか君ももうちょっと僕が先輩ってこと意識すべきだと思うよ?
「…分かったよ!洗いに行けばいいんでしょ。行くよ」
上着は袖が邪魔なので脱ぎ捨てて洗面所に行く。
手を洗い終わって部屋に戻るとキチンと、丁寧に畳んであった上着が置かれていて、僕は思わず笑ってしまったけど
「何が可笑しい」
と覇王くんに睨まれてしまった。
「じゃあ僕、もう部屋に戻るね。」
「あ……あぁ」
わざわざカードを見ていた手を止めて扉の前まで来る覇王くん。
「じゃあね。それにしても…やっぱり君、強いねぇ…」
「いや、あんたの方が強い。」
「今日勝ったくせに…」
「……いや、その…」
「ま、良いけどね!それじゃ、バイバイ!」
扉をくぐって手を振って歩き出す。
「ああ……さよなら」
今、凄く珍しい単語を聞いたような…。
「ふふっ…何か今日の覇王くん面白かったなぁ。」
でも本当にヨハンくんは何であんなことしたんだろう。
顔に熱が集まるような感覚があって顔を手で覆うと石けんの香りがした。
****************
やっちまった\(^O^)/
でも後悔はしてません^^^^^^^^^
ヘルヨハ表←覇王だった予定がなんか普通にヘルヨハ→表←覇王だよね^^
この覇王さまは嫉妬しやすいですね。←
ヨハンばっか見てないでこっち見ろよ。みたいな覇王さま。←←
ふふふ…ヘルヨハの一人称から性格まで色々分からない\(^O^)/
好きです。ヘルヨハ→表←覇王も。
ちなみに裏DXはみんなヘルとかです。
ヘルカイザー、ダークネス吹雪、ダークネス藤原、ヘルヨハン、覇王、もしかしたら魔王様とか洗脳された城之内とかも裏DX生徒です。(笑)
何この新しい設定^^^^^^^^^^
増えたらすいません←
ヘルヨハと覇王と相棒
基本的に寮内は自由行動である。
†うさぎは淋しいと死んでしまうんだって†
「でも君はちょっと違うと思うんだけど…」
パシ。カードをひっくり返しながらそう言うと
「元の部屋の面影すらないしなぁ」
ソファーに座るヨハンくんはそんな事を言った。
「あのね。…覇王くんじゃなくて、君の事なんだけど。」
「え?」
「君はブルー寮でしょ。いくら自由行動って言っても、もう戻らないと…」
パシ。
「あぁ、そんなの平気さ。部屋の電気は消えてるし、一応布団を盛り上げておいたし」
「…そういう問題じゃないんだけど…」
パシ。
「トラップ。」
「あ!えぇっ!?うわ、嘘!」
「待ったかけるか?」
「いや!かけないよ。まだ粘れるもん。」覇王くんは余裕たっぷりの笑みを浮かべた。うわ、珍しいもの見た!!
「でね、ヨハンくん」
パシ。
「君、戻らないの?」
「まだ戻らないさ。」
パシ。パシ。
「えぇ…ここでそれぇ?何で戻らないのさ」
パシ。
ソファーに座りながらヨハンくんは笑う
「もっと君を見ていたいからさ」
「なぁにそれぇ」
パシ!パシ。
「あーっ!!ちょ、覇王くんそれは…!!」
「墓地に捨てて貰おう。エンド」
「うわー…あーぁ」
パラパラ、パシ。
「ヨハンくん、君ねぇ…先輩をあまりからかわないでよ。」
「あぁ。すいません遊戯「先輩」」
「なんかそれも微妙…」
「ふふ」
パシ。トントン。
不意に覇王くんが机を叩いた。
「ん?」
「…あまりそいつに構わない方がいい。お前が疲れる」
ヨハンくんはゲラゲラ笑った。
「酷いなぁ覇王。何?遊戯「先輩」を取られて気に食わないって訳かい?」
「っ、そういう訳では、ない」
「ごっ、ごめん。覇王くん。僕つまんないデュエルしてた?」
「いや…そうでも無い。」
「そっか。なら…いいんだけど」
ギシッと音を立ててヨハンくんがソファーから立ち上がる。
「じゃあ、寂しがりやな覇王の為に俺は退散するよ。」
「ヨハン…ッ!!」
覇王くんは寂しがりやさんだったのか。あれ、でもそうするとヨハンくんが出ていったら覇王くんは、寂しくなるんじゃないの?
