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只今Drrr中心。よろず倉庫です。たまに鬱。 現実逃避ばかり。常に\(^0^)/
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企画第4弾!!
闇表な感じ←←DX設定です!!


「トメさん!!相棒が死んでしまうかもしれない!!!!!」

「な…なんだってー!!!?」

†君が居ないとさ、駄目なんだよ!!†

「ど、どういう事ですかアテム先輩!!!」
「武藤くんが死ぬかもって…!?」

「とにかくトメさん!
  お粥を作ってくれないか…!?」

「は?」

「あ…アテム先輩、ちょ、ちょっと落ち着いてください!!」

十代君に言われて自分が慌てている事にようやく気付く。

「あ…あぁ…」
「武藤くんがどうしたんだい?」
トメさんが心配そうに聞く。
「相棒が凄い高熱を出して倒れたんだ!!」
人間ってあんなに高熱が出るもんなんだな。驚いたぜ!!
「えぇっ遊戯先輩が倒れたんですか!?」
「あぁ…相棒を起こしに行って、相棒が歩こうと立ち上がった瞬間に……!!」
いきなりパタリと倒れた小さな体。あれは本気で恐ろしかった。死んでしまったかと思った。

「分かったよ!じゃあ急いでお粥を作るからアテム君はその間に朝食を食べてなさいね!」
「あぁ分かったぜトメさん」
いつもの定食を出されて受け取る。
「あ。おはようございますアテムさん!」
「あぁ…おはようヨハン君」
「おーっすヨハーン!!」
「!十代も居たのか。はよー」
そこでヨハン君が不思議な顔をしたので先手を取る

「相棒は今日休みだぜ」
「!!そうなんですか!?」

「ああ。高熱ですごぶる体調が悪いみたいだ。」
「えーっ!?風邪ですかね?」
「そうだといいんだが。」
とりあえず3人で朝食を食べる。
「遊戯さんのお見舞い…」
「それについては心配しないでくれ十代くん!!オレが相棒をずっと看ているからな!」
「あれ?アテムさんもしかして今日…」
「鋭いなヨハン君!オレは今日学校には行かないぜ!!」
「「えーっ!!!?」」
2人が大層驚いた顔をしてこっちを見る。
「当たり前だぜ。相棒のライフが半分以下なんだからな」

「アテムくーん!!」

トメさんが大声で呼ぶ。お粥ができたのか。
食べ終わった食器を持っていきトメさんからお粥の入った器と盆を貰い、十代君とヨハン君に別れを告げて食堂を出る。

「相棒……死なないでくれよ…」
ポツリと呟いて廊下を歩く

コンコン
「相棒、入るぜ。」
扉を開けて入ると布団に潜っている相棒の姿が有った。

「起きてるか?」
布団に向かって話しかけるとモゾリと動いて
「………うん。」
と真っ赤な顔の相棒と目が合った。
ゼェゼェと荒い息をしている相棒は本当につらそうだ。

「トメさんにお粥作って貰ったぜ。食べれるか?」
「うん……食べるー……」
返ってくる声の弱々しさがまた熱の辛さを訴えているようだ。

「無理はするなよ。食べ終わったら薬飲めよ」
「うん……」
ノロノロと上体を起こす相棒。
「相棒…1人で食べれるか?」

「これ位平気だよ……」
「そうか。ならオレは氷を調達してくるぜ」
「うん」
お盆を相棒の膝に乗せて部屋から出て行く。
寮の冷凍庫に氷はまだ有っただろうか…。とりあえず早く行って早く帰って来なきゃな…。

それにしても相棒は本当につらそうだった。寝かしといて後で飯を食わせれば良かったのだろうか……。

カラカラと氷を桶に入れる。氷は意外に沢山有った。有り難く使わせてもらうぜ。
早歩きで相棒の部屋に戻ると相棒はまだお粥を食べていた。
「相棒、入らないなら残せよ?」
「…うん………」
桶に水を入れてコップにも水を淹れる。
相棒の側に寄ると相棒のレンゲが止まっていたので粥の盆を取り上げて風邪薬と水を差し出す。
「ほら、これ飲んだら寝ようぜ」
と言うと相棒は笑って薬を飲んだ。

「ごめん、ね…もう1人の僕……」
「気にする事じゃないぜ!」
「…おやすみぃ…」
「おやすみ。」
赤い顔が目を閉じたのを見て額に濡らしタオルを乗せる

「ふー…これでひとまず安心だな。」
とりあえず熱が半端ないからこまめにタオルを冷やしてやらないと…。
欠席については城之内君にメールを送ったのでまぁ支障は無い。
といっても城之内君はまだ寮から出ていないかもしれないが。

「さて、オレはどうするか」
タオルはまず起こさない程度にという事で10分置きに代えるとしてもだ、今日学校休むのだからその10分(×何回か)を有効活用したい訳だ。

「……デッキの調整でもするか」

カードを取りに行くために部屋に一旦戻る事にした。




パシャン
水音が聞こえて目を開ける。天井がオレンジ色に染まりかけてる。
あれ?今日もう休日だっけ。
いや違う!!と思って、驚いて目を見開くと
「目が覚めたのか!!調子はどうだ相棒?」
ともう1人の僕が言う。
あぁそういえば僕熱出して休んでたんだよね。うん。
酷い所はなさそうだからむくりと起き上がる。
「あ…相棒、何か欲しいものは?」
恐る恐るといった感じでもう1人の僕は尋ねてくる。
うーんそうだなぁ
「水飲みたい……かな」
そう返すともう1人の僕は「冷たいやつ持ってくるぜ!!」と走って部屋から出て行ってしまった。

