兄上と一緒。超番外

兄上と一緒。超番外編。信幸様捏造注意。

†弁丸といっしょ。†

ピンポーン。

兄上が本家に一旦行って、今日帰ってくる筈なのだが、誰か来てしまった。

「はい。」
ベルに繋がっている内線を取ると聞き覚えのある声で

「すまないな姜維ー開けてくれ～」
と言われた。

「どうしたんですか信幸様っ!?」
扉を急いで開ける。何故兄上が帰ってくる筈なのに兄上の兄上が…

「ははっ、ちょっとな。ほら、弁丸～姜維だぞ～」

「!!」

信幸様の腕には幼子。
まさか

「まさか稲様との子…」

「ではないよ。」
「ないよー」
幼子が真似て言う。

「ほら、弁丸。あいさつは?」

「おはよーござーます」
「よくできました」

真っ黒の目でこっちを見てあいさつをする幼子はどこか兄上や信幸様と似ていた。

「信幸様…この子は…」

「幸村だ」
にっこり笑って信幸様は言う。

「はい!?」
「べんまるー!!」
幼子は弁丸と言ってるのに信幸様は兄上だと言う。
「え?」

困惑していると信幸様が小さな声で
「弁丸は幼名でね。」
と教えて貰ったけれど
「えぇ??」
やっぱり兄上がそんな?え?

「実は私もよく分からないのだが…どうも」

「どうも…?」

「昨日久々に幸村と酒を酌み交わしてたら幸村が子供になったみたいだ。」
あははと笑う信幸様。

「…」

全く笑えない。

「ほ、本当に兄上なんですか?」
「うん、私の名前を言ったら驚いていたよ。「あにさまがおとなになってる!!」って泣き出してね…宥めるの苦労したよ…」
まぁとりあえず子供の時の幸村でも君に楽しませてあげようと思って連れてきてみたよ。
とそっと兄上を差し出す信幸様。

「兄上…こんなお姿に…」
なぜなってしまったんですか…そんなにお酒苦手でしたっけ?

「べんまるー!!」
「弁丸と呼んでおあげ。」
「えぇ!?そんな…兄上を呼び捨てには…」
「へんじしないもん!!」
「ほら、呼んであげなさい。」

「べ、弁丸。」

「なぁに?」

「っ!!!!!」

思わず可愛いとおもってしまった!!

「あの、信幸様…べ、弁丸は何を食べるんですか?」

「普通に人間食だけど?」
「いえ、あの離乳食とかそういう…」
「少しご飯は柔らかめに炊いてあげなさい。」
「はぁ…信幸様はこれから…」
「無事に手渡したから稲を慰めに帰るよ。」
「慰めにって…」
「いやね、私が弁丸を全然離さなかったから…「信幸様ばっかりずるいです!!」って言われてね…」
「……」
それは…確かにずるいかもしれない。

「あにさま!いってしまうのですか!?」
私の腕から身を乗り出して兄上が信幸様の袖を掴む。

「おやおや…困ったなぁ…弁丸、私は今日稲の家に行かなくてはならないんだ。すまないね」
「いなさまのところにいくのですか。おきをつけて!」

舌っ足らずな言い方にキュンとする。流石兄上…!!

「では、達者で」

「はい。信幸様も稲様に嫌われませんようお気をつけて」


「さて、…弁丸。何がしたいですか?」
つい敬語になってしまった…。
「きょーいとおふろにはいる!!きょう、あにさまとあさに、はいれなかったのです!!」
風呂。予想外の返事が来てしまった。
「わ、わかりました。」
でも、弁丸の服なんてあるのだろうか…

こっそり心の中で謝罪しながら兄上の部屋に入り、タンスを覗かせてもらうと一段だけ小さい服が入っている段があった。

「まさか兄上は酒を飲むと子供になる体質と自分で理解していたのか…!!?」

これが一回目では無いのか!?
そう思いながら弁丸に合いそうな服を持って私は兄上の部屋から出るのだった。

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酒を飲むと子供になるってあるあ…ねーよww
姜維ばかすぎる!!(笑)
このあとも弁丸にメロメロキュンキュンして一緒の布団で寝て次の日には幸村に戻ってるとかそういうオチ＼(^O^)／
素晴らしい位姜幸じゃないですか^^^^^^^←←
信幸様捏造すみません!!性格は幸村よりもぼんやりしてる感じです。
そして続き書かないって最悪の〆。
多分趙雲いたら姜VS趙という夢の対決見れたww
「弁丸くん～君の運命の人だよ～」みたいな!!キモ!!常山に帰れ^^^^^^←←