「それじゃあ、さよなら遊戯「先輩」。」
と、ヨハンくんは僕の手を掬って手の甲に唇をくっつけた。
ん?くっつけたって。ちょっと。
「なっ!!よ、ヨハンくん!?」
「はははっ、じゃあな覇王!」
「さっさと行け!」
笑いながら扉の向こうに踏み出すヨハンくんの後ろから覇王くんは扉を押してヨハンくんを閉め出した。
「ヨハンくん…何考えてんだろ…」
手の甲を呆然と見つめて居ると
「…武藤。」
いつもより少し低い声で覇王くんに呼ばれて驚いてしまった。
「へぁあっ!!何っ?」
「そこの水道で手を洗ってこい。」
「はいぃ?」
何とも言えない声で返事をしてしまったけど仕方ないと思うんだ。
何でいきなり手を洗えなんて言うんだろ。
突っ立っていると覇王くんがタオルを投げてきた。
「わっ!」
「なんなら風呂も使っていい。洗ってこい。」
えぇえ!?ていうか君ももうちょっと僕が先輩ってこと意識すべきだと思うよ?
「…分かったよ!洗いに行けばいいんでしょ。行くよ」
上着は袖が邪魔なので脱ぎ捨てて洗面所に行く。
手を洗い終わって部屋に戻るとキチンと、丁寧に畳んであった上着が置かれていて、僕は思わず笑ってしまったけど
「何が可笑しい」
と覇王くんに睨まれてしまった。
「じゃあ僕、もう部屋に戻るね。」
「あ……あぁ」
わざわざカードを見ていた手を止めて扉の前まで来る覇王くん。
「じゃあね。それにしても…やっぱり君、強いねぇ…」
「いや、あんたの方が強い。」
「今日勝ったくせに…」
「……いや、その…」
「ま、良いけどね!それじゃ、バイバイ!」
扉をくぐって手を振って歩き出す。
「ああ……さよなら」
今、凄く珍しい単語を聞いたような…。
「ふふっ…何か今日の覇王くん面白かったなぁ。」
でも本当にヨハンくんは何であんなことしたんだろう。
顔に熱が集まるような感覚があって顔を手で覆うと石けんの香りがした。
****************
やっちまった\(^O^)/
でも後悔はしてません^^^^^^^^^
ヘルヨハ表←覇王だった予定がなんか普通にヘルヨハ→表←覇王だよね^^
この覇王さまは嫉妬しやすいですね。←
ヨハンばっか見てないでこっち見ろよ。みたいな覇王さま。←←
ふふふ…ヘルヨハの一人称から性格まで色々分からない\(^O^)/
好きです。ヘルヨハ→表←覇王も。
ちなみに裏DXはみんなヘルとかです。
ヘルカイザー、ダークネス吹雪、ダークネス藤原、ヘルヨハン、覇王、もしかしたら魔王様とか洗脳された城之内とかも裏DX生徒です。(笑)
何この新しい設定^^^^^^^^^^
増えたらすいません←
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まめさんの脳内ネタ
†十代が自分の気持ちに気づいちゃった!!編
†亮表すれ違いラブ←編
†明日香と翔の「ラブラブ大作戦」編
†はおもてで、保健室ネタ
†カイザーがサイマジとソードマンに警戒された理由編
†タッグデュエル!!(吹表の方)編
†ヨハンと相棒のドキドキ図書室←←編
†相棒ブルー寮に体験入学編(微妙に「ラブラブ大作戦」ネタが入ります)
†ストーカーパニック!!(相棒総受け)
†エド、来襲編(まさかのエド表)
今浮かんでるネタ。^^^^^^^^^^^
死んでる\(^O^)/
ていうか全部DXじゃねぇか^^
むしろこれはどれが読みたいですか?っていうアンケートにすべき^^^^^^^^^
明日まで覚えてるネタは4つ位だけど←
いつもいつも、ネタを大量に浮かべて次の日に忘れて、忘れてなかったのを書く。の繰り返しです。
でも一時期忘れていたネタがまた回ってくる事もあります。
そういうネタはすぐ書けるんだけどなぁ…
行き当たりばったりなお話は何日もかけると話が曲がっていきます。
私はそれが嫌だー!!!!!
でもメモに取っておくと大変なんだよなぁ…
私の脳の空き容量が少なすぎるんでしょうか?^^^^^^^^
とりあえず上記のネタのいくつかはちゃんと書こう。
きっと全部は無理。\(^O^)/
オフの事また聞かれてしまったんですが…
オフの予定は無しです!!