「あ…体温計」
僕の部屋には無いはずの体温計。もう1人の僕が持ってきてくれたんだろうなぁ。
有り難く使わせてもらお。

パタパタ音がしてもう1人の僕が帰ってきた。
「水だぜ!!」
「ありがとう。」
右手で受け取る。
冷たくて気持ちいいー。勿体無い気がするけどゴクリと飲む。
「はぁあ~生き返るー」
「熱はもう平気なのか?」
「うーん朝よりは全然楽だよ。今計ってるけど…」
「そうか…」
「今何時?」
「4時位だな。」
「げー!!僕そんなに寝てたの!?」
「あぁ。そうみたいだな」
信じられない。もう授業終わったかなぁ…。
ピピピピピピ!!
「あ」
体温計が鳴ったや。何度だろ。
「うーん…」
「何度だ?」
「7度6分」
「微熱より少し高い……か」
「まぁ全然楽だからまだちょっと起きてたいなー」
「辛くなったらすぐ寝ろよ?」
「わかってるよ!!」
全く君って過保護だよね!

コンコン

扉が鳴る。誰だろう。先生かな?
「はぁい。どうぞ」
ガチャ
「よーっす遊戯!見舞いに来たぜ!!」
「遊戯先輩平気ですかっ!?」
「遊戯さん具合はどうですか!?」
城之内君、十代くんヨハンくんの3人が突撃してきた。
「3人とも……有難う!心配してくれて」
「心配すんのなんか当ったりめーよ!!!」
「「熱はどうですか?」」
「今7度後半かな。大分楽になったよ」
城之内君がガサガサと袋を漁る
「ほれ遊戯!トメさんから桃貰ったから食おーぜ!!」
「えっ!トメさん桃なんてくれたの!?」
「人徳ってやつだな!オレが剥いてやろう」
城之内君が果物ナイフを持ち出したので焦った。
「ちょ、城之内君剥けるの!?潰さないでよ!!?」
「耐えて貰うしかねーだろ桃に」
「城之内君!桃の守備力なんて100も無いぜ!」
「城之内さん!多分これ熟してるんで手でも剥けると思います!!」
「あ…そう」
なら手で剥く。と言って城之内君はもう1人の僕と水道の近くに行った。
「十代くんもヨハンくんもごめんね。心配かけちゃって」
「謝る必要無いですよ!」
「そうですよ。それにみんな心配してましたよ。」
「えっ、みんな?」
「今日2年全体の実習で2年全体に遊戯さんとアテムさんが居ないって話が回ってお昼休みに1年全体にも話が回ったんですよ」
ヨハンくんが説明をしてくれる横で十代くんが噂って広まるの早いですよねと笑って言う。
「桃剥けたぜー!!」
「有難う城之内君!もう1人の僕!」
トメさんはお皿も入れてくれたのか人数分の皿に乗って桃が来た。

「冷たくて美味しいね」

「風邪には桃だよな」
城之内君がしみじみ言う。
僕は笑って桃をまた食べた。

「お。そうだ遊戯。もしかしたら獏良や吹雪達も来るかもしんねぇ」
「え?」
「いやーあいつらに話したらお見舞い行かなきゃーだの言ってたからさ」
「本当に?僕寝てたらどうしよう!!」
「いいんじゃないか?放っとけば」
もう1人の僕って冷たい所あるよね!!

「遊戯さん夕ご飯どうするんですか?」
「うーんどうしようかなーまだ沢山は食べれない気がするんだよねー」
「またトメさんに頼むか?」
「そうして貰おうかなー」
「あ、俺ペットボトルの水買って来ましょうか?」
「本当?ヨハンくんありがとー助かる!!」
「うし!じゃあ桃も食ったしオレは部屋に戻るとするぜ!!」
「うん。今日は有難う城之内君!!」
「じゃ、一旦俺達も戻ります」
「また来ます」
「うん、2人も有難う!」


3人が部屋から出て行ったのを見て相棒は

「ちょっと不謹慎?だけど得した気分になるよね。」

と嬉しそうに言った。


お題†風邪引きラプソディー†
************
4つめ!!闇表っぽい総受け?みたいな????\(^O^)/
ヘルヨハ表で、ヘルヨハが相棒にベタベタ触る話にするかかなり迷ってました。(ヘルヨハ自重^^^^^^^)
でもアンケートで闇表希望の人が居たので久しぶり←←に闇表な感じで!
まぁ結局みんな相棒大好き!な締めですが^^^^^^^^いいんだよ総受け好きな人も居たから!!

いつものごとくフリーです。気に入ったら携帯にでも保存どうぞ←

どうでもいいですが豆は平均体温低い子なので微熱が辛いです。
小学生の時朝起きて計ってたり、書類の関係で計ってたりするんですが5度前半が殆どです。
死人レベルの4度とか叩き出した事ある。←

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