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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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正←帝前提のろちみか。ろち→帝→正みたいな話です。
よろしければ、どうぞ




「どうしてですか」

ぎりりと爪を立てる少年に男は笑う。
「どうしてって…オリハラはヤバい奴なんだろ?だからお前の為を思って殴り飛ばしただけなんだがよ」
「頼んでません!!」

「…………そう怒るなよ。別にお前が嫌われた訳でもねーし」
「六条さん!!」
眉を吊り上げ叫ぶ少年に六条と呼ばれた男は喉を鳴らす。


「ハニーは心配性だな。妬けちまうぜ」

耳元で熱っぽく言われても少年は気にすることもなく
「その呼び方止めてください」
と冷たく返す。
「大体、女性専用じゃないんですか?」
「帝人はトクベツ」
「…………嬉しくないです」
「その内嬉しくなるさ」
「きっと、その前に僕達は敵同士です」
「敵?」
「ええ」
六条は帽子を押さえつつ笑う。


「俺が、お前の敵になる?なわけねーよ」

女が敵にならないのと同じ理由でな。
そう付け足しつつ六条は帝人の肩を叩き、歩き出す。

「………あなたは!」
思い切り振り向く帝人は声を張る。
その声が少し震えているのに気付いたのか六条は目をゆっくりと伏せ、帝人に向き直る。
「あなたは、僕の特別にはなれません」
解っているのでしょう?気付いているのでしょう?
と強い視線を送れば六条は肩をすくませる。



「さぁな、悪いけど俺は乙女心ってやつはよぉっく知っているんだが男の気持ちは分からなくてな。」


六条はじゃあなと手を振り池袋の喧騒へと消えた。

残された帝人は正直穏やかでは無かった。
腸が煮えくり返るような熱さではないが、それでも脳髄がチリチリと痛み、それでいて心臓は握り潰されたように痛み、帝人は悲しさや怒りが混じった感情を吐き出すように、ただゆっくり息を吐く。

……悲しいとか、淋しいとか思うのは狡い。
そう、狡いんだ。

「あなたに正臣を重ねるのを始めたのは、紛れも無い僕自身なのだから」
そう、六条さんに対して、可哀想だとか思うのは卑怯だ。
彼の優しさにつけ込む僕が一番の卑怯者なのに。
それでも、その事を知ってるくせに時たま正臣を演じるような彼にどうしてと問いかけたくなるのだ。


「どうしてそんなに……優しいんですか」

帝人は携帯を取り出し、液晶画面に映る名前を眺める。
暫く見つめた後携帯を耳に当て、深く息を吸って帝人は電子音に耳を澄ます。

傾いた陽がギラギラと帝人を照らしていた。


***************
初ろちみか。
ろっちー難しすぎてもはや誰www
ついったでも言ったけど正(←)帝前提が好きみたいですはぁはぁ…
とりあえずろっちーはかっけぇ!って言いたくなるような男だといいです……包容力あるというか…。
帝人は帝人で正臣を重ねる弱さがあればいいなぁ。でも実際演じられると正臣と六条どっちが好きなのかで悩んだり……やだ超楽しい設定(笑)


とりあえずお試しみたいな感じでのろちみかでした。くそう…ろっちー難しい……あれろっちーは六条千景…だよね…←



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