むしろ本の作り方って???な子なので無理。の方が正しいような…
ていうか作っても売れる訳が無い\(^O^)/
あ、あと重大な事は
イベントにサークル参加。の意味が分からない^^^^^^^^^
どこかのサークル様にお邪魔するしか無いですね^^無理です。
大体何を本にすればいいのだ…
ゆぎおのDX?短編?それとも漫画?^^^^^^
振りだと漫画だよね。
でもお話考えるの下手な私には無理な気が…つまらん本になりまっせ^^^^^^
って感じで色々オフは無理です…。
H岡県に私が住んでたら合同誌をある方と出せたんですけどね^^^^^^^^←
でもDXの話はまとめてコピ本にしても良いような気はします(笑)
増えすぎ\(^O^)/もうすぐ20話ですよ^^^^^^^
そしたらもう通販のみの活動でも良いような…。
でも通販も分かりません\(^O^)/
死ねばいいのに…
相棒総受けのアンソロとか誰か企画してくれたら参加したい←←あ、でも参加者はタダでアンソロください←←(てめぇ)
でも相棒総受けのアンソロ企画できるよね。
闇表とか海表とか城表とかばく表とかマリ表とかDMだけでもいっぱいあるもの…
GX入れても良いんなら十表とかヨハ表とか亮表とか(←)増えるし。
初代入れればもう「相棒コンプリート」です☆←
誰か企画してみんな書けば(描けば)良いよ!!そして僕は鼻血を出す^^^^^^
†十代が自分の気持ちに気づいちゃった!!編
†亮表すれ違いラブ←編
†明日香と翔の「ラブラブ大作戦」編
†はおもてで、保健室ネタ
†カイザーがサイマジとソードマンに警戒された理由編
†タッグデュエル!!(吹表の方)編
†ヨハンと相棒のドキドキ図書室←←編
†相棒ブルー寮に体験入学編(微妙に「ラブラブ大作戦」ネタが入ります)
†ストーカーパニック!!(相棒総受け)
†エド、来襲編(まさかのエド表)
今浮かんでるネタ。^^^^^^^^^^^
死んでる\(^O^)/
ていうか全部DXじゃねぇか^^
むしろこれはどれが読みたいですか?っていうアンケートにすべき^^^^^^^^^
明日まで覚えてるネタは4つ位だけど←
いつもいつも、ネタを大量に浮かべて次の日に忘れて、忘れてなかったのを書く。の繰り返しです。
でも一時期忘れていたネタがまた回ってくる事もあります。
そういうネタはすぐ書けるんだけどなぁ…
行き当たりばったりなお話は何日もかけると話が曲がっていきます。
私はそれが嫌だー!!!!!
でもメモに取っておくと大変なんだよなぁ…
私の脳の空き容量が少なすぎるんでしょうか?^^^^^^^^
とりあえず上記のネタのいくつかはちゃんと書こう。
きっと全部は無理。\(^O^)/
オフの事また聞かれてしまったんですが…
オフの予定は無しです!!
むしろ本の作り方って???な子なので無理。の方が正しいような…
ていうか作っても売れる訳が無い\(^O^)/
あ、あと重大な事は
イベントにサークル参加。の意味が分からない^^^^^^^^^
どこかのサークル様にお邪魔するしか無いですね^^無理です。
大体何を本にすればいいのだ…
ゆぎおのDX?短編?それとも漫画?^^^^^^
振りだと漫画だよね。
でもお話考えるの下手な私には無理な気が…つまらん本になりまっせ^^^^^^
って感じで色々オフは無理です…。
H岡県に私が住んでたら合同誌をある方と出せたんですけどね^^^^^^^^←
でもDXの話はまとめてコピ本にしても良いような気はします(笑)
増えすぎ\(^O^)/もうすぐ20話ですよ^^^^^^^
そしたらもう通販のみの活動でも良いような…。
でも通販も分かりません\(^O^)/
死ねばいいのに…
相棒総受けのアンソロとか誰か企画してくれたら参加したい←←あ、でも参加者はタダでアンソロください←←(てめぇ)
でも相棒総受けのアンソロ企画できるよね。
闇表とか海表とか城表とかばく表とかマリ表とかDMだけでもいっぱいあるもの…
GX入れても良いんなら十表とかヨハ表とか亮表とか(←)増えるし。
初代入れればもう「相棒コンプリート」です☆←
誰か企画してみんな書けば(描けば)良いよ!!そして僕は鼻血を出す^^^^^^
そういえば朝から騒がしかった。
†ただ、それだけです。†
何時ものように相棒と話しながら理科の授業を受けていた時。
スパアァァァァァァァァァン!!!!!!!
