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「あんたは、いっつも笑ってるな」
†ささくれロマンス†
2人でテトラポットに乗って話している時、笑う武藤を見てそんな言葉が出てしまった。
案の定武藤はきょとんとしている。
「気を悪くしたならすまない…別に悪い意味ではなく」
「好きだった人にね。泣くなって言われたんだ」
「え?」
好きだった人?今まで友人としてそれなりに仲良く過ごしてきたつもりだったが武藤が色恋沙汰の話題を持ってきたのは
初めての事だ。
「うん。もう会えないんだけどね。僕が悲しんでる時とかぼーっとしてる時にさ、「お前がそんな顔をしていると俺が何かしてしまったのか不安になる」って言われてね」
笑ってるんだ。
そう言う武藤の瞳は夕焼け空に染まる海をそのまま映して光が波打っていた。
「…そうだな。あんたが笑ってないと、俺も調子が狂う。」
どうしてそんな悲しそうなんだ。
考えなくても解る事だが。
「そんな事を言ってくれるなんて、両想いだったんだろうな、あんたとその人は」
できれば自分の気持ちが気付かれないように、すぐにごまかした。
「だったら嬉しかったな」
武藤は笑った。
「…もう、会えないのか?」
そいつとは。
「会えないね。もう、ずっと」
どこか遠くを見る武藤に胸がざわつく。
「…そうか。…武藤、冷えてきたから帰るぞ」
「あ、うん。もう今の季節暗くなるの早いね~」
俺では駄目か?
その言葉は口に出してはいけないと分かっているのに。
今、言ってしまいたかった。
D.ホイールの後ろに武藤を乗せてヘルメットを渡す。
「遊星くん」
「ん?」
「ごめんね、感傷的になっちゃって。あはは…」
「別に構わない。」
「ありがとう」
行きと同じように武藤の腕が腰に回る。
背中にかかる体温を確認して走り出す。
できればずっと、背中にこのぬくもりがあればいいと俺は強く思った。
************
本当は!5000ヒットに使いたかったのですが!!
5DXなので泣く泣くただの作品←←
言ったらびっくりするよこれ!
覇表←星 という残念なカプ^^^^^^^^
本当残念だなww
覇王様は十代の二重人格面なので時が来たら消えてしまうとかそういう設定。
でも十代は相棒の事好きだと思うからもっとゴシャゴシャな関係。
実は遊覇好き様達への挑戦状だっt(黙れ)
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