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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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GとDのなんでもあり学園パラレル\(^O^)/
吹雪と相棒と明日香のターン!!!←←


「それで、これ入れたいんだけど…」
「ん~そうすると遊君のデッキが力不足になるからそれは僕のデッキに入れて…」

コンコン
「おや?ちょっとごめんよ」
「あ、うん。」


†2人だからこその†

吹雪君の部屋でタッグデュエル用のデッキを調整していると不意にお客さんが来たみたいだ。
「退散しようかな」
多分女の人が来るよね。うん。僕は退散しよう。
なるべく音を立てないようにカードを綺麗にまとめる。
今回はタッグデュエルのデッキだからか何なのかは分からないけどカードの精霊は殆ど出てこなかった。いつもこうだったらデッキ組み直せるのに…。

玄関のほうから女の人の声が聞こえた。
「うーん。玄関で話済ませちゃうのかなぁ。」
言った途端足音が聞こえてドアに目をやる。

キィ…

「あ」
開いた…。

「ほら、明日香。本当に居るだろう?」
吹雪君が女の人に話しかける。
「へ?」
何?僕の事??
女の人は驚いた顔をしてすぐ僕に駆け寄った。
「遊戯さん!!この人と組んで後悔してませんか!?」
「えぇ?」

「明日香~そんな質問は無いだろう?」
「でも自由奔放な兄さんと組んで…」
「こ、後悔はしてないよ」
一応これは本当なので女の人に言う。
ん?ちょっとまてよ?
「兄さん?」
女の人に聞き返すと後ろで吹雪君が、ああ!と手を叩いて
「遊君、紹介が遅れたね。僕の妹の明日香。1年の中でデュエルの腕は上位で自慢の妹さ」
「妹…」
2人を見比べる。なる程、髪型や顔立ちが似てる気がする。
「兄さん!そういう事言わないで。別に私はそういう気無いんだから。」
「あはは」
「遊戯さん!えーと、……兄を宜しくお願いします。」
「え、えぇ…?」
ペコリとお辞儀をする吹雪君の妹…天上院さん。
ちょ、そこに走るー?!
「いや、その。いつもお世話になってるのは僕の方だし…」
もそもそと鞄を膝の上に抱えて言うと吹雪君は不思議な顔をした。
「おや?何か用事でもできたのかな?」
「え?」
何の事?と付け足すと吹雪君は僕の方を指差して言う。
「鞄。デッキも見当たらないし…」
「ああ…お客さん来たから帰ろうかなって思って…」
「ええっ!?」
反応したのは天上院さんの方だ。
「帰っちゃうんですか?」
「え、だって天上院さんは吹雪君に用が有ったんでしょう?」
「いえ、あなたと兄が組むと噂で聞いて確認したかったんです。本当それだけですから。」
「だから遊君が帰る必要は無くなったって事だねー」
「ぇえ…」
何だろうこの「帰らないで」状態は。
ていうか天上院さんは吹雪君の事どういう風に思ってるんだろうか…
「遊戯さん、今デッキ調整しているんですよね?」
「う、うん。そうだよ」
「私、色々学びたいので遊戯さんのデッキ調整見たいです。」
えぇー…其処までする程のものでは無いと思うけど…
「まぁ…時間まだ余裕だし、吹雪君が良いって言ってるからデッキ調整しよっか。」
「ありがとうございます!!」
だから、其処まで大層な事じゃ無いよー……!!


「うーん。これどうしよう…」
「どれどれ?」
「この罠なんだけど…使えたら面白いよね。」
「ん~使えたらって言っても条件少し厳しいねぇ。」
「あ、やっぱり?」
「でも入れておきなよ。使えるかもしれないし」
「そっか。」
「遊君、この魔法なんだけど…」
「そっちよりこっちの方が良いんじゃないかな…?そしたら…これとあれが…」
「なる程。でもこれ遊君とは相性悪いかな?」
「ううん、そうでも無いよ。」
「なら入れようかな。」
「うん。そうしなよ」
ずーっとこんなやりとりを繰り返してデッキが結構組めてきた時に天上院さんはポツリと言った。
「やっぱりタッグデュエル用に2人でデッキを調整した方が良いんですか?」
まぁ…吹雪君と僕はこんな真剣にやってるけど他のみんなは意外に組み直したりはあまりしない。
「うーん。やっぱり組む相手によって替えた方が良いのもあるけど…でも天上院さん前回と組む相手一緒でしょう?」
「え、えぇ…」
「だったら、組んだ人がどういうカードをあまり使わない。とかは分かるから天上院さんが2、3枚代える位でも良いんじゃないかな?
ちなみに僕はもう一人の僕と組んでた時一枚しかカード代えなかったよ。」
「「えっ!?」」
2人は驚いてこっちを見る。
「だって、もう一人の僕のデッキと自分のデッキで連携とか無理そうだったし…」
「へぇ…まぁ…そうかもしれないけど」
「そうだったんですか…」
「でも今回はちゃんと連携出来ればいいなぁって思って。吹雪君と僕のデッキ、タイプ随分違うし。」
「結局、組み直すのも組み直さないのもペアの人によるんだよ明日香。自分のデッキをよく知っている相手と組んだら自分の代えたカードが迷惑になる事だってあるし。」
ハッキリ言うなぁ吹雪君。
「分かりました。私パートナーと少し話してきます。」

カタリと音を立てて天上院さんは立ち上がる。
「頑張ろうね」
僕が後ろから声をかけると天上院さんは振り向いて
「はい!」
と力強く言った。

「うーん。遊君、やっぱり僕これ入れたいなぁ。」
吹雪君は一枚の魔法カードを見せて言った。
「だぁめ!!それはダメ!チートカードだよそれぇ」
「うーん。僕は面白いと思うけど…」
「失敗したら僕らが痛いし、成功したら相手が萎えるよ。」

「あはは。それも一理ある。」


「優勝、出来ると良いねぇ。」
そう呟くと吹雪君はニッコリ笑って
「だね。そうでもしないと僕がナム達に呪われそうだ。」
と言った。


タッグデュエル大会開幕まであと少し。




**********
やっと終わった\(^O^)/
結構前からポチポチ打ってたやつ。
カイザーの哀れさは異常。
吹雪の優遇さも異常^^^^^^^^^
3天才好きです。性格よく分かってないけど←←
チートカードは各自ご自由に考えて下さい。(笑)

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