と教室の扉が勢い良くスライドされ、
「遊戯ィ!!」
と怒鳴りつける声が上がった。
「え?」
「相棒、何も聞くんじゃない。幻聴だ」
「いや、でも…」
「遊戯。」
チッ来やがった…。
「何だ海馬」
珍しく登校したと思ったら堂々遅刻か?もう3時間目だぜ?
「アテム、貴様には関係ない。」
「おはよう海馬くん。いきなりどうしたの?授業中だよ?」
「遊戯、決闘だ。」
「はい??」
いきなり出て来ていきなり決闘を申し込んで相手を困らせるだなんて本当に自分勝手な奴だ。
相棒が目を見開いて困ってる。
「えーと、ね、今授業中だよ。」
「そんな事は分かっている。」
「じゃあ分かるよね?今は決闘なんか出来ないよ。」
「授業を休めば良いだろう」
「何言ってるんだよ!君、僕を留年させる気ぃ!?」
「貴様の頭が低レベルすぎるのだ!!」
また喧嘩が始まるな。オレは溜め息をついて相棒を見る。
「あ!ヒッドイ!!そんなハッキリ言わなくても!!」
「訂正して欲しくば大人しく構えるのだな!」
「言ったね!」
ヤバいな。それじゃあ海馬の思い通りだぜ相棒。
「海馬!!」
「む、何だアテム。」
「今は授業中だから昼休みにしろよ。飯食った後の相棒の方が強いだろうしな。」
そこまで言うとようやく相棒は熱が冷めたようで
「そだね。ご飯食べ終わった方が集中力とか増すもんね。じゃあ海馬くん、昼休みにね。」
とあっけらかんに言った。
「ふぅん…いいだろう。」
海馬もあっさり引き下がった。
気味が悪いぜ…。
それから再開された授業が終わると相棒は海馬の元に行き、
「ご飯一緒に食べるよね?」
と聞きに行き、海馬も一緒に飯を食うはめになった。なんてこった。
「あ、海馬君?もしかして登校拒否だった海馬君?」
食堂に着くなり海馬は獏良くんに捕まった。
「黙れ電波ぁ!!誰が登校拒否だ!!」
「えー?2年になって来るの4回目でしょ?今6月だよー?単純計算して60日の内4回しか来てないって事だよ?1/15の確率?あはははっ」
ケラケラと獏良くんは笑う。海馬は端から見ても限界だった。
「黙れ電波!!!!貴様には俺の忙しさが分からんのか!!」
「分かってるよ。社長さん。君が遊戯くんといるからいじめただけー」
好き勝手言うなり獏良くんはカウンターに行った。
「あー!!!!!!!」
やたら大声が後ろからするもんだから驚いて振り向いた。
「海馬先輩だ!!」
「十代君…」
強い決闘者が大好きな十代君はキラキラ目を輝かせて海馬に駆け寄る
「海馬先輩っ!お久しぶりです!オレの事覚えてますか!?タッグで戦ったんですけど…!!」
海馬は珍しく
「ああ。ヒーローデッキのか」
なんて返した。驚いたぜ…海馬が自分に負けた決闘者の事を覚えているだなんて…いや確かに苦戦した相手だが。
「今度は俺と、サシで勝負してください!!」
「いつか暇な日が有ったらな。」
海馬は頭をどこかにぶつけたのだろうか。気味が悪いぜ…。
「海馬くん、僕たち先にカウンターでご飯買って来ちゃうね。」
忘れられてた相棒がオレの手を引いて言うなり
「えっ、遊戯さん行くならオレも!!」
と十代君がついて来た。
「早く食わんと時間が無くなるな。」
そう言って海馬もついて来た。
席について食べながら話していると
「おやー?珍しい人が居るねぇ」
と天上院くんや丸藤、藤原くんの3人まで来た。
「久しぶり、海馬君。」
天上院くんは笑いながら座る。
後の2人も座り、ワイワイ話すところだが。
「遊戯、貴様…早く食べ終わらんか!!」
「うぅ…ぐ」
「相棒!そんな無理に早く食べようとすると体によくないぜ!!」
「そうだよ遊くん!そんなに急いだら詰まらせちゃうよ。」
「早く食べ終われ遊戯!!」
海馬が黙っちゃ居なかった。
「海馬…お前は黙れ!!」
「食べるのが遅すぎるだろう!!」
「うぐ…む」
「武藤君…せめて飲み物で…」
「海馬は何故そんなに急かすんだ…」
「そいつと決闘するからだ。」
少し涙ぐみながらハンバーガーを何時もより早く食べる相棒はとても辛そうで、海馬に対して殺意が芽生えた。
決闘するからだ。と言った海馬に対し、丸藤は溜め息をつきながら炊き込みご飯を口に放る。
「そんな事ばっかりやってると遊君に嫌われるよ海馬君。」
と天上院くんは少し毒づきながらオムレツを食べる。
「武藤君、手にケチャップ付いてるよ」
と言いながら紙ナプキンを相棒に渡す藤原くん。
「海馬、お前は自分勝手すぎるだろう!!」
そう海馬に言うと隣から
カタンッ!!!
