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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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覇王お姉さんと弟十代くんとお姉さんのお友達武藤さんのお話


オレの姉・覇王は男勝りな性格のせいか、友達という友達が居なかった。
が、姉・大学一年生の春、ようやく友達という女友達ができたのである。

†スパイシーストロベリー†

だがしかし。オレはその事を知った時、正直あまり嬉しく無かった。理由は自分がシスコンだから。情けねぇ理由だけど。
でも当時のオレは本当に衝撃を受けていた。ガーンの効果音付きだった。

それでもオレは姉におめでとう。と言った。ついでに姉の友達に会って「姉をよろしくお願いします」と言おうなんて思って姉の友達に会った。
そこで問題が発生した。

あぁ…どこからいけなかったんだろうか。


「ただいまー」
ガチャリと玄関扉を開けて靴を脱ぐ。
と見慣れない靴が有るのを発見する。

ピンク色の可愛い系のサンダル。
オレの姉はこんなの絶対履かない。
という事はだ。

早足でリビングの扉を開ける。
「あぁ…お帰りなさい十代。」
「ただいま!…か、母さん、今、もももしかして…
     遊戯さん居るの?」

高鳴る胸を押さえて聞くと母親は笑って
「ええ。武藤さん来てるわよ。今お茶とお菓子持っていく所なの」
と言った。
ついでにオレが遊戯さんに会えるチャンスもくれた。
「母さん!!お、オレが行く!!」
「あらそう。ふふ…ならお願いね」
笑ってお盆を置いて母親は自分の部屋に戻って行く。

あぁどうする!!遊戯さんが来てるだなんて!!!!!
着替えてから行った方がいいか?でもそうすると2階で動き回るのも…いっか。カバンここに置くだけで!!
お盆を持ってドキドキしながら階段を一段一段上って行く。

コンコン。
ガチャリ。
「はおー、差し入れ持ってきた」
「あぁ…十代。おかえり。すまないな」
勝手に部屋に入ってテーブルの上にお盆を置く。
そして
「こんにちは十代くん。あ、おかえりの方が良かったかな?」
遊戯さんが笑って挨拶をしてくれる。
「遊戯さん!こんにちはっ!!」
ババッとお辞儀をしてオレは遊戯さんを見る。
にっこり笑う遊戯さんの顔に胸が高鳴る。
言わずもがなオレは遊戯さんに恋をしている。
姉の友達だからサバサバしてる人だと思ったらとんだ癒し系で初めて会った瞬間にオレは恋に落ちた。
が、問題はそこではない。

「十代。用が終わったのなら部屋に戻ったらどうだ。私は武藤と話をしているんだ」

問題は姉も遊戯さんに対してそういう…特別な感情を向けている事である。
まさかの姉弟で三つ巴だ。
恋なんて面倒だと言っていた去年の自分大正解。初恋のライバルが姉。
はっきり言って恋愛初心者のオレにはハードルが高すぎる。

「遊城さん。別に大した話じゃないから十代くんをそんな邪魔者扱いしなくても…」
「…武藤がいいなら」
「え?何の話してたんですか?」
大した話じゃないって事は聞いても害無い話だろう。なので聞く。
「あぁ…今度学校でやるイベントの話だよ。僕と遊城さん実行委員なんだ」
「イベント?」
「うん。文化祭…かな?」
「の委員会に覇王が入ってるんですか?」

「うん。」

有り得ねー!!!!!!
オレは心の中で叫んだ。
あの面倒な事大嫌いな姉が!?文化祭の実行委員!?面倒な事ばかりの委員会に覇王が!?
有り得ない!
思わず姉を見ると
「武藤が押し付けられていたのが見過ごせなくてな」
と言われた。
「お陰で僕は大助かりだよ~本当ありがとう遊城さん」
ニコニコ言う武藤さんに姉はふん。と照れ隠しにそっぽを向いた。
ゆ…遊戯さんってすげー!!
「文化祭っていつやるんですか?」
気になったので聞くと
「夏休み終わったら結構すぐだよ」
と返事が返ってくる。なる程、だから家でも話しているのか。
「来るなよ十代。」
「「えっ」」
行こうかなと思った瞬間これだ。
「な…何で行っちゃいけないんだよ。」
「お前に見せたら武藤が汚れる」
「なっ!!遊城さん!僕アレ採用してないからね!?」
汚れるって何だよ!!!!!!!覇王の中のオレって何!?
「採用しないとなるとやる気満々な奴らがガッカリするだろうな」
「うぅっ…」
「何?どーいう話?」
姉に聞くと
「僕達のクラス、仮装喫茶にするって話なんだけどね」
と遊戯さんから返事が返ってきた。
「女子は女子、男子は男子でくじ作って引いたんだけど僕当たっちゃったんだよ!!!メイド服が!!!!!!!」
真っ赤で真っ青な顔をして言う遊戯さん。
でも少し考えてしまう。メイド服の遊戯さん…
「十代。今お前が考えている事を当ててやろうか」
覇王から冷たい言葉が来た。
ん?でも待てよ?
「なぁ、覇王は何着るの?」
「ナース服だ」
!!!!!!?
堂々言う姉はさしてナース服を気にしていないみたいだがオレにとっては大問題である。
「ナース服!?誰だよそんなマニアックなくじ作ったの!!!!!」
「クラスの男子だな。」
「覇王はいいのかよナース服!!」
そう言った瞬間ピシッと空気が凍った。

「不本意だが、
  …武藤のメイド服が見れるなら…」
仕方ない。と言う姉にめまいがした。
というか照れ隠しに咳をしないでくれ!!凍った空気を自分で溶かさないでくれ!!

「止めてよー僕はメイド服なんて着たくないよー」
遊戯さんは半泣きである。
「いいじゃないか。お前に似合いそうだ。」
ふわりとかなり貴重な微笑を浮かべる覇王。
「むー遊城さんも格好良いナースになれるんじゃない?」
ぷくっと頬を膨らませて言う遊戯さんにオレはキュンときた。この人本当に大学生なんだろうか!!

「という訳で十代は来るな。」
「はぁっ!?」
しれっと覇王が言う。
いやでもナース服の覇王とメイド服の遊戯さんが居るなら行きたい。だって……眼福。

「えーっ!!いいじゃんか!!」
「馬鹿か。メイド服を着た武藤をお前に見せたら武藤がどうなる事か…」
「なっ、何もしねーよ!!」
覇王が至極真面目な顔で言うものだから力いっぱい反論してしまう。あぁ顔熱い。
「仲良いね2人とも」
ふふふ…と笑って言う遊戯さんの声がくすぐったかった。


**************
「Apple world」の春風さんが遊城姉弟なんていう美味しいモノを考えていてうっかりその設定で相棒を取り合って欲しいなーなんて思って春風さんに許可取って書かせていただきました!!!!!!
まさかのはおもて(百合)←十代!!
でも十代はシスコンでもあるので色々ゴタゴタです^^^^^^^^^^^
素敵な遊城姉弟が見たい方は春風さんのサイトへgo!!です。ニヤニヤ←←

年齢設定無視し過ぎな気がしますがそこは愛でカバーです^^^^^^^^^(死んでこい)
春風さんのみお持ち帰り可です。(要らない)

書いてて楽しかったです!!
春風さん色々ありがとうございましたっ^^*


タイトルは「えっ!何この苺っ、辛っ!!!」な感じで「罠」って意味にしたかった^^^^^^^^^どんな苺だよ^^^^^^^^←

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