と音がして隣を見る。
「た、食べ終わったよ!!行こう海馬くん」
律儀に何時もより10分も早く食べ終わって席から立った相棒が居た。
「相棒…」
こんなやつの為に…
と思ったのはオレだけでは無いようで、
「主の食事時間を減らすなんて…許せない…」
相棒の後ろにサイレントマジシャンの怒りに燃える姿があった。
海馬は始めて精霊を見た時から無視しまくっているのでやはり無視をして相棒と共に食堂を出る。
「ファラオ、どこでやるんだい?」
天上院くんが興味深々に聞いて来るが、特にどこで。とは言ってなかったから何時もの場所だろう。
「多分、中庭だぜ。」
そんな事を言って自分は相棒と海馬を追いかける。
中庭に着くと海馬は
「ワハハハハ!!やっと決闘ができるな遊戯ぃ!!」
と迷惑な声量で高笑いをした。
「久しぶりだね。君と決闘するの」
相棒はニッコリ笑いながら対応をする。
「でも僕が相手でいいの?もう一人の僕居るのに…」
「構わん。むしろオレは貴様と決闘しに来たのだ」
「ふぅん…そうなんだ」
2人でカードを交換し、シャッフルしてお互いに渡す。
「「デュエル!!」」
海馬、お前…そうとう恨まれたな。
「サイレントマジシャン!青眼の白龍にアタック!!」
「サイレントソードマン!プレイヤーにダイレクトアタック!!」
はっきり言って、相棒の最初の手札がチートだろそれ。って位良すぎた。
「ぐっ…」
「勝った!!」
サイレントマジシャンとソードマンが清々しい顔で帰って行った。
怖すぎるぜ…。
「何か一方的な感じだったねぇ」
「普通に海馬君も良い手札だったのに…」
「武藤の有り得ないドローには勝てなかったか…」
「遊戯さん強ぇー」
「海馬先輩1ターン目で究極竜出せてたのに…」
天上院くんと藤原くんと丸藤とヨハンと十代君の感想である。
「久しぶりにやったけどやっぱり凄いね海馬君。直ぐに究極竜出すんだもん。びっくりした」
「ふぅん…当たり前だ。オレのデッキの象徴だからな」
「でも直ぐに必要な4枚が手札に来るんだもん。凄いなぁ…」
「決闘者たるものそれ位出来んでどうする」
「えー?来ないときは来ないよー」
「修行が足りんのだ!!」
「修行ー…?」
仲良く話をする相棒と海馬。
くそ、あまり相棒に近寄るな海馬ァァ!!
「オレは仕事に戻る」
「え?」
相棒は素っ頓狂な声を上げた。
「ちょ、帰るって?」
「そのままの意味だ。オレは仕事に戻る。」
「えぇ…。」
バラバラバラバラバラバラバラバラ
と耳に痛い音を立てながらヘリが近寄るのが見え、そのヘリから梯子が垂れ下がり、海馬はヘリに乗った。
バラバラバラバラとヘリが遠ざかって辺りは沈黙。
「彼、遊くんと決闘したかっただけ?」
と言った天上院くんの言葉に相棒を除いた全員で無駄な出費だなぁと思う事しかできなかった。
*****************
社長やっと登場\(^O^)/
3天才がでしゃばったりしたのは趣味です^^^^^^^^^^^
藤原くんのキャラがまた分からなく^^^^^^^^^
社長は相棒と遊びたかっただけです。本当にそれだけです。
ヘリ代勿体ない^^
社長は朝から一応居たんですが、職員室、理事長、校長室に居ました。
サイレントマジシャンは主の事が世界で一番大切です。だから些細な事だと思われるような事でもブチ切れる事があります^^^^
ていうかこれもタッグデュエル終わった後の話かよ^^みたいな